金正恩最高司令官

2016年3月の主な動き


 今月、金正恩第1書記の動静は、軍視察4回、軍関連1回、経済指導4回、その他5回で、合計14回報じられた。
「日付」は朝鮮中央通信報道日。

 「月間論調」から作成。


 2日 −台城機械工場(南浦市)を現地指導。
 第1書記は、今日ここを訪れたのは、工場を現代化することでわが国の機械工業発展の新たな飛躍台を築こうということであるとし、台城機械工場を世界的な最先端機械製作拠点にしようというのが党中央の意図であると強調した。

 朝鮮労働党の趙甬元、キム・ジョンシクの両副部長が同行した。


 4日 −新型大口径ロケット砲の試射を現地で指導。


 9日 −核兵器研究部門の科学者、技術者と会い、核の兵器化事業を指導。


 11日 −朝鮮人民軍戦略軍の弾道ミサイル発射訓練を視察。


 −「朝鮮人民軍戦車兵競技大会2016」を視察。


 15日 −弾道ミサイルの弾頭ノーズコーンの大気圏再突入環境模擬実験を指導。


 18日 −平壌の錦繍山太陽宮殿と龍興十字路の間の黎明通りの建設を宣布し、建設で提起される課題を示す。
 第1書記は、錦繍山太陽宮殿と総書記が歴史の誓いを立てた龍南山を眺め、朝鮮革命の黎明が訪れた意義深い場所に建設する通りの名を「黎明通り」と命名しようと述べた。
 また、黎明通りの建設で基本は、金日成総合大学の教育者らが住むことになる住宅、託児所、クリーニング店、逓信所(郵便局)などの公共の建物と商業施設の建設であると述べた。そして、朝鮮人民軍最高司令官の命令で未来科学者通りの建設に動員された軍人建設者を再び派遣すると述べ、黎明通りを今年中に建設するよう指示した。

 朝鮮労働党の趙甬元、金與正、金昌光の各副部長が同行した。


 20日 −朝鮮人民軍の上陸および対上陸防御演習を指導。


 22日 −わが国の船舶修理工場のモデル、標準に立派に変貌した朝鮮人民軍海軍第597軍部隊管下の10月3日工場を現地指導。
 工場現代化に関する昨年2月の第1書記の現地指導での指示を受け、延べ面積5万1750余平方メートルに達する生産用建物、生活用建物の新設、改修を行い、890余メートルに達する埠頭および護岸工事を行ったほか、生産工程の現代化を高い水準で実現した。
 第1書記は、工場を現代化した結果、どんな戦闘艦船も短期間で修理できるしっかりとした物質的・技術的土台が築かれたと述べた。

 黄炳瑞、李明秀、尹東絃、趙甬元、キム・ジョン シク、馬園春の各氏が同行した。


 −新型大口径ロケット砲の射撃を再び現地で指導。


 24日 −龍城機械連合企業所2月11日工場を現地指導。
 第1書記は、工場が新たに製作した現代的な機械製品が実地で大きな効果をあらわしていると述べ、党が与えた課題はどんなものでも無条件やり遂げる2月11日工場は英雄称号を授かるに位するという最上の評価を与えた。

 朝鮮労働党のホン・ヨンチル副部長が同行した。


 −高出力固体ロケットのエンジン燃焼および段階階分離実験を指導。


 25日 −青瓦台とソウル市内の反動統治機関を撃滅、掃討するための朝鮮人民軍前線大連合部隊の長距離砲兵大集中火力攻撃演習を指導。


 28日 −新しく建設された平壌の未来商店と総合商業拠点を現地指導。
 第1書記は、2012年にオープンした未来商店を規模も内容もさらに立派な商業拠点に変えるため、みずから一等地に位置も定めて建設で提起されるすべての問題を解決した。
 第1書記は、未来商店を一日も早くオープンするよう指示した。
 第1書記はこの日、未来商店と対称になるように現代的な飲食および商業施設などを備えた総合的で多機能の商業拠点を見て回り、太陽節を迎えてオープンするよう指示した。

 李雪主夫人、崔龍海、田逸春、趙甬元、金與正、金昌光、金炳鎬、馬園春の各氏が同行した。


 ※その他

 3日 −シリアでの3月8日革命53周年に際してバッシャール・アサド大統領に祝電をおくる。
 6日 −ラオスのチュンマリ・サイニャソーン国家主席の80歳の誕生日に際して祝電をおくる。




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