2017年 朝鮮民主主義人民共和国

7月の主な動き
−新聞名などがないものは朝鮮中央通信。*は報道日。−

 1日 −朴奉珠総理、ルーマニア首相に任命されたトゥドセ氏に祝電送る。

 2日 −平壌市子ども交通公園の竣工式。

 3日 −最高人民会議常任委員会の金永南委員長、第29回アフリカ連合(AU)国家および政府首脳会議に祝電送る。
 ※朴奉珠総理、平安南道の温泉郡、甑山部の干害防止の状況と農業の実態を視察。

 4日 −新たに研究開発したICBM「火星14」型の試射に成功。
 −金日成−金正日主義青年同盟の金勇男第1書記、ロシア共産党書記であるレーニン共産主義青年同盟のイサコフ第1書記と会談。
 −朝鮮労働党中央委員会、赤道ギニア民主党第6回定期全国大会に祝電送る。
 −朝鮮代表団団長、国連食糧農業機関(FAO)第40回総会で演説。
 −平壌で7・4共同声明発表45周年に際した社会団体の連合会議。
 −キューバのカストロ前国家評議会議長生誕91周年とキューバ人民との連帯月間に際し、平壌外国語大学平壌外国語学院にカストロ教室を命名する式典。
 −自主・平和・民主のための広範な国民連合の原田章弘共同代表を団長とする日朝友好活動家代表団が訪朝。(〜7日)

 5日 −平壌でレーニン共産主義青年同盟代表団との交歓会。
 −平壌で金日成主席の逝去23周年に際した労働者階級と職業同盟員の決意集会。
 −中国・フフホトでの柔道のグランプリ大会参加の選手が帰国。リム・ソンシムが女子52キロ級で金メダル獲得。
 ※黄海南・北道で干害防止戦闘が引き続きおこなわれている。
 干ばつがひどい黄海南道康翎郡の内洞協同農場では、67の井戸と36の用水池がつくられ、干ばつがひどい田畑を十分潤している。これとともに、散水機、揚水機をはじめ、潅水設備をフル稼働させている。延安郡では郡全体で井戸550本、用水池283面、地下貯水池9カ所、せき78カ所を建設して数千万立方メートルの水源を確保し、毎日多くの田畑に十分な水を供給している。
 黄海北道では、車両を総動員して水を運搬するとともに、黄州郡の竜宮協同農場が創案した新たな潅水方法を道内の農場に一般化する活動も積極的に推し進めている。平山郡の玉村協同農場、青鶴協同農場をはじめ、16の農場で320余の井戸、用水池、打ち抜き井戸、貯留池、せき施設が復旧または新たにつくられ、干ばつとのたたかいに効果的に利用されている。

 6日 −朝鮮労働党の崔龍海副委員長、レーニン共産主義青年同盟代表団と会談。
 −劉明善副部長を団長とする朝鮮労働党代表団が南アフリカ共産党第14回大会参加、モザンビークとイラン訪問のため平壌出発。(22日帰国)
 ・南アフリカ−南アフリカ共産党のヌジマンデ書記長と会見。 (11日)
 ・モザンビーク−モザンビーク解放戦線のリボンボ国際関係書記(13日) 、マチャバ書記長と会談。
 ・イラン−イラン・イスラム連合党のジュライ一第1副書記長と会談(17日) 、ハビビ事務局長と会見。 (18日)
 −ICBMの試射成功を祝う平壌市軍民交歓大会。
 ・各道市部で大会。
 −平壌でICBMの試射成功を祝う青年学生と勤労者の夜会。
 −金日成主席逝去23周年に際し、平壌で青年前衛と農業勤労者、朝鮮農業勤労者同盟(農勤盟)の同盟員の決意集会。
 −平壌で金日成主席逝去23周年に際した朝鮮社会主義女性同盟の活動家と同盟員の偉大さ研究発表会。

 7日 −ICBMの試射成功に寄与したメンバーが平壌着。(〜13日)

