金正恩最高司令官

2016年4月の主な動き


 今月、金正恩第1書記の動静は、経済指導5回、その他4回で、合計9回報じられた。
「日付」は、朝鮮中央通信報道日。

 「月間論調」から作成。


 1日 −新興機械工場(咸鏡南道)を現地指導。
 第1書記は、工場が高性能の新たな機械設備をつくるたたかいを力強くおこなって、多くの成果をおさめたとたたえた。そして、工場では、生産を高い水準で正常化し、任された計画を違わず遂行するだけでなく、質の面で世界的水準を突破しなければならないと述べた。

 趙甬元、ホン・ヨンチル、金昌光、チョン・スンイル、尹東絃の各氏が同行した。


 2日 −龍城機械連合企業所の東興山機械工場(咸鏡南道)を現地指導。
 第1書記は、自身が訪れた目的は、工場をわが国の機械工場を代表するもう一つのモデル工場、標準工場に変貌させるためであると指摘した。そして、第1段階の目標として古い設備の更新とCNC(コンピューター数値制御)化、生産工程の部分的な無人化を実現し、第2段階の目標として、すべての生産工程の自動化、ライン化を完璧に実現しなけばならないと指摘した。

 趙甬元、ホン・ヨンチル、尹東絃の各氏が同行した。


 −新型の対空迎撃誘導兵器システムの戦闘性能判定のための試射を指導。


 8日 −リ・チョルホ氏が勤める機械工場を現地指導。

 第1書記の直接的な提案で2013年に建てられた工場は、70日戦闘期間に昼夜を分かたぬたたかいを繰り広げ、工場の上半期の機械製品生産計画を繰り上げて終えられる確固たる展望を開いた。

 朝鮮労働党の趙甬元、ホン・ヨンチル、金與正、金昌光の各副部長が同行した。


 9日 −新型ICBMの大出力ロケットエンジンの燃焼実験を指導。


 15日 −金日成主席の誕生104周年に際し、錦繍山太陽宮殿訪問。


 19日 −新たに建設されたミンドゥルレ・ノート工場を現地指導。
 工場は、全国の幼稚園から大学に至る子どもと学生に供給するノートを専門に生産する。
 第1書記は、現在の年間生産能力5000万冊を今後は1億5000万冊に増やすよう指示した。

 朝鮮労働党の趙甬元、金與正の両副部長、国防委員会の責任活動家であるキム・ウンチョル、馬園春の両氏が同行した。


 23日 −完工した白頭山英雄青年3号発電所(両江道)を現地指導。
 第1書記は、白頭山英雄青年3号発電所の建設を第7回党大会を前に完了したが、自身が与えた命令を4カ月も繰り上げて終えた、チュチェ革命の始原が開かれた白頭山の大地で昨年に続いて再び新たな英雄青年神話が創造されたと指摘した。
 また、白頭山英雄青年1号発電所のダムが建てられた結果、大人造湖が生まれたと述べ湖を「白頭山英雄青年湖」と命名した。そして、白頭山英雄青年3号発電所の建設で労働の偉勲を立てたすべての突撃隊員と建設者、大安重機械連合企業所(南浦市)と羅南炭鉱機械連合企業所(咸鏡北道)、水力設備組立事業所をはじめ、関連部門の工場、企業所の活動家と労働者階級に朝鮮労働党の名で感謝を贈った。

 朝鮮労働党の崔龍海書記、李日煥部長、趙甬元副部長が同行した。


 24日 −SLBMの試射を現地で指導。


 ※その他

 14日 −シリア独立70周年に際してバッシャール・アサド大統領に祝電を送る。
 −朝鮮中央通信、金正恩第1書記が、金日成主席の誕生104周年に際して在日同胞子女の民主的民族教育のために2億1880万円の教育援助費と奨学金を在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総聯)送ったと報道。教育援助費と奨学金は、162回目で総額477億8799万390円。

 19日 −キューバ共産党第7回大会で再選されたラウル・カストロ・ルス第1書記に祝電を送る。




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