金正恩最高司令官

2015年12月の主な動き


 今月、金正恩第1書記の動静は、軍視察1回、軍関連4回、経済指導3回、その他4回で、合計12回報じられた。
 日付は、朝鮮中央通信報道日。

 「月間論調」から作成。


 1日 −新世紀の要求に即して立派に改修された万景台学生少年宮殿を視察。
 第1書記は昨年5月に万景台学生少年宮殿を見て回り、世界にまたとない子どもたちの宮殿に改修することに関する課題を示して設計および建設人員を投入して資材の供給対策も立てたし、改修に関する百数十回の教えを示しただけでなく、数百件のデザイン案もみずから指導した。
 軍人建設者は、昼夜を分かたぬたゆみないたたかいをおこなって数万平方メートルの建築面積の改修および新築工事をはじめ、膨大な建設工事を短期間に終えた。
 第1書記は、万景台学生少年宮殿が立派に改修されただけに竣工式を世界を揺るがすように盛大に行おうと述べ、竣工に関連する指示を与えた。

 金養建、李日煥、趙甬元、馬園春の各氏が同行した。


 3日 −朝鮮人民軍第122号育苗場を現現地指導し、知識経済時代の要求に即して育苗場を現代化することに関する課題を示す。
 第1書記は去る5月に同育苗場を見て回り、全国を樹林化、庭園化することに関する構想を示した。
 当該部門と育苗場の活動家、従業員は、良種の木の種子を風土純化させて経済的および観賞価値の高い苗木の生産を増やす一方、野外栽培場とビニールハウスを新たに建設するなど多くの成果をおさめた。
 第1書記は、育苗場は、単純に苗木を生産して供給する所ではなく、山林復旧戦闘で主力を注ぐべき戦線も同然であると述べ、今日、自身が朝鮮人民軍第122号育苗場を訪れたのは同育苗場を知識経済時代の要求に即して、科学化、工業化、集約化が完璧に実現した21世紀の育苗場、わが国の育苗場のモデル標準に変貌させるためであると指摘した。そして、人民軍が第122号育苗場を世界に誇るべき育苗場に誇らしく変貌させて朝鮮労働党第7回大会の贈り物にしようと述べた。

 朝鮮人民軍の黄炳瑞総政治局長(次師)、朝鮮労働党の呉秀容書記、趙甬元副部長、金京準国土環境保護相、国防委員会の馬園春設計局長が同行した。


 5日 −3、4日、4.25文化会館で行われた朝鮮人民軍第4回砲兵大会に参加し、演説。


 −錦繍山太陽宮殿前で朝鮮人民軍第4回砲兵大会参加者と記念撮影。

 黄炳瑞、朴永植、李永吉の各氏が同行した。


 10日 −先軍革命の万年の財宝として立派に改修された平川革命史跡地を現地指導。
 第1書記は、1945年10月に金日成主席がここに兵器工場の敷地を定めたと述べた。
 また、主席が1948年12月12日にここを訪れて我々の労働者階級が製造した機関短銃の試射をおこなったと述べ、もう3日後がまさに忘れられない歴史のあの日から67年に当たる日であると指摘した。
 そして、主席の不眠不休の労苦のなかで製造された1丁1丁の銃が、こんにちは党と革命、祖国と人民を守る銃の林となり、主席がここで上げた歴史の銃声があったのでこんにち、わが祖国は国の自主権と民族の尊厳をしっかり守る自衛の核爆弾、水素爆弾の巨大な爆音を上げることのできる強大な核保有国になることができたと述べた。
 さらに、主席と総書記の労苦と心血が宿る我々の軍需工業の強化、発展に引き続き大きな力を入れなければならないと強調した。

 黄柄瑞、尹東絃、趙甬元、ホン・ヨンチル、チャン・チャンハの各氏が同行した。


 12日 −科学化、集約化、工業化が高い水準で実現されたことで、わが国の養魚部門のもう一つのモデル標準工場に変貌した5月9日ナマズ養殖工場を現地指導。
 第1書記は、昨年12月に同工場を現地指導し、さらに多くのナマズを生産して軍人と人民に送れるよう養魚の科学化、集約化、工業化を実現して工場の面貌を完全に一新させることに関する課題と方途を示した。
 当該部門と工場の活動家、従業員、朝鮮人民軍第267軍部隊の軍人建設者は、短期間に1万4835平方メートルに及ぶ建築面積の改修および新築工事を終えたし、第1書記が定めた生産目標を達成する成果をおさめた。
 第1書記は、5月9日ナマズ養殖工場が現代的に改修され生産計画を超過遂行することで、わが人民に喜びを与えていると述べ、年末まで袴らしい成果が創造されている今年は祖国の歴史に記される意義深い勝利者の年であると指摘した。

