「制裁決議」は卑劣な国家テロ犯罪
−2017年9月13日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮アジア太平洋平和委員会(ア太委)は13日、全文次のようなスポークスマン声明を発表した。

 去る8月7日、朝鮮政府は、もし米国が我々を圧殺しようとする無謀な試みをやめずに軽挙妄動するなら、我々はいかなる最終手段もためらわないし、辞さないであろうという厳正な声明を発表した。

 9月10日には朝鮮外務省も、米国が国連安全保障理事会でより過酷な不法、無法の対朝鮮「制裁決議」をあくまででっち上げる場合、我々は米国に史上類例のない困惑を与えるであろうと警告した。

 これは、空言を知らない朝鮮の変わりない公式の立場である。

 にもかかわらず、米国は12日、国連安保理の「挙手機」を動員して新たな対朝鮮「制裁決議」第2375号をでっち上げる横暴で卑劣な国家テロ犯罪をまたもや働いた。

 このニュースに接した朝鮮の千万軍民は、強盗の米帝に対する込み上げる怒りとその追従勢力に対する憎悪で心臓をたぎらせ、国家あげての、人民あげての反米対決戦に力強く立ち上がった。

 ア太委は、報復の一念で燃えるわが軍隊と人民の声をそのままこの声明に込める。

 いま、わが千万軍民は、「制裁決議」でっち上げの主犯である米国を狂犬のようにこん棒でたたきのめさなければならないと一様に強く主張している。

 米国は、世紀と世紀をまたいでわが人民を殺りくし、苦しめている不倶戴天の敵である、このまま生かしておけないオオカミの群れである、我々の自主権、生存権を無残に踏みにじっている強盗の群れを許してはならない、我慢にも限界がある、米帝侵略者を撲滅する時が来た、米国の地を焦土にしよう、暗黒世界にしよう、これまで着実に準備した報復の手段を総動員して我々の恨みを晴らそうと一様に要求している。

 米国の制裁騒動に便乗してあざとく立ち回った日本の島国連中に対する指弾の声もまた、激しく上がっている。

 千年来の敵である日本の醜態を見るほど怒りが込み上げる、わが人民に永遠にすすげない罪を犯しておきながらも謝罪一つまともにせず、米国の「制裁」に踊らされて憎らしく振る舞う奸悪な連中を放っておいてはならない、日本列島上空を飛び越える我々のICBMを見てもいまだに目を覚ませず意地悪く振る舞う日本にはっきり目に物見せてやらなければならない、取るに足りない日本列島の四つの島をチュチェの核爆弾で海に沈めなければならない、日本はもはや我々の近くに置く存在ではない、これがわが軍隊と人民の激高した声である。

 南朝鮮かいらいに対する怒りは、よりいっそう研ぎすまされている。

 同族の皮を被った米国の犬がまさにかいらい逆賊である、より強い「制裁」で同族を圧迫すべきであるだのとあまりにも醜悪に振る舞っている、これ以上暴れられないようにかいらいをまずたっぷり懲らしめよう、集中砲火で親米逆賊の群れを一掃しよう、それでわが民族皆が統一した一つの国土で世界にこれ見よがしにさらに強盛繁栄することができると叫んでいる。

 人類の平和と安全は投げ捨てて、米国の盗用機関に転落した国連安保理に対するわが千万軍民の激烈な糾弾もまた、嵐のように降り注がれている。

 米国の言いなりになっている機関の有象無象に対する憎悪で歯ぎしりする、国連安保理というのは世界の平和と安全を保障する機関ではなく、むしろ、無残に破壊する悪魔の道具である、正義も道義も良心もすべて投げ捨てて対朝鮮「制裁」に手をあげたずうたいの大きさにそぐわない国やドルの誘惑に屈服した国の姿も見るに忍びない、このような国が集まる場所が国連安保理なら、そのような機関が果たして誰に必要なのか、直ちに解体しなければならないというのがわが千万軍民の強力な要求である。

 米国と追従勢力に向けたこの激怒した声は、そのまま朝鮮人民の声明である。

 米国と敵対勢力は、はっきりと知るべきである。

 犬がほえるからといって山が崩れることはなく、腐った網にも劣る「制裁」が怖くてたじろいだり、なすべきことをできないわが軍隊と人民ではない。

 極悪な「制裁決議」のでっち上げは、我々に信じるものは、もっぱら自分の手に握った自衛的核戦力だけであり、天が崩れ、地が落ちても並進の一路だけを進もうとする不変の意志をさらにしっかりかためさせている。

 米国とその追従勢力は、地球も破壊する絶対的力を握って敵撃滅の活火山を爆発させるわが千万軍民の恐ろしい気概を直視してむやみに狂奔してはならない。【朝鮮通信=東京】


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