金正恩最高司令官

2016年6月の主な動き


 今月、金正恩委員長の動静は、経済指導4回、対外活動1回、その他8回で、合計13回報じられた。
「日付」は、朝鮮中央通信報道日。

 「月間論調」から作成。


 2日 −新たに建設された平壌体育器材工場を現地指導。
 金正恩委員長は、1959年4月に創立した平壌体育器具工場を新世紀の要求に即して完全に新たに建設することを直接提案し、1月には、工場を平壌体育器材工場と命名した。
 軍人建設者と体育省の活動家の力強いたたかいにより、延べ面積が9980余平方メートルの現代的な平壌体育器材工場が青春通りスポーツ村に建てられ現在は本格的な生産に入った。

 同行者は、朝鮮労働党政治局常務委員会委員である崔龍海副委員長、呉秀容副委員長、趙甬元副部長、李宗茂、シン・ヨンチョルの両氏。

 4日 −龍岳山せっけん工場(平壌)の建設現場を現地指導した。
 金正恩委員長は、さまざまな液体せっけんなどを生産する現代的なせっけん工場を龍岳山の麓に建てることに関する教えを示した。
 関係者と軍人建設者の力強いたたかいによって、延べ面積が1万8900余平方メートルの膨大な建築工事が基本的に終わったのに続き、現在は設備の組立工事が本格的に推し進められている。
 金正恩委員長は、党創立記念日の10月10日までに龍岳山せっけん工場の建設を終えるよう指示した。

 朝鮮労働党政治局常務委員会委員である黄炳瑞、崔龍海の両氏、趙甬元副部長、国防委員会の馬園春設計局長が、同行した。


 −新たに改修された万景台少年団キャンプ場(平壌)を現地指導。
 平壌市党委員会の指導のもとに、万景台区域党委員会はみずからの力で改修工事を締めくくる計画を立てて、大きな3棟の野営閣(宿泊施設)と食堂、会館、動物舎、職員宿舎、ボート場、野外プール、野外バスケットボールコート、同運動場などで構成された万景台少年団キャンプ場を立派に改修した。
 金正恩委員長は、万景台少年団キャンプ場の建設、改修を通じて党にたいする哀情の心が熱ければ、無から有を創造できるということを実績で示した平壌市党委員会と万景台区域党委員会の活動を高く評価し、朝鮮少年団創立70周年に際して竣工式をおこなうよう指示した。

 崔龍海副委員長、趙甬元副部長、馬園春設計局長、朝鮮労働党平壌市委員会の金秀吉委員長、党平壌市万景台区域委員会のリ・イルベ委員長が同行した。


 8日 −万景台学生少年宮殿(平壌)で、朝鮮少年団創立70周年祝賀行事の代表とともに記念撮影。

 崔龍海副委員長、李日煥部長、金日成社会主義青年同盟の全勇男第1書記が同行した。


 −7日、朝鮮少年団創立70周年祝賀行事の代表とともに、万景台学生少年宮殿で盛大におこなわれた朝鮮少年団創立70周年慶祝学生少年の総合公演「世界にうらやむものはない」を鑑賞。


 10日 −新たに建設された柳京キムチ工場(平壌)を現地指導。
 延べ面積が1万5660余平方メートルに達し、年間4200余トンのキムチとみそ・しょうゆ漬けなどを生産できる柳京キムチ工場が、平壌市郊外に立派に建設された。
 金正恩委員長は、柳京キムチ工場をわが国のキムチ工業化のモデル、標準工場に整えようというのが党の意図であると指摘し、この工場の建設経験にもとづいて今後、各道でも現代的なキムチ工場を建設しなればならないと述べた。

 朝鮮労働党の呉秀容副委員長、安正秀部長、趙甬元、シン・マンギュンの両副部長、馬園春設計局長が同行した。


 13日 −国防総合大学を現地指導。
 金日成主席は1964年10月、国防総合大学の前身である国防大学の創立を宣布した。
 金正恩委員長は、主席が国防総合大学を現地指導した49周年を迎えて大学に主席と総書記の銅像を建てたのは、主体的国防科学教育の歴史に宿る主席と総書記の不滅の革命業績を万代に末永く輝かすうえで大きな意義をもつ大慶事であると述べた。
 金正恩委員長は、国防総合大学が、数百人の学位・学職所有者を擁し、多くの大学と学部、博士院などを有する主体的国防科学技術人材養成の最高の殿堂に成長、強化されたと述べた。
 そして、国防総合大学の基本任務は、東方の核大国、軍事最強国である先軍朝鮮の地位をさらに強固にし、輝かしていく柱、チュチェが確立した学術型の人材、実践型の人材をさらに多く、さらに立派に育てることであると述べた。
 また、党が、コンピューターをはじめ、現代的な教育設備も送り、プールとサッカー場も立派にこしらえる、数百戸の教職員住宅を建設すると述べた。
 さらに、国防総合大学は、自身が最も愛着をもって重視する大学の一つであると述べ、国防総合大学をわが国で最も実力のある大学、国防科学を担う中核の骨幹、人材を育てる大学のうえの大学、世界一流の大学にすると指摘した。

 朝鮮労働党の李万建副委員長、ユ・ジン、趙甬元の両副部長が同行した。


 16日 −改修された平壌穀産工場を現地指導。
 金正恩委員長は、平壌穀産工場の現代化でおさめた最も大きな成果は設備の国産化率を95%以上にしたことであると述べ、原料の投入から製品の包装に至るすべての生産工程に、我々が設計し、我々の手でつくった先端設備をそろえた、近年、党の国産化方針の貫徹で食品工業部門が先頭に立ったと指摘した。
 さらに、この工場は、主体化の旗印を高くかかげて進む工場、自力、自彊の創造大戦でモデルに押し立てるに足る工場、現代化をどうおこなうべきかを教える教科書のような工場であるとたたえた。

 安正秀部長、趙甬元、シン・マンギュンの両副部長、趙永哲食料日用工業相が同行した。


 21日 −金正淑平壌製糸工場を現地指導。
 金正恩委員長は、工場を現代的に変えただけでなく、70日戦闘の期間に上半期の人民経済計画を全国で一番最初に遂行してモデルケースの栄誉に輝いたあの精神、あの気迫で衷情の200日戦闘でも日ごとに奇跡と革新を創造している工場の労働者階級に会いたくて訪れたと述べた。
 そして、金正淑平壌製糸工場は生産や生産文化、生活文化において、自身が最近見てまわった工場のなかで最高の水準であると高く評価した。

 安正秀部長、趙甬副部長が同行した。


 23日 −地対地中長距離戦略弾道ミサイル「火星1O」の試射を現地で指導。


 29日 −錦繍山太陽宮殿で、地対地中長距離戦略弾道ミサイル「火星1O」の試射成功に寄与したメンバーと記念撮影。


 −最高人民会議第13期第4回会議に参加。


 7月1日 −30日、キューバ共産党のラウル・カストロ・ルス第1書記の特使として訪朝した同党政治局員である国家評議会のサルバドル・バルデスメサ副議長一行と会見。


 ※その他

 3日 −キューバ共産党第1書記で閣僚評議会議長である国家評議会のラウル・カストロ・ルス議長の誕生日に際して祝電を送る。

 12日 −ロシアのウラジーミル・V・プーチン大統領にロシアの日に際して祝電を送る。

 30日 −中国共産党創立95周年に際し、習近平総書記に祝電を送る。




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