金正恩最高司令官

2015年8月の主な動き


 今月、金正恩第1書記の動静は、軍関連2回、経済指導2回、その他5回で、合計9回報じられた。「日付」は、朝鮮中央通信報道日。

 「月間論調」から作成。


 2日 −新たに建設した平壌老人ホームを現地指導。
 第1書記は、人民の利益と便宜のための事業を党と国家の事業の出先点にしているわが国社会主義制度でだけが、平壌老人ホームのような立派なよりどころが建てられると述べ、このような人民的施策は、どの国も真似すらできないと指摘した。
 そして、平壌老人ホームの建設で設計と施工を担った部署と軍人建設者の偉勲を高く評価した。

 呉秀容、金己男、李載佾、金與正の各氏が、同行した。


 4日 −人民軍将兵とともに偉大な祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利62周年慶祝功勲国家合唱団の公演を鑑賞。

 李雪主夫人、黄炳瑞、朴永植、李永吉の各氏が同行した。


 6日 −農業機械展示場を視察。
 会場には、農業省の農業機械工業管理局傘下の工場が生産した113種510点の農業機械と部品が展示された。
 第1書記は、我々が生産した現代的な農業機械で社会主義協同農場をいっぱいにしようというのが党中央の意図であると述べ、この事業に全党的、全国家な力を集中しなければならない、農業機械生産に関する問題を自身が直接解決し、積極的に支援するので内閣と農業省の活動家が農村機械化の割合をさらに増やすたたかいを大きなスケールで企画して大胆に推し進めてゆけと強調した。

 朴奉珠、呉秀容、李哲万、趙甬元の各氏が同行した。


 10日 −平壌国際空港に出向き、中国の武漢で行われたサッカーの女子東アジア・カップ2015で優勝した選手らを出迎える。
 第1書記は駐機場で、選手たちの手を一人一人握って熱烈に祝い、彼女たちとともに記念写真を撮った。そして、祖国解放70周年と朝鮮労働党創立70周年にささげる誇らしい贈り物をもたらした祖国と人民の立派な娘たちを、わが党と朝鮮政府、すべての軍隊と人民の名で改めて熱烈に祝うと述べ、熱い感謝を贈った。

 李雪主夫人、朝鮮労働党の崔竜海書記、李日煥部長、金栄勲体育相、朝鮮サッカー連盟の金正万委員長が同行した。


 13日 −第810軍部隊傘下の1116号農場を現地指導。
 第1書記は、5月に同農場を現地指導し、種子革命を推し進めて、わが国の気候、風土に合う優良品種の作物をさらに多く研究、開発することに関する課題を示した。
 農場では、生産性が驚くほど高い牧草の種子を用いて、わが国の気候、風土に順化させ、栽培方法を確立することで、草食動物の飼料問題を解決できる明るい展望を開いた。
 第1書記は、農場が試験栽培している牧草に関する報告を受けて、あまりにもうれしくて訪れと述べた。そして、同農場が栄養価と収量の大変高い飼料作物の試験栽培に成功したのは誇るべき成果であると述べ、牧草の名をみずから「愛国草」と命名した。

 黄炳瑞、朴奉珠、呉秀容、ソ・ホンチャンの各氏が同行した。


 15日 −15日午前0時、祖国解放70周年に際して錦繍山太陽宮殿を訪問。


 18日 −大同江果樹総合農場を現地指導。
 農場の活動家、勤労者は、第1書記の現地での教え貫徹を目指すたたかいを力強く行うことで、農場が設立以来初の果物の大豊作になった。
 第1書記は、農場の活動家、勤労者が、総書記の遺訓を貫徹するために献身的にたたかったことで、こんにちのような果物の大豊作をもたらした、党創立70周年の誇らしい贈り物を用意したと述べ、感謝を贈った。

 崔竜海、呉秀容、趙甬元の各氏、崔富一人民保安部長が同行した。


 21日 −20日夜、緊急招集された朝鮮労働党中央軍事委員会非常拡大会議を指導。


 28日 −朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議を指導。


 ※その他

 −サッカーの女子東アジア・カップ2015で、優勝した朝鮮の選手に祝電を送る。(8日)

 −朝鮮解放70周年に際して、ロシアのウラジーミル・V・プーチン大統領に祝電を送る。(15日)

 −朝鮮とキューバの外交関係設定66周年に際し、キューバ共産党第1書記で国家評議会議長である閣僚評議会のラウル・カストロ・ルス議長に祝電を送る。(19日)

 −世界平和統一家庭連合前総裁の文鮮明氏の死去3年に際し、遺族に弔電を送る。(30日)




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