金正恩最高司令官

2015年10月の主な動き


 今月、金正恩第1書記の動静は、軍視察1回、経済指導7回、対外活動1回、その他9回で、合計18回報じられた。「日付」は、朝鮮中央通信報道日。

 「月間論調」から作成。


 1日 −精誠製薬総合工場を現地指導。
 第1書記は昨年11月に同工場を現地指導し、すべての生産工程の現代化をより高い水準で実現し、新たな医薬品を研究、開発することなどの課題を示した。
 工場は、輸液工場を年産1000万個の生産能力をもつ輸液薬品生産拠点に拡張し、合成樹脂バッグの成形から注入、接合、積載、滅菌、包装に至るまでのすべての生産工程を自動化、ライン化したほか、これまでの10倍に達するさまざまな輸液薬品を生産している。

 黄炳瑞、金養建、ソ・ホンチャン、趙甬元の各氏が同行した。


 4日 −3日、白頭山英雄青年発電所(両江道)の竣工式に参加し、演説。


 −3日、白頭山英雄青年発電所の1号発電所のダムの前で行われた軍民青年大合唱公演を鑑賞。


 8日 −羅先市先鋒地区白鶴洞を視察。
 去る9月、羅先市水害復旧戦闘現場を訪れた第1書記は、軍隊と人民が力を合わせて羅先市被害復旧戦闘でも世界にない軍民大団結の威力を改めて誇示しようと述べ、被害復旧戦闘で提起される課題を示した。
 その後、軍隊と人民の力強いたたかいによって1カ月という短期間に羅先市先鋒地区白鶴洞地域に1300余戸の平屋が建設され、清渓洞、踰峴洞、寛谷洞など各所に500余戸の低層住宅が新たに建設された。
 第1書記は、家を失って路頭に迷った被災地域の人民に住まいを用意してやっと安心したと述べ、党の命令を決死貫徹することで党に対する人民の大切な信頼を守り、党の権威を防衛した軍人建設者の偉勲を高く評価し、建設に参加したすべての部隊に朝鮮労働党の名で感謝を贈った。
 そして、数万人の軍人が1カ所に集まるまで1時間30分も待って記念写真を撮った。

 黄炳瑞、金己男、金養建、呉秀容、趙甬元、金與正、馬園春、朴永植、姜杓永、金勇進の各氏が同行した。


 10日 −9日、中国共産党代表団と会見。


 −10日午前0時、朝鮮労働党創立70周年に際して錦繍山太陽宮殿を訪問


 −平壌で行われた朝鮮労働党創立70周年慶祝閲兵式および平壌市民パレード出席し、祝賀演説を行う。


 −10日夕、平壌で行われた朝鮮労働党創立70周年慶祝青年前衛のたいまつ行進を観覧。


 14日 −朝鮮労働党創立70周年祝賀行事に参加した各代表と記念撮影。


 −朝鮮労働党創立70周年慶祝閲兵式参加者と記念撮影。


 16日 −第350軍部隊を視察。
 第1書記は、今日、同軍部隊に来てみると指揮官と軍人が部隊の管理を日常的にしっかり行っているのが一目でわかると述べ、総書記が教えたように全軍のモデル部隊が本当に違う、気に入ったと指摘した。

 黄炳瑞、呉琴鉄の両氏が同行した。


 19日 −朝鮮労働党創立70周年慶祝功勲国家合唱団とモランボン楽団の合同公演を鑑賞。


 −朝鮮労働党創立70周年慶祝チョンボン楽団の公演を鑑賞。


 21日 −完工した未来科学者通り(平壌)を視察。


 23日 −金鍾泰電気機関車連合企業所(平壌)を訪れ新しく製造した地下鉄用電動車を視察。
 第1書記は去る7月、同企業所を現地指導し、党創立70周年を迎えて朝鮮式の地下鉄用電動車を製造することに関する課題を示した。
 第1書記は、空には我々が製作した飛行機が飛び、地下では我々が作った電動車が走ることになったと述べ、自身が地下鉄用電動車の開発、生産を大変重視したのは、すべてのものを我々の力と技術で朝鮮式に作ってこそ、それがさらに貴重で光を放つという哲理を輸入病にかかった一部の人に、百、千の言葉ではなく、実践で示すためであったと強調した。

 朝鮮労働党の呉秀容書記、趙甬元副部長が同行した。


 26日 −錦繍山太陽宮殿で、白頭山英雄青年発電所の完工に寄与した関係者、勤労者と記念撮影。

 盧斗哲副総理兼国家計画委員会委員長と金永浩内閣事務長、李宗国機械工業相、金竜光金属工業相、姜宗官陸海運相、張革鉄道相が同行した。


 28日 −科学技術殿堂(平壌)を現地指導。


 31日 −改修された平壌ナマズ養殖工場を現地指導。
 第1書記は、昨年12月に同工場を訪れ、この工場は、金正日総書記がわが人民に残した愛国の遺産であると述べ現代化で提起されるすべての問題をみずから解決した。
 第1書記は、これまで1年の生産量が900余トンであった工場が今年に1800余トンのナマズを生産する驚くべき成果をおさめたと述べ、当該部門と工場の活動家、従業員が平壌ナマズ養殖工場を養魚部門のモデル、標準となるよう現代化を最上の水準で実現したことを高く評価した。そして、平壌ナマズ養殖工場のような科学化、集約化、工業化が高い水準で実現した現代的なナマズ工場を各道にも建てるだけでなく、工場間の社会主義競争を活発に行ってナマズの生産量を決定的に増やさなければならないと述べ、党中央委員会の活動家と人民軍指揮メンバー、各道の党責任書記、内閣、省、中央機関の活動家が平壌ナマズ養殖工場を参観して見習うようにしようと指摘した。

 朴奉珠総理、朝鮮労働党の呉秀容書記、趙甬元副部長が同行した。


 ※その他

 4日 −朝鮮労働党創立70周年に際して著作「偉大な金日成同志と金正日同志の党の偉業は必勝不敗である」を発表。

 24日 −功勲国家合唱団とモランボン楽団の指揮メンバー、作家、芸能人の軍事称号を昇級させることに関する命令第00104号を下達。




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