2015年9月の主な動き


 今月、金正恩第1書記の動静は、軍関連1回、経済指導4回、対外活動2回、その他3回で合計10回報じられた。「日付」は、朝鮮中央通信報道日。

 「月間論調」から作成。


 1日 −新たに建設した平壌トウモロコシ工場を現地指導。
 工場の敷地面積は1万2800余平方メートルで年間生産能力は1万トン。原料の投入から包装に至るまですべての生産工程の無人化、無塵化、無菌化が実現し、さまざまなトウモロコシ加工品を生産している。
 第1書記は、平壌トウモロコシ工場は、食品工業の標準化されたモデル工場であるとたたえ、地方でも現代的なトウモロコシ工場を建設して人民がその恩恵に浴するようにしなければならないと強調した。

 同行者は、朴奉珠、崔竜海、金養建、趙甬元の各氏。朝鮮労働党平壌市委員会の金秀吉責任書記。


 4日 −新義州測定計器工場(平安北道)を現地指導。
 第1書記は、工場が人民経済の各部門と国防部門に用いられる新しくて現代的な測定計器を研究、開発したことで、工場に与えた主席と総書記の切なる遺訓をまた一つ貫徹したと大変喜んだ。
 また、新たに製造した測定計器が世界的水準であると述べ、最先端測定計器を我々の力と技術で研究開発したのは、驚異的な成果であると指摘した。そして、工場の労働者階級の革命性が大変高いと述べ、このような労働者階級と一緒ならやり遂げられないものはない、自身がこの工場の名誉支配人になるとの最上の信頼を示した。

 金春燮、チョ・チュンリヨン、趙甬元、ホン・ヨンチル、尹東絃の各氏と鮮労働党平安北道委員会の李万建責任書記が同行した。


 8日 −7日、キューバ国家代表団と会見。


 −7日、キューバ国家代表団を歓迎するモランボン楽団と功勲国家合唱団の祝賀公演を鑑賞。


 10日 −人民劇場(平壌)で青年中央芸術宣伝隊の公演「太陽を慕う青春の歌」を鑑賞。
 第1書記は、公演はわが党の70年の歴史は青年重視の歴史であることを示した公演、これまで見た芸術宣伝隊の公演のなかで最高の公演であると高く評価した。

 同行者は、黄炳瑞、崔竜海、朴永植、李永吉、金養建、李日煥、全勇男の各氏。


 14日 −完工を控えた白頭山英雄青年発電所の建設現場を現地指導。
 第1書記は、1号発電所のダム工事を8月28日の青年節を迎えて完了させたが、白頭山戦区で新たな奇跡が創造されたと述べた。
 そして、4月に自身が発電所の建設現場を訪れた時から120余日間、昼夜を分かたぬ白熱戦を繰り広げることで、世界を驚かす英雄青年神話を創造したと述べ、発電所の名を白頭山英雄青年発電所と命名した。
 また、建設中の教育室の名を白頭山英雄青年偉勲展示館と命名した。さらに、朝鮮労働党創立70周年まではいくらも残っていないだけに、工事を完全無次に仕上げてこの場所で勝利者の宣言である軍民青年大合唱を天地を揺るがすように行おうと述べ、自身が必ず見るとの約束を交わした。
 第1書記はこの日、白頭山英雄青年発電所の機動芸術扇動隊の公演を鑑賞した。

 朝鮮労働党の崔竜海書記、趙甬元副部長が同行した。


 18日 −羅先市の被害復旧戦闘を現地指導。


 22日 −軍需工業部門の生活必需品の品評会場を視察。
 会場には、軍需工業部門の各工場、企業所が生産している1800余種の生活必需品が展示された。
 第1書記は、軍需工業部門が良質の生活必需品をさらに多く生産するのは、主席と総書記の遺訓を貫徹する問題、我々のものを守る問題、わが国の社会主義制度の優位性をより高く発揚する問題であると述べ、軍需工業部門の活動家がこの事業を重要な政策的問題として捉え一貫して推し進めなければならないと指示した。

