金正恩最高司令官

2016年7月の主な動き


 今月、金正恩委員長の動静は、軍視察1回、軍関連3回、経済指導3回、その他3回で、合計10回報じられた。
 「日付」は、朝鮮中央通信報道日。

 「月間論調」から作成。


 3日 −中等教育環境のモデル、標準として立派に建設された平壌中等学院を現地指導。
 市内の党員と勤労者、活動家によって、延べ面積が2万4050余平方メートル、数十の教室、実験室、実習室がある校舎、水泳をはじめ、さまざまな運動をおこなえるように設けられた体育館と寄宿舎、管理建物、補助建物などからなる平壌中等学院が短期間で建てられた。
 委員長は、設計もしっかりおこなわれ施工も非の打ちどころがない、すばらしい、本当に気に入ったとたたえた。そして、平壌市が、初等学院の建設も党が定めた日に完工しなければならないと述べ、平壌市の模範を見習って各道でも現在おこなっている初等学院、中等学院の建設を来年の太陽節まで無条件終えなければならないと指示した。

 朝鮮労働党の趙甬元副部長、国務委員会の馬園春設計局長、党平壌市委員会の金秀吉委員長が同行した。


 6日 −わが国の養殖工場のモデル標準に変貌した平壌スッポン養殖工場を現地指導。
 当該部署の指揮官と軍人建設者、科学者、技術者、従業員は、延べ面積が5万3510余平方メートル、年間生産能力が20万匹以上に達する工場を短期間に改修して、スッポン養殖の科学化、工業化、集約化を高い水準で実現できる展望を開いた。
 委員長は、昨年、嘆かわしい限りの工場の実態を了解し、あまりにも胸が痛くて張り裂けそうで、いつも心の片隅が重かったが、頓挫した工場をこれ見よがしに建ててみると、心が弾んで楽しくなると述べた。

 趙甬元、韓光相の両氏が同行した。


 8日 −金日成主席の逝去22周年に際して錦繍山太陽宮殿訪問。


 12日 −平城合成皮革工場(平安南道)を現地指導。
 委員長は、合成皮革の全国的な需要を十分に満たせる能力が大きい工場に変貌しただけに、生産を正常化し、生産量を絶えず増やせるように、原料、資材を十分に供給しなければならないと述べた。

 朴奉珠総理、朝鮮労働党の安正秀部長、朴明順副部長が同行した。


 14日 −白頭山建築研究院(平壌)を現地指導。
 金正日総書記は、1982年7月に白頭山建築研究院を創立して命名もし、何度も現地指導した。
 委員長は、白頭山建築研究院の活動家と設計家、建築家、研究士が、労働党時代とともに末永く輝く建築物、主体性、民族性、独創性、現代性が、徹底的に具現された建築物を創造するたたかいを力強く繰り広げなければばならないと述べた。

 国務委員会の馬園春設計局長が同行した。


 16日 −朝鮮人民軍第2期第6回軍人家族芸術サークル・コンクールで入選した軍部隊の軍人家族芸術サークル公演を鑑賞。
 公演には、第567軍部隊、第526軍部隊、第337軍部隊、第534軍部隊、第963軍部隊、朝鮮人民軍海軍の軍人家族芸術サークル員が出演した。
 委員長は、今日の公演は、党の思想で一色化された公演、党の政策が脈打つ公演、党政策学習要綱のような公演であると高く評価した。


 20日 −朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊の弾道ミサイル発射訓練を現地で指導。


 24日 −朝鮮人民軍第810軍部隊傘下の魚粉飼料工場を現地指導。
 委員長の昨年3月の現地での教えの貫徹に立ち上がった第810軍部隊と工場の活動家、従業員は、魚粉飼料の生産を中断なくおこない、短期間にみずからの力と技術で現代的な設備を新たに補強したし、樹種の良いさまざまな木も植えて、生産および厚生施設をさらに立派に整える活動を力強くおこなうことで、工場の内外を見事に一新した。

 黄炳瑞、呉秀容、趙甬元の各氏が同行した。


 27日 −千里馬建材総合工場(平壌)を現地指導。
 工場は、平壌市郊外に位置しており、鋼板屋根材、断熱複合板、合成樹脂管、鍛接管、合成樹脂窓、鉄柵、金網柵、発泡スチロール、ブロックなどの建材を生産する能力が大きい建材生産拠点。
 委員長は、自身がここを訪れた目的は、工場を主体化、現代化がさらに立派に実現した屈指の総合的な建材生産拠点に変貌させるためであると述べた。
 そして、千里馬建材総合工場を我々の資源と原料、我々の技術で建材生産の国産化を実現することに関する党の方針が具現された工場、チュチェが徹底的に確立した実利ある工場に立派に整えて世界に出して誇ろうと述べた。

 黄炳瑞、朴永植、呉秀容、趙甬元、馬園春の各氏が同行した。


 30日 −新たに建設された朝鮮人民軍漁具総合工場を現地指導。
 昨年3月に工場を現地指導した委員長は、全国の水産部門が求める漁具を十分に生産、供給するには、工場の生産能力を決定的に拡張しなければならないと述べ、従来に比べて生産面積は5倍、生産能力は8倍も大きい新たな漁具総合工場の建設を直接提案して、敷地もみずから定めたし、現代的な設備を整える問題をはじめ、建設で提起されるすべての問題を一つ一つ解決した。
 第534軍部隊の活動家と建設者、関連部門の科学者、技術者によって、延べ面積が1万8650余平方メートルに達する現代的な漁具総合工場が建ち、いまは本格的な生産をおこなっている。

 黄炳瑞、朴永植、徐紅燦の各氏が同行した。


 ※その他

 11日 −朝中友好・協力および相互援助に関する条約締結55周年に際し、中国の習近平国家主席に祝電を送る。

 20日 −シリアとの外交関係設定50周年に際し、バッシャール・アサド大統領に祝電を送る。




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