2017年 朝鮮民主主義人民共和国

8月の主な動き
−新聞名などがないものは朝鮮中央通信。*は報道日。−

 1日 −スイスの建国記念日に際し、フィスラー開発協力庁朝鮮事務所所長が宴会催す。
 −平壌で金正日総書記の「祖国の懐」創作65周年に際した児童、生徒の詩と歌謡の舞台。
 
 2日 −両江道三池淵郡で全国地震および火山部門科学技術発表会。

 3日 −朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長がイラン大統領就任式参加のためテヘラン到着。(11日帰国)
 −金正日総書記の祖国統一関連の著作発表20周年記念平壌市報告会。
 −平壌で全国8月3日一般消費展示会開幕。
 −イラン駐在朝鮮大使館の開館式。
 ※インドネシアでの世界切手展覧会開催に際した切手。
 −佐野通失氏を団長とする日朝友好教育交流代表団が訪朝。(〜10日)

 5日 −李容浩外相を団長とする朝鮮代表団がフィリピンでの東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議参加のため平壌出発。(1O日帰国)
 ・ARF閣僚会議演説。(7日)
 ※朝鮮の映画科学研究所が3D映像作品を新たに製作した。映画は動物の生態と特技を見せるものと、アニメのアクションシーンを3D映像で再編集したもの。

 6日 −朴奉珠総理、パキスタン首相に選出されたアバシ氏に祝電送る。
 −李容浩外相、パキスタン外相に任命されたアシフ氏に祝電送る。

 7日 −金永南委員長、ASEAN創立5O周年に際してASEAN諸国国家首班に祝電送る。
 −李容浩外相、ASEAN創立50周年に際してASEAN諸国外相と事務局長に祝電送る。
 −李容浩外相、べネズエラ外相に任命されたアレアサ氏に祝電送る。
 −最高人民会議常任委員会の金永大副委員長、ASEAN創立50周年に際してASEAN諸国駐朝外交代表と会見。
 −朴奉珠総理、平安北道の各部門の活動を視察。
 −メイレ農業・畜産・食糧相を団長とする赤道ギニア政府代表団が訪朝。(〜11日)
 ・高人虎副総理兼農業相と会談(8日)、金永大副委員長が会見。(10日)
 −第7回羅先国際商品展示会開幕。

 8日 −ASEAN朝鮮委員会、ASEAN創立50周年に際して宴会催す。
 −カナダ首相特使であるダニエル・ジャン国家安全保障担当首相補佐官一行が8日、平壌に到着した。
 朝鮮中央裁判所の9日付の判定に従って、朝鮮に反対する敵対行為を働いたことで無期労働教化刑を言い渡されて教化中にあったカナダ公民の林賢洙氏が病気のため、人道的見地から保釈された。特使一行は10日、帰国の途に就いた。
 ※ICBM「火星14」型の切手。

 9日 −朝鮮中央通信、「朝鮮中央裁判所の9日付の判定に従って、わが共和国に反対する敵対行為を働いたことで無期労働教化刑を言い渡されて教化中にあったカナダ公民の林賢洙氏が病気のため、人道的見地から保釈された」と報道。
 −朝鮮代表団、ジュネーブ軍縮会議の第3会期会議で演説。
 −朝鮮政府声明に全幅の支持を寄せる平壌市民集会。
 ・各機関、道市郡でも集会。
 −国際ヨガの日に際した説明会。
 −平壌で第3回教育部門仮説・アイデア発表会。(〜10日)

 10日 −金永南委員長、ルワンダ大統領に再選されたカガメ氏に祝電送る。
 −最高人民会議常任委員会、平壌の黎明通り建設の完工に寄与した活動家を表彰する政令発表。
 −最高人民会議常任委員会、5月21日先鋒隊称号を制定する政令発表。
 −平壌で全国大衆芸術部門民族音楽コンクール。(〜11日)
 −趙澣柱委員長を団長とする在日本朝鮮人教職員同盟代表団が平壌離れる。
 −エクアドルでの第64回世界軍事5種選手権大会参加の選手が帰国。朝鮮は金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個獲得。

