金正恩最高司令官

2016年9月の主な動き


 今月、金正恩委員長の動静は、軍視察1回、軍関連1回、経済指導2回、その他5回で、合計9回報じられた。
 「日付」は、朝鮮中央通信報道日。


 1日 −戦略潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試射の成功に寄与したメンバーとともに記念撮影。
 李万建、李炳哲、努光哲の各氏が同行した。

 6日 −朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊の弾道ミサイル発射訓練を指導。

 13日 ※朝鮮人民軍第810軍部隊傘下の1116号農場を現地指導。
 農場の活動家、党員、勤労者は、委員長が昨年8月に同所を訪れて与えた課題を受け、委員長が贈り物として送ってくれた現代的な温室を短期間で立派に建設したし、新品種のトウモロコシとオカボを育種したのをはじめ、党の種子革命方針の貫徹で大きな成果をおさめた。
 委員長は、近年、農場が多収穫品種を育種して生産に導入する成果をおさめたとたたえ、新品種のトウモロコシを「ピョンオク9」号と命名した。
 黄炳瑞、呉秀容、趙甬元、韓光相の各氏が同行した。

 15日 −新しく建設された保健酸素工場(平壌)を現地指導。
 委員長は、平壌市郊外の一等地に工場の敷地も定めたし、建設で提起される問題を一つ一つ解決しただけでなく、今年5月に建設現場を現地指導して共和国創建記念日である9月9日までに工場の建設を終えることに関する課題を示した。
 保健酸素工場は、すべての生産工程が自動化、コンピューター化され、病院で何の不便もなく酸素を受け取れるように必要な条件が十分に整えられた現代的な医療用酸素生産・供給拠点である。
 朝鮮労働党の崔泰福副委員長、姜峯訓副部長、国務委員会の馬園春設計局長が同行した。

 18日 −高山果樹総合農場(江原道)を現地指導。
 農場の活動家と従業員は、618建設突撃隊との緊密な協同のもとで農場を社会主義の理想郷にさらに立派に整え、今年に果物生産で過去最高であった年度の生産水準をはるかに突破する成果をおさめた。
 委員長は、この農場は党政策をどう貫徹すべきかを実践で示したモデルケース、模範部署であると述べ、党中央委員会の名で特別感謝を贈った。
 朝鮮人民軍の黄炳瑞総政治局長(次師)、人民武力省の徐紅燦第1次官(陸軍上将)、朝鮮労働党江原道高山郡委員会のハム・ジョンチョル委員長が同行した。

 20日 −西海衛星発射場(平安北道)を訪れ新型の静止衛星運搬ロケット用の大出力エンジンの地上燃焼実験を指導。

 22日 −錦繍山太陽宮殿で、核弾頭実験の成功に寄与したメンバーとともに記念撮影。

 24日 −大同江注射器工場(平壌)を現地指導。
 委員長は、大同江注射器工場をわが国の医療機器工場のモデル、標準になるように現代化しようというのが党の意図であると述べ経営活動の情報化、科学化のための統合生産システムを立派に構築し、すべての生産工程のライン化、自動化、無人化、無菌化を最上の水準で実現することで、工場を世界的な水準の注射器工場にしなければならないと述べた。
 徐紅燦、趙甬元の両氏が同行した。

 30日 −龍岳山ミネラルウォーター工場(平壌)を現地指導。
 同工場は、2007年に操業した。平壌市と工場、速度戦青年突撃隊の活動家、従業員、突撃隊員は、衷情の70日戦闘期間に各対象の新築および増設・改修工事を終えたし、以前に比べてミネラルウォーターの生産能力を2倍に増やす成果をおさめた。
 委員長は、わが国の津々浦々に水質の良い天然の泉が非常に多いと述べ、各道市郡もミネラルウォーター生産工場を建てて、人民がその恩恵に浴するようにしなければならないと指示した。
 朴奉珠総理、朝鮮労働党の安正秀部長、趙甬元、リム・ジュンギルの両副部長、党平壌市委員会の金秀吉委員長が同行した。

 ※その他
 11日 −シリアのバッシャール・アサド大統領の51歳の誕生日に際して祝電を送る。




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