 崔竜海、金養建、李日煥、金春燮、チョ・チュンリョン、趙甬元、ホン・ヨンチル、金與正、チョン・スンイルの各氏が同行した。


 25日 −未来科学者通り(平壌)に新たに建てられた蒼光商店を現地指導。
 商店は、延べ面積が7200余平方メートルで地上5階、地下1階建てで、硬質ガラス器、合成樹脂器、子ども用品、アルミニウム総家電製品、文化用品、運動用品など20余の売り場と会議室、科学技術普及室などからなっている。
 第1書記は、1983年11月に創立された蒼光商店が未来科学者通りとともに新たに建設されたことで、軍需工業部門の労働者階級が生産した各種の生活必需品を専門的に販売する商業拠点としての使命と任務をさらに円滑に遂行できるようになったと述べ10月10日を契機に開店するよう指示した。

 崔竜海、金養建、李日煥、趙甬元、ホン・ヨンチル、金與正の各氏が同行した。


 28日 −新たに建造したレストラン船ムジゲ(虹)を視察。
 4階建てのムジゲの延べ面積は1万1390余平方メートルで全長120メートル、幅25メートル、排水量は3500トン。民腕料理レストラン、喫茶室、会食室、宴会場、コンベヤーで料理を提供するビュッフェレストラン、船外デッキレストラン、回転展望レストランなどが備えられており、一度に1230余人の乗客が平壌の大同江を遊覧できる。
 第1書記は、南浦造船所をはじめ、船舶工業部門と朝鮮人民軍第5141軍部隊の活動家、動労者、軍人が短期間に現代的なレストラン船を朝鮮式に立派に建造したことで、党創立70周年を迎えてわが人民に贈り物として与えられるようになったと述べ、彼らの偉勲を高く評価し、感謝を贈った。そして、10月10目前に営業を開始するよう指示した。

 黄炳瑞、金己男、金養建、呉秀容、趙甬元、ホン・ヨンチル、金與正の各氏が同行した。。


 ※その他

 2日 −朝鮮解放70周年で、祝電を寄せたモンゴルのツァヒアギン・エルベグドルジ大統領に答電を送る。

 8日 −50歳の誕生日を迎えるシリアのバッシャール・アサド大統領に祝電を送る。

 30日 −中国創建66周年に際し、朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長、朴奉珠総理と連名で、中国共産党総書記で中国中央軍事委員会主席の習近平国家主席と李克強首相、中国全国人民代表大会常務委員会の張徳江委員長に祝電を送る。         


羅先市の水害復旧作業を現地指導
−2015年9月18日−
 

 朝鮮労働党第1書記で国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官である敬愛する金正恩同志が、羅先市の被害復旧戦闘を現地で指導した。

 朝鮮人民軍の黄炳瑞総政治局長(次帥)、朝鮮労働党の李日煥部長、趙甬元副部長が同行した。

 敬愛する金正恩同志を現地で、朴永植、リョム・チヨルソン、姜杓永の各氏をはじめ羅先市被害復旧戦闘指揮司令部の指揮官と金勇進副総理が迎えた。

 限りなく崇高な祖国愛、人民愛を生まれながらに備えた敬愛する金正恩同志は去る8月27日、国の最高重大事である国防事業と関連した戦略的問題が討議される朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議で、羅先市の被害復旧作業を重要議題として最初に討議するようにし、人民軍が羅先市の被害復旧を全的に受け持って党創立記念日前までに完全に終えることに関する朝鮮人民軍最高司令官命令を下達した。

 祖国の富強繁栄と人民の幸福のための道で、困難で、骨の折れる仕事が生まれるたびに、誰よりも先に人民軍を呼ぶ敬愛する金正恩同志の熱い愛と信頼を運命の血筋として心に刻んで生きる人民軍将兵は、一字一句に人民に対する熱烈な愛と人民軍将兵に対する天のような信頼が脈々と宿る最高司令官の戦闘命令書を受け取ってすぐ、祖国の北辺へと一息で駆けてきて人民のためのもう一つの壮大な戦線を展開した。

