金正恩最高司令官

2015年7月の主な動き


 今月、金正恩第1書記の動静は、軍関連3回、経済指導4回、その他7回で、合計14回報じられた。「日付」は朝鮮中央通信報道日。

 「月間論調」から作成。


 3日 −新たに建設した金策工業総合大学の自動化研究所を現地指導。
 第1書記は昨年4月、研究所を世界に誇るべき科学研究拠点として新たに建設するという約束をした。
 軍人建設者は、昨年l1月の着工のくわ入れから短期間で研究所を社会主義文明国の面貌にふさわしく立派に打ち立てる成果をおさめた。
 研究所の延べ面積は7130余平方メートルで、地上7階、地下1階の円形の本庁舎と4階建ての補助建物で構成されている。
 第1書記は、第407軍部隊、第101軍部隊の軍人建設者の偉勲を高く評価した。

 黄炳瑞、キム・ジョングァンの両氏が同行した。


 7日 −平壌野菜科学研所所を現地指導。
 研究所の総敷地面積は143万5000余平方メートルで、すべての工程がコンピューターで自動制御される現代的な水耕温室とビニールハウス、先端バイオテクノロジー研究設備をそろえた最新式の野菜研究・生産拠点。
 第1書記は、研究所がバイオテクノロジーの方法でおいしくて栄養価の高い多収穫品種、優良品種の温室野菜の種子を新たに育種して広める事業、世界的に有名な野菜の品種を風土順化させる事業、先進技術を積極的に取り入れる事業などをしっかり行わなければならないと述べた。
 
 李載佾、趙甬元の両氏が同行した。


 8日 −午前0時、金日成主席逝去21周年に際して錦繍山太陽宮殿を訪問。

 黄柄瑞、朴永植、李林吉、金元弘、努光鉄、ソ・ホンチャン、チョ・ナムジン、リョム・チョルソンの各氏が同行した。


 11日 −平壌テギョンノリ加工工場を現地指導。
 第1書記は、ノリを多く生産して人民に供給するのは、主席と総書記の生前の意を体して人民の食の水準を一日も早く高める重要な事業の一つであると述べた。そして、工場はノリ加工品の品数と生産量を増やす活動を基本に捉えていかなければならないと強調した。

 黄炳瑞、ソ・ホンチャン、李載佾、田逸春、趙甬元の各氏が同行した。



 14日 −楽浪衛生用品工場を現地指導。
 第1書記は、工場が人民と軍人の生活に切実に必要な衛生用品の生産で成果をおさめていることに満足の意をあらわし、良質な衛生用品をさらに多く生産するたたかいを力強く行わなければならないと指示した。
 
 金養建、李載佾、金與正、趙甬元の各氏が同行した。


 15日 −第43回大使会議参加者とともに記念撮影。
 第1書記は、第43回大使会議が立派に行われたと高く評価し、今会議は、大使がわが党の対外政策で再武装してその貫徹のための方法論を討議する良い契機になったと述べた。
 そして、大使会議の参加者と対外活動部門の活動家がわが党の対外政策を徹底的に貫徹し、社会主義強盛国家の建設と祖国統一に有利な対外環境を整えるのに積極的に寄与するものとの確信を表明した。

 李洙墉、金桂官の両氏が同行した。


 19日 −平壌市人民会議代議員選挙の第107号区第102号分区、西城区域人民会議代議員選挙の第102号区投票場に出向いて道(直轄市)市(区域)郡人民会議代議員選挙に参加。


  20日 −金鍾泰電気機関車連合企業所を現地指導。
 第1書記は、先端技術が導入された新しい世代の電気機関車をさらに多く製作し、最短期間に我々式の地下鉄用の電動車を新たに開発、生産するたたかいを力強く繰り広げなければならないと指示した。
 また、客車の内装品の現代化水準をさらに高め、客車の塗装を国際基準に合致しながらも人々か路線別、用途別の列車を簡単に見分けられるように多様にし、その質を改善しなければならないと述べた。
 そして、社会主義強盛国家の建設をさらに力強く進めるためには、決定的に国の鉄道を現代化しなければならないと述べ、わが人民に一日も早く幸福な生活を与えるために気遣い、昼も夜も列車に乗った主席と総書記を迎える心情で鉄道を新世紀の要求に即して現代化しよう、自身がこの事業を直接受け持って推し進めると指摘した。
 さらに、全国に伸びている鉄道を現代化するたたかいを重要な政策的問題として捉え、党と国家の全力を集中して推し進め、くわ入れをする覚悟で取り組んで一日も早くわが国の鉄道を世界に誇れるように変貌させようと強調した。

 黄炳瑞、朴奉珠、李載佾、金與正の各氏が同行した。


 23日 −新たに建設した信川博物館を現地指導。

 第1書記は昨年11月に信川博物館を現地指導し、博物館を新世紀の要求に即して新たに建設することに関する課題を示した。
 軍人建設者は、今年2月26日の着工後、膨大な建設課題を4カ月余りでやり遂げた。
 第1書記は、反米対決戦がさらに激しく行われているこんにちの情勢は、軍人と人民にさらなる階級教育の強化を求めている。特に、戦争の試練を経ていない新しい世代が我々の革命の主力として登場したこんにち、反帝・反米教育、階級教育を強化するのは、一瞬もおろそかにできない差し迫った問題であると述べた。