 朝鮮労働党の呉秀容書記、趙甬元副部長が同行した。


 16日 −三泉ナマズ養殖工場(黄海南道)を現地指導し、養魚の主体化、科学化、集約化、工業化が、最上の水準で実現した世界的なナマズ養殖工場に変貌させる課題を示す。
 第1書記は、国の至る所でおさめられている驚異的な成果は決して条件が良いからではなく、党の政策を決死貫徹しようとする千万軍民の精神力が生んだ誇らしい結実であると述べ、大衆の限りない精神力を総動員することに党政治活動の力を集中させて彼らを党政策の貫徹に力強く奮い起こせば三泉ナマズ養殖工場の膨大な現代化工事を朝鮮労働党第7回大会が開かれる来年の10月10日までにいくらでも終えられると指摘した。

 黄炳瑞、朴永植、ソ・ホンチャン、呉秀容、趙甬元の各氏が同行した。


 17日 −17日午前0時、金正日総書記の逝去4周年に際し、錦繍山太陽宮殿を訪問。


 20日 −すべての生産工程が高度に現代化され、生産文化、生活文化が最上の水準で確立された1月18日機械総合工場(平安南道)を現地指導。
 工場の活動家と従業員、科学者、技術者、軍人建設者は、22棟の建物を新たに建設して84棟の建物の改修、補修をおこなっただけでなく、生産工程の現代化を高い水準で実現した。

 呉秀容、趙甬元、ホン・ヨンチルの各氏、朝鮮労働党平安南道委員会の朴泰成責任書記が同行した。


 24日 −第526大連合部隊と第671大連合部隊の(敵味方に分かれて行う)対抗実働訓練を視察。
 訓練は、機械化部隊と防御部隊によるバリケード設置および除去のための対抗実動訓練を実戦の雰囲気で企画し、行うことで、昨年に朝鮮人民軍第526大連合部隊と第671連合部隊とでおこなった対抗実動訓練以降、機械化部隊の高まった前進能力を確定し、冬季の条件に即して前進とバリケード設置で提起される問題点の対策を立て、全軍に白頭山訓練機運をさらに激しく起こすことに目的を置いた。
 第1書記は訓練を見て、防御と攻撃に非の打ちどころがないと大変喜び、人民軍は今後もこのような訓練を多く企画し、行わなければならないと指摘した。

 朝鮮人民軍の黄炳瑞総政治局長(次師)、朴永植人民武力部長(陸軍大将)、朝鮮人民軍の李永吉総参謀長(陸軍大将)、パン・グァンボク副総参謀長兼戦闘訓練局長(陸軍中将)、朝鮮人民軍第526大連合部隊のチェ・ドゥヨン部隊長(陸軍中将)、ユン・ヒファン政治委員(陸軍中将)、朝鮮人民軍第671大連合部隊のカン・スンナム部隊長(陸軍中将)、キム・ジョンチョル政治委員(陸軍少将)が同行した。


 29日 −28日、朝鮮労働党中央委員会会議室でおこなわれた朝鮮人民軍第3回水産部門熱誠者会議の参加者に対する党および国家表彰の授与式に参加し、演説。


 31日 −30日、金養建朝鮮労働党書記の霊柩を訪問。


 ※ その他

 2日 −ラオス創建40周年に際し、ラオス人民革命党書記長のチュンマリ・サイニャソーン国家主席に祝電を送る。
 30日 −金養建朝鮮労働党書記のの霊前に花輪を送る。
 31日 −キューバ革命勝利57周年に際し、キューバ共産党第1書記で国家評議会議長であるラウル・カストロ・ルス閣僚評議会議長に祝電を送る。
 −キューバ革命勝利57周年に際し、駐朝キューバ大使館に花輪を送る。




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