 11日 −姜兌桓副会長を団長とする在日朝鮮人平和統一協会代表団が訪朝。(〜25日)

 12日 ※朝鮮労働党の崔龍海副委員長、平安南道安州市の祥瑞協同農場の青年分組を視察。
 −最高人民会議代議員の白頭山地区革命戦跡地参観。

 14日 −朝鮮労働党の李洙墉副委員長、ネパール共産党(統一マルクス・レーニン主義)の高位指導者ネパール氏と会見。
 −ナリブト副党首を団長とするカンボジア民族統一戦線代表団が訪朝。(〜21日)
 ・金永南委員長が会見。 (21日)
 −白頭山山頂で白頭山の太陽を迎える集会。
 −平壌で朝鮮少年団全国連合団体大会。

 15日 −李洙墉副委員長、ナイジェリア人民進歩党のオグボンナ全国委員長一行と会見。
 −朝鮮解放72周年に際し、駐朝ロシア大使館員が解放塔に献花。
 −平壌で2017年白頭山偉人称賛大会。
 −平壌で第5回白頭山偉人称賛国際祭典参加の外国人への朝鮮の勲章およびメダル授与式。
 −白頭山偉人称賛大会の国際準備委員会と朝鮮準備委員会、白頭山偉人称賛国際祭典参加者のために宴会催す。
 −祖国解放72周年に際し、各地の金日成主席と金正日総書記の銅像に献花。

 16日 −金永南委員長は16日、ケニア大統領に再選されたケニヤッタ氏に祝電送る。
 一崔龍海副委員長、平壌自動化器具工場を視察。
 −李洙墉副委員長、メキシコ人民社会党のカルロス書記長とネパール共産党(マルクス・レーニン主義)のマイナリ書記長一行と会見。
 −朝鮮解放72周年に際し、ミナエフ駐朝ロシア臨時代理大使が宴会催す。
 −平壌で朝鮮人民との連帯集会。
 −平壌で国際的な図書・文芸作品懸賞応募入選者の表彰式。
 −平壌で朝鮮国家宇宙開発局の科学者と白頭山偉人称賛国際祭典参加者の対面の集い。

 17日 −金永南委員長、白頭山偉人称賛国際祭典参加の外国人と会見。
 −平壌で白頭山偉人称賛国際祭典参加者の親善交歓会。
 −大学生体育協会委員長である教育委員会のチョ・チョル副委員長を団長とする同協会代表団が中国台北での第29回ユニバーシアード夏季大会参加のため平壌出発。
 −孫光浩副委員長を団長とする朝鮮オリンピック委員会代表団がユニバーシアード夏季大会参加のため平壌出発。
 ※平壌の自然博物館の切手。

 18日 −金永南委員長、シエラレオネでの大雨による洪水と土砂崩れでコロマ大統領に見舞電送る。
 −李洙墉副委員長、ナリブト副党首を団長とするカンボジア民族統一戦線代表団と会見。
 −朴奉珠総理、スペイン・バルセロナでのテロ攻撃でラホイ首相に見舞電送る。
 −李容浩外相、バルセロナでのテロ攻撃でダスティス外相に見舞電送る。
 −李洪潤副委員長を団長とする在日本朝鮮留学生同盟代表団が訪朝。(〜9月4日)

