金正恩最高司令官

2016年5月の主な動き


 今月、金正恩委員長の動静は、軍関連2回、経済指導2回、対外活動1回、その他9回で、合計14回報じられた。
 「月間論調」から作成。「日付」は朝鮮中央通信報道日。


 6日 −6日、平壌で開幕した朝鮮労働党第7回大会で開会の辞を述べ、朝鮮労働党中央委員会の活動総括報告をおこなう。

 7日 −7日、朝鮮労働党第7回大会の2日目で朝鮮労働党中央委員会の活動総括報告を続ける。

 8日 −8日、朝鮮労働党第7回大会の3日目で第1の議案「朝鮮労働党中央委員会の活動総括」に関する結語を述べる。

 10日 −9日、閉幕した朝鮮労働党第7回大会の閉会の辞を述べる。

 −10日、金日成広場でおこなわれた朝鮮労働党第7回大会を祝う平壌市民大会および市民パレードに出席。

 13日 −朝鮮労働党第7回大会の参加者と記念撮影。

 −党大会にささげる衷情の労働の贈り物として製作した機械設備展示場を視察。展示場には、各部門の工場、企業所が衷情の70日戦闘を力強くおこなって製作した機械設備が部署別に展示されていた。
 金正恩委員長は、展示場に出品された機械製品は自彊力が第一であり、自力、自彊がまさに我々が生きていく道であることを改めて実証していると述べ、我々は、必ず輸入病を根絶し、輸入病に完全に終止符を打たなければならないと強調した。
 また、我々の科学者、技術者、労働者階級が作った機械製品は、一様に世界的水準であるとたたえた。そして、さまざまな機械製品を立派に製作した部署に朝鮮労働党第7回大会の名で感謝を贈り、一日も早くライン生産に入ることについて指示を与えた。

 朝鮮労働党政治局常務委員会委員である黄炳瑞、朴奉珠、崔龍海の各氏と、朝鮮労働党の金己男、崔泰福、李洙墉、金平海、呉秀容、郭範基、金英哲、李万建の各副委員長、李哲万部長が同行した。

 15日 −朝鮮労働党第7回大会に人民軍がささげる衷情の贈り物として立派に建設された朝鮮人民軍122号育苗場を現地指導。
 金正恩委員長は、わが国の育苗場のモデル、標準、国の初の育苗工場が見事に建ったと満足の意を表した。そして、世界的な育苗場を建てるのに寄与した設計部署、施工部署、科学研究部門に第7回党大会の名で感謝を贈った。

 朝鮮労働党政治局常務委員会委員である朝鮮人民軍の黄炳瑞総政治局長(次師)、朴永植人民武力部長(陸軍大将)、朝鮮労働党の呉秀容副委員長、趙甬元副部長、金京準国立環境保護相、国防委員会の馬園春設計局長が同行した。

 19日 −第7回党大会の決定を徹底均に貫徹するたたかいの炎が激しく燃え広がっているホ・チョルヨン氏が勤める機械工場を現地指導。
 工場は、70日戦闘の期間に新しく現代的な大型の機械設備を生産することに関する金正恩委員長の指示を受け、国産化が完璧に実現された現代的で性能の高い数十台の機械設備を生産して人民経済の各部署に送った。
 金正恩委員長は、工場が作った新型の機械設備は、技術的性能が大変良いだけでなく、さまざまな補助装備もきちんと備えていると述べ、自動化、現代化の水準や多目的の側面で世界と堂々と競える機械設備であると指摘した。
 また、党が積極的に支援するので今年の党創立記念日までに鋳鋼職場を現代化しようと述べた。

 朝鮮労働党の李万建副委員長、趙甬元副部長、朝鮮労働党平安北道委員会の金能五委員長が同行した。

 21日 −完工を控えた自然博物館(平壌)と中央動物園(同)を現地指導。
 金正恩委員長は、青少年学生と勤労者に動植物に関する豊富な知識と常識を与えられる総合的な自然博物館の建設を直接提案した。
 着工から1年余りで延べ面積が3万5000余平方メートルの博物館の建設が完了段階に至った。自然博物館は、宇宙館、古生代館、中生代館、新生代館、動物館、植物官、贈り物館、電子閲覧室、科学技術普及室などが入った展示号棟と事務室、会議室がある管理号棟からなっている。
 委員長は、中央動物園を世界的な動物園に変貌させることに関する構想を示し、改修で提起される方向と方途を明示した。そして、自然博物館と中央動物園に来れば、チュチェ朝鮮の限りなく強大な力と我々の文明がどの域に上り詰めたのかがはっきりとわかるようになるであろうと述べ、工事をしっかり締めくくり、管理、運営の準備を抜かりなく整えることに関する課題を示した。

 朝鮮労働党の呉秀容副委員長、金與正、趙甬元の両副部長、国防委員会の馬園春設計局長が同行した。

 24日 −貴城製塩所(南浦市)を現地指導し、人民軍がおこなっている地下超鹹水(かんすい)=5%以上の高塩分濃度地下水=による塩の生産の実態を領海。
 金正恩委員長は、経済的価値が大きい地下超鹹水資源による製塩方法を現実に導入することに関する課題を人民軍に与えた。
 人民軍は昨年、同製塩所に地下超鹹水による塩の生産工程を設けて生産を始め、今年3月初めから現在まで150余ヘクタールの塩田で7000余トンの塩を生産した。

 黄炳瑞、朴永植、呉秀容、趙甬元の各氏が同行した。

 27日 −新たに建てられている柳京眼科総合病院の建設現場を現地指導。
 金正恩委員長の直接の提案で、目の治療はもちろん、眼鏡の製作と矯正をはじめ、さまざまな機能を遂行できる現代的な柳京眼科総合病院が平壌の紋繍地区に建設されている。
 金正恩委員長は、党創立記念日である10月10日までに柳京眼科総合病院の建設を完了するものとの期待と確信を表明した。

 朝鮮労働党のキム・ヨンス部長、趙甬元副部長、国防委員会の馬園春設計局長が同行した。

 30日 −新たに建てられている保健酸素工場の建設現場を現地指導。
 金正恩委員長は、工場の建設を直接提案して平壌市郊外の一等地に工場の敷地も定めた。
 4月初めの着工後、短期間にインフラ建設を実質的に終えて、現在はすべての建築物の骨組み工事を最終段階で進めている。
 金正恩委員長は、良質の医療用酸素をどんどん生産して病院に送るには、保健酸素工場を最上の水準で建設しなければならないと指摘した。そして、全国の千万軍民が朝鮮労働党第7回大会で示された国家経済発展5カ年戦略遂行の突破口を開いていくための衷情の200日戦闘に入ることになると述べ、共和国創建記念日である9月9日までに工場を立派に完工するものとの期待と確信を表明した。

 李万建副委員長、趙甬元副部長、馬園春設計局が同行した。

 −朝鮮のソベクスと中国のオリンピック代表のバスケットポール男子の親善試合を観戦。
 試合は、ソベクスが82−73で勝った。
 先立って行われた2試合も、ソベクスが81ー70、65-56で勝利した。

 崔龍海、呉秀容、李日煥、金與正、金成男、趙甬元、李宗茂の各氏が同行した。


 ※その他

 21日 −朝鮮労働党中央委員会委員で最高人民会議代議員の姜錫柱氏の霊前に花輪を送る。




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