 黄炳瑞、朴奉珠、李載佾、金與正、リョム・チヨルソンの各氏が同行した。


 26日 −25日、平壌で行われた第4回全国老兵大会に参加し、祝賀演説。


 27日 −27日午前0時、祖国解放戦争勝利62周年に際して錦繍山太陽宮殿を訪問。

 黄炳瑞、朴永植、李永吉、金元弘、ソ・ホンチャン、努光鉄、チョ・ナムジン、リョム・チョルソンの各氏が同行した。


 28日 −27日、祖国解放戦争勝利62周年に際して祖国解放戦争参戦烈士墓を訪れて人民軍烈士に崇高な敬意をあらわす。
 第1書記は、すべての人民軍将兵と人民、新しい世代が1950年代の祖国守護精神を思想的・精神的武器として確固と捉え、反帝・反米対決戦と強盛国家建設の勝利のための総決死戦でその威力を余すところなく発揚させるものとの確信を表明した。

 黄炳瑞、朴永植、李永吉、金元弘、ソ・ホンチャン、チョ・ナムジン、リョム・チョルソンの各氏が同行した。


 30日 −祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利62周年に際して改修、拡張された葛麻飛行場で盛大に行われた「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2015」を指導した。
 午前8時30分、金正恩最高司令官が乗った専用機「チャンメ(オオタカ)―1」号機が葛麻飛行場の上空を飛びながら、朝鮮人民軍航空・対空軍飛行区分隊に対する査閲飛行を行った。
 金正恩最高司令官は、専用機から降りて儀仗隊長の迎接報告を受け、朝鮮人民軍陸軍、海軍、航空・対空軍、労農赤衛軍儀仗隊を査閲した。
 金正恩最高司令官に朝鮮人民軍陸軍、海軍、航空・対空軍の軍人たちが花束を差し上げた。
 朝鮮人民軍の李永吉総参謀長(朝鮮人民軍陸軍大将)が、開幕の辞を述べた。
 李総参謀長は、主体的航空武力の70年史において2度目に開かれた「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2015」は訓練革命の炎の中ですべての飛行指揮メンバーと戦闘飛行士を高い飛行術を身につけた一当百の万能飛行士に頼もしく準備させようとする金正恩最高司令官の崇高な意図によって行われる意義深い訓練競技だと述べた。
 そして、「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2015」の開幕を宣布した。
 金正恩最高司令官は、飛行指揮メンバーと戦闘飛行士に出撃命令を下した。
 指揮官組と部隊組に分けて行われる競技大会が始まると、飛行指揮メンバーと戦闘飛行士らは襲撃飛行と超低空飛行、特殊技巧飛行をはじめ、いろいろな空中戦闘飛行動作を巧みに遂行しながら、平時に練磨した自分たちの飛行術を余すところなく誇示した。
 金正恩最高司令官は、飛行指揮メンバーと戦闘飛行士のし烈で熱を帯びた飛行訓練を注意深く見ながら大満足した。
 午前の競技に続いて午後も続いた競技大会で飛行指揮メンバーと戦闘飛行士らは、いろいろな戦闘飛行動作を円滑に遂行した。
 金正恩最高司令官は、昨年に比べて飛行指揮メンバーと戦闘飛行士の飛行術が目に見えて高くなったとたたえた。
 金正恩最高司令官は、今回の競技大会を意義深い戦勝節に際して催した目的は全軍が戦勝世代の英雄的闘争精神と気概をしっかり受け継いで侵略の元凶である米帝と親米・事大に狂って同族対決、体制上の対決に必死になって執着するかいらい一味を銃剣で必ずや総決算してやまないという敵撃滅の闘志に溢れて戦争の準備を完成するための訓練革命をより激しく巻き起こしていくためだと語った。
 午前と午後の競技成績が集計され、順位が決まった。
 朝鮮人民軍総参謀長が、授賞式の発言に続いて競技大会の成績を発表した。
 朝鮮人民軍総政治局長をはじめとする人民軍指揮メンバーが優勝したメンバーと単位に授賞し、朝鮮人民軍総参謀長の閉幕の発言で競技大会が終わった。
 黄炳瑞、朴永植、李永吉、ソ・ホンチャン、趙慶普A金英哲、呉琴鉄、リ・ヨンジュ、チェ・ヨンホ、キム・ラッギョムの各氏をはじめ朝鮮人民軍の指揮メンバーと朝鮮労働党中央委員会の責任幹部、朝鮮人民軍航空・対空軍の模範的な戦闘飛行士と葛麻飛行場の改修・拡張工事に動員された軍人建設者が競技をともに観た。


 −第4回全国老兵大会参加者とともに祖国解放戦争(朝鮮戦争)参戦烈士墓の前で記念写真を撮った。


 ※その他

 17日 −金日成勲章受章者であり、祖国統一賞受賞者である元中国駐在朝鮮大使の朱昌駿氏の霊前に花輪を送る。

 21日 −朝鮮最高人民会議代議員で金日成勲章受章者である祖国統一民主主義戦線の康能朱議長の霊前に花輪を送る。

 27日 −祖国解放戦争勝利62周年に際して、平安南道檜倉郡にある中国人民志願軍烈士陵園に花輪を送る。




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