 19日 ※最近、開城市仙跡里で第15代高麗王の粛宗の墓が新たに発掘された。朝鮮民族遺産保存社の研究チームが、国家科学院地球環境情報研究所の研究市とともに高麗王陵が存在し得る地点の空間分布特性を分析し、墓の位置を実証した。
 研究士と発掘隊員は、開城市民族遺産保護管理所と高麗博物館(開城市)の研究士と5月から6月の20余日間、仙跡里で発掘をおこなって粛宗の墓を発見した。仙跡里の機関所在地から西に3キロほど離れた低い山の斜面の中腹に位置する墓の規模は、南北29メートル、東西13メートルほどで、東西に置かれた4つの土台によって区分される3つの区画で構成されている。
 北側の1区画には、玄室と古墳の基壇、曲墻(きょくしょう=古墳の周りを囲むように築いた土壁)があり、2区画と3区画には文官像と武官像がおのおの2体ずつ東西6メートルほどの間隔で対称に向かい合っている。玄室は、しっかり磨かれた花こう岩を2段に積んだ南北3メートル、東西1.2メートル、高さ1.6メートルの半地下式構造物である。
 朝鮮考古学学会は遺跡が粛宗の墓であることを考証した。
 ※朝鮮の農場で遠距離営農技術Q&Aサービス・システムの運営が活発になっている。農業省は、各道市郡の農業指導機関と農場を対象におこなわれるテレビ会議で農作物生育予報資料を定期的に通報し、それに即して対策を立てるための技術講義を開いており、特に、遠隔講義およびQ&Aサービスが好評を博している。
 これとともに、ホームページを通じた技術資料の提供も毎日おこなっている。各農場は、ホームページに開設された営農技術Q&Aページに掲載された質問と回答記事を閲覧し、提起される問題の答えも得ている。
 モバイル端末を用いた質問の受付と資料の提供も活発におこなわれ、新たな営農技術が発表されれば緊急講義もおこなわれている。
 ※南浦港で大規模なドジョウ養殖場を設けて養殖を科学技術的におこなっている。南浦港は水源が近く、ドジョウの養殖に有利な所に池を掘って数百平方メートルの養殖場を建設し、10の肥育池に給水のための配管作業を技術工法の要求どおりおこなうなど物質的・技術的土台を築いた。
 ドジョウの生態学的特性に即して屋根の上に遮光板を設置し、各池にオオアカウキクサを入れて池の水質を保つとともに、有利な環境条件を十分に整えている。
 自前で動物性タンパク質飼料と植物性タンパク質飼料を合理的な割合で作った配合飼料を効果的に利用して増体率も高めている。

 20日 −平壌で金正日総書記の美術関連の著作発表10周年記念報告会。
 −全国職業同盟活動家の白頭山地区革命戦跡地参観。(〜26日)

 21日 −朴奉珠総理、アルジェリア首相に任命されたウーヤヒア氏に祝電送る。
 −改修された平壌のテコンドーパレスの竣工式。
 −国家科学院で第8回国家科学院情報技術(IT)・先端技術製品展示会。(〜24日)
 −平壌で電力工業部門全国労働者バスケットボール競技大会。(〜28日)

 22日 −金永南委員長、コンゴ民主共和国での大雨による自然災害でカビラ大統領に見舞電送る。
 ※朴奉珠総理、三池淵郡整備の戦闘場を視察。
 −朝鮮代表団、ジュネーブ軍縮会議の第3会期本会議で演説。
 −平壌で朝鮮共産主義青年同盟(共青)創立90周年記念青年同盟活動成果展示会開幕。
 −平壌で2017年世界母乳育児週間に際した行事。
 ※朝鮮の食料・日用工業省傘下の工場が良質の新製品の開発に力を注いでいる。今年に入って100余種に達する食品と日用品が新たに開発された。

 23日 −インドネシア独立72周年に際し、駐朝大使館が宴会催す。
 −平壌で金正恩委員長の金日成−金正日主義青年運動関連の著作発表1周年記念研究討論会。
 −平壌で全国青年科学技術成果展示会開幕。(〜29日)
 −平壌で金正日総書記の先軍革命指導開始57周年慶祝全国職業同盟の活動家と同盟員の独唱・独奏コンクール入賞者の総合公演。