 羅先市被害復旧戦闘現場へと駆けてきた各級部隊の将兵たちは、建設戦闘で白頭山の革命精神、革命的軍人精神を余すところなく発揮することで、着工のくわ入れをした時からわずか10日間に1300余世帯の住宅のブロックの壁積みを完全に終えて床のコンクリート打設と内外装を行い、建設戦闘の成果を拡大している。

 敬愛する金正恩同志は、指揮メンバーの手を一人一人握って、人民軍が最高司令官の命令を貫徹すると昼夜を分かたぬ白熱戦を繰り広げることで、党が定めた時間に党が求めるレベルで羅先市の被害復旧を終えられる確固たる展望を開いた、文字どおり、嵐のように、火薬に火が付いたように戦闘を行っていると述べ、建設現場全域で創造されている奇跡と偉勲は全国の人民に勝利の信念と勇気を与えていると指摘した。

 敬愛する金正恩同志は、水害によって、住む家を失い、路頭に迷う羅先市の水害被災民を思うと眠れなかった、自身が直接水害復旧現場を見て回ってこそ安心できそうなので、訪ねた、ところが今日現地に来て、党の命令であるなら水や火の中へでもためらいなく飛び込んで決死貫徹する人民軍将兵の献身的なたたかいによって、人民が暮らすことになる住宅が雨後のたけのこのように建設されるのを直接見ると、心配がすべてなくなるようであると述べた。

 敬愛する金正恩同志は、羅先市の被害復旧は、前例のない膨大で手に余る戦闘であるが自身は人民軍を信じると述べ、この地に自分の血と汗を惜しみなくささげて祖国と人民のために良いことを多く行った人民軍が災い転じて福となす奇跡を創造することで、羅先市先鋒地区を社会主義文明国の体裁にふさわしい人民の桃源郷に完全に新しく変貌させなければならないと指摘した。

 敬愛する金正恩同志は、党が羅先市被害復旧戦闘のための重大措置を相次いで講じ、大量の食品と生活必需品などを送って人民が生活上の安定を取り戻したし、党のたび重なる恩情に感動して声を詰まらせて涙を流しているという報告を受けて、金日成主席と金正日総書記が生涯、天のようにみなしたわが人民の運命に全責任をもって温かく見守るのは朝鮮労働党の当然の本分である、我々は人民のためのことで満足を知ってはならないと述べた。

 敬愛する金正恩同志は、軍民が力を合わせて被害復旧戦闘が始まった時からこれまで、数千世帯の浸水家屋の補修作業と羅先市の電力・逓信・鉄道網の臨時復旧を基本的に終えたのは大きな成果であると述べた。

 また、羅先市が水害に見舞われた以降、全党的、全社会的に羅先市に対する支援活動が力強く行われていると述べ、これは社会主義の本態、美徳であり、互いに助けて導く高尚な美風があふれるわが社会の真の姿であると指摘した。

 敬愛する金正恩同志は、我々には主席と総書記が最大の愛国の遺産として譲り渡した党と大衆の一心団結の威力があると述べ、偉大な党に従ってすべての軍隊と人民が死線の峠も、険しい泥海の道もともに切り抜けてきたように、軍隊と人民が力を合わせて今回行う羅先市被害復旧戦闘でも世界にない軍民大団結の威力を再度誇示しようと力強く指摘した。

 敬愛する金正恩同志は、建設現場の至る所に赤旗がはためいて力強いポスターが張り出されているが力が湧く、火線宣伝、火線扇動で沸き立つ建設現場の雰囲気だけを見ても党の戦闘命令を決死貫徹して祖国と人民に献身的に服務しようとする人民軍将兵の愛国衷情の思いがよくわかると述べた。