 24日 −朴奉珠総理、コンゴ共和国首相に留任したムアンバ氏に祝電送る。
 −朴奉珠総理、イラン第1副大統領に再任されたジャハンギリ氏に祝電送る。
 −李容浩外相、イラン外相に再任されたザリフ氏に祝電送る。
 −李容浩外相、ブルキナファソでのテロ事件でバリー外務・協力・在外ブルキナファソ人相に見舞電送る。
 −コンゴ全国委員長を団長とするコンゴ民主共和国の大学生・学生連盟代表団が訪朝。 (〜31日)
 ・金日成−金正日主義青年同盟の全勇男第1書記が会見。 (30日)
 −李仁模氏の誕生100周年に際し、平壌の新美里愛国烈士陵の墓に献花。
 −黄海北道沙里院市の正方協同農場で金正日総書記の先軍革命指導開始57周年に際した朝鮮農業勤労者同盟(農勤盟)中央芸術宣伝隊の祝賀公演。
 −金正日総書記の先軍革命指導開始57周年に際し、平壌で援軍活動で模範的な朝鮮社会主義女性同盟の同盟員との対面の集い。
 −平壌で共青創立90周年慶祝青年中央芸術宣伝隊公演。
 −平安南道の大安重機械連合企業所で全国機械工業部門科学技術発表会。
 ※咸鏡北道の金策製鉄連合企業所で全国金属工業部門科学技術発表会。
 ※咸鏡南道の咸興化学工業総合大学で全国化学工業部門科学技術発表会。

 25日 −金正日総書記の先軍革命指導開始57周年に際し、党と国家の責任活動家が平壌の祖国解放戦争勝利記念館参観。
 −金正日総書記の先軍革命指導開始57周年に際し、各地の金日成主席と金正日総書記の銅像に献花。

 26日 −慶興指導局創立30周年報告会。
 ※平壌の黎明通りの切手。

 27日 −平壌で共青創立90周年記念中央報告会。

 28日 −朴奉珠総理、ガボン首相に再任されたイソゼンゴンデ氏に祝電を送る。
 −李容浩外相、ガボン外務・フランス語圏・地域統合相に任命されたメソネ氏に祝電送る。
 −李容浩外相、ギニア外務・在外国民相に任命されたトゥーレ氏に祝電送る。
 ※最高人民会議常任委員会、イタリア駐在大使に文正男氏、ウガンダ駐在大使に鄭東学氏を任命する政令発表。
 −平壌で青年前衛の決意大会。
 −平壌で共青創立90周年青年学生の祝賀舞台。
 −端川地区鉱業総局で咸鏡南道端川地区の鉱山、企業所の生産正常化のための科学技術発表会。(〜31日)

 29日 −李容浩外相、コンゴ共和国外務・協力・在外コンゴ人相に留任したガコソ氏に祝電送る。
 −ジュネーブ国連事務局および国際機関駐在朝鮮常任代表、ジュネーブ軍縮会議の第3会期本会議で演説。
 −平壌で第18回全国教育部門プログラム展示会開幕。
 −全国出版・報道部門の記者、言論人の白頭山地区革命戦跡地参観。(〜9月6日)
 −鉄道省情報技術(IT)研究所で地下鉄用電動車の開発に関する科学技術発表会。(〜30日)
 −平壌で全国都市経営部門科学技術発表会。(〜30日)

 30日 −金永南委員長、アンゴラ大統領に当選したロウレンソ氏に祝電送る。
 −朝鮮代表団、ジュネーブ軍縮会議の第3会期本会議で演説。
 −朝鮮労働党中央委員会、総選挙で勝利したアンゴラ解放人民運動に祝電送る。

 31日 −金京準国土環境保護相を団長とする国土環境保護省代表団がタイでのアジア太平洋環境と開発に関する閣僚会議参加のため平壌出発。(9月12日帰国)
 ・会議で演説。 (9月7日)
 −平壌で第43回正日峰賞全国青少年学生体育競技大会閉幕。
 ※ICBMの2度目の試射成功記念切手。


 


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