 敬愛する金正恩同志は、水害を被った人民に以前の家よりも素晴らしくて現代的で、立派な住宅を建設しようというのが自身の決心であると述べ、羅先市被害復旧戦闘で基本対象である住宅建設戦闘をさらに力強く展開せよと指示した。

 また、住宅の建設を期日内に無条件終えるには、戦時物資、戦時輸送を保障するという観点でセメントと鋼材などを随時建設現場に送らなければならないと述べ、資材の供給と輸送対策をさらに抜かりなく立てることについて強調した。

 そして、立体戦、せん滅戦、速度戦を展開して住宅と公共建物の建設を推し進める一方、設計の要求どおりに建設で施工の質を徹底的に保ち、住宅区域と周辺地帯の整理も最上の水準で行わなければならないと述べた。

 敬愛する金正恩同志は、わが党は人民のために服務して人民により幸福で豊かな生活をもたらすためにたたかう党であると述べ、羅先市被害復旧戦闘は、単純に自然災害の影響を克服する活動ではなく、わが人民の心の中に大切に刻まれた党に対する信頼を守る聖なるたたかいであると指摘した。

 敬愛する金正恩同志は、工事量が膨大で工期が短い条件に応じて指揮官が隊伍の先頭に立ってすべての作戦と指揮を戦闘的に行い、部隊別競争を活発に行って毎日、課題遂行状況の総括を戦闘総括のように厳格に行わなければならないと述べた。

 敬愛する金正恩同志は、軍人建設者がスコップで土を一掘りし、ブロックを一つ積むにも自分の故郷の村を整え、自分の家を建てる心情で働くことで、被害地域を遠い将来も遜色のない社会主義桃源郷に立派に変貌させなければならないと強調した。

 敬愛する金正恩同志は、軍人建設者が羅先市被害復旧戦闘を行い、人民の軍隊としての面貌を示さなければならないと述べ、今回の戦闘課程がそのまま白頭山革命強軍の正規化の面貌を誇示してわが社会の根本である軍民大団結をさらに盤石にする重要な契機になるようにしなければならないと指示した。

 敬愛する金正恩同志は、すべての建設者が、党の決心であるなら山岳も移し、海も埋める決死貫徹の精神を余すところなく発揮して羅先市被害復旧戦闘を党創立70周年前に最上の水準で無条件終えることで、10月の空に社会主義万歳の声、労働党万歳の声、一心団結の万歳の声がより高らかに響くようにしようと熱烈に呼びかけた。

 敬愛する金正恩同志は、歳月が流れて世代がかわっても変わることなく一心で仰いでわが党だけをかたく信じて従い、生きるわが人民は、世界で一番良い人民であると述べ、我々は、このような立派な人民の信頼と期待を一瞬も忘れず人民の幸福な未来のために献身、奮闘しなければならない、主席と総書記が残したわが人民を主席と総書記をいただくようにさらにしっかり見守っていこうと熱く述べた。

 敬愛する金正恩同志に戦闘現場で会うことになった軍人建設者が上げる嵐のような「万歳!」の歓呼の声が天地を揺るがした。

 敬愛する金正恩同志は、熱狂の歓呼に長い時間手を振って答礼し、熱く鼓舞、激励した。

 すべての建設者は、党と国家のすべての重荷を一身に背負って富強祖国建設闘争を陣頭で導くあれほど多忙ななかでも、愛する人民と軍人を訪ねて遠い空の道、船の道を駆けて祖国の最北端にまで訪れ、熱く自分らを鼓舞、激励して大きな信頼を注いだ敬愛する金正恩同志に対するありがたさに込み上げる感動を抑えられず、羅先市被害復旧戦闘で勝利の凱歌を高く響かせることで、わが党の歴史に人民愛の新しい伝説を誇らしく刻み付けるのに積極的に寄与する燃える決意をかためた。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】
 



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