 8日 −金日成主席逝去23周年に際し、国家の責任活動家が平壌の錦繍山太陽宮殿訪問。
 −金日成主席逝去23周年に際し、党と国家の責任活動家が平壌の朝鮮革命博物館参観。
 −全国調整委員会調整者のカントゥ氏を団長とするメキシコ労働党代表団が訪朝。
 ・朝鮮労働党の李洙墉副委員長が会見。(11日)
 −在日本朝鮮青年同盟の「俊烈副委員長を団長とする在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総聯)新世代活動家代表団が平壌離れる。
 ※民族遺産保護指導局が今年に7対象を歴史遺跡に登録。

 9日 −金永南委員長、モンゴル大統領に当選したバトトルガ氏に祝電送る。
 −黄海南道クァイル郡で生産された今年の初なりの桃を積んだ果物輸送隊が平壌着。

 10日 −金日国体育相を団長とする体育省代表団がロシアでの第6回体育・スポーツ担当大臣等国際会議(MINEPS)参加のため平壌出発。(17日帰国)
 −レーニン共産主義青年同盟代表団が帰国。
 −平壌でICBMの試射成功を祝う女性同盟の活動家と同盟員の祝賀集会。

 11日 −平壌でICBMの試射成功を祝う青年前衛の祝賀大会。
 −平壌でICBMの試射成功を祝う農業勤労者と農勤盟の同盟員の祝賀集会。
 −平壌で世界人口デーに際した討論会。

 12日 −平壌でICBMの試射成功を祝う労働者階級と職業同盟員の祝賀集会。
 −国家科学院で国立交響楽団の音楽会。(〜14日)
 −咸鏡南道咸興市で万寿台芸術団三池淵楽団の公演。(〜28日)

 13日 −平壌で世界マラリアデーに際した行事。

 14日 −駐朝スウェーデン臨時代理大使が反朝鮮敵対行為を働いたことで2015年12月に当該の判決を受けて刑執行中のカナダ公民である林賢洙氏と14日、領事面会した。
 林賢洙氏は自身の健康状態を語り、問題の解決に積極的な努力を傾けてほしいという要請をカナダ政府に伝えることを頼んだ。朝鮮は、領事関係に関するウィーン条約と人道主義の精神にもとづいて朝鮮でカナダ公民の領事保護業務を担っている駐朝スウェーデン大使館の林賢洙氏にたいする領事面会を実現させている。
 ※両江道の恵山──三池淵広軌鉄道の建設が急ピッチで進められて路盤工事が最終段階に至った。
 橋と基本トンネルの拡張と被覆工事をすべて終え、覆道工事をおのおの99.8%、98.5%遂行した。

 16日 ※朴奉珠総理、平安南道の勝利自動車連合企業所を視察。
 −朝鮮にロシア政府が世界食糧計画(WFP)を通じて寄贈する食糧が咸鏡北道の清津港到着。
 −平安南道の順川リン肥料工場建設の着工式。
 −平壌で朝鮮障害者芸術協会の芸術サークル員の公演。(〜21日)

 17日 −ゴンサレス社長を団長とするキューバのプレンサ・ラティーナ通信社代表団が訪朝。(一21日)
 ・金永南委員長が会見。(20日)
 ※平壌の大同江ビール工場が新しい銘柄のビールを開発して生産を始めた。麦とともに小麦を主原料とする新しい白ビールは上面発酵ビールで、酵母と小麦が相まって醸す独特な香りと先端の醸造技術によってこれまでのものよりも風味が豊かである。
 ※植物学者が全2巻からなる図書「植物分類名事典」を新たに編さん。

 18日 −金正日総書記のロシア極東地域訪問15周年に際し、マチェゴラ駐朝大使が親善集会催す。
 −平壌で第15回全国発明・新技術展覧会。(〜28日)
 −平壌で第11回全国小学校サッカー班サッカー競技大会と第7回全国初級中学校・高級中学校サッカー班サッカー競技大会。(〜28日)
 ※金日成総合大学平壌医学大学が「東医宝鑑」閲覧ソフトウエア「遺産1.0」開発した。新たに開発したソフトには、およそ100万字に達する原文の漢文と5巻の翻訳文がデジタルデータで収録されており、3000余の高麗医学用語、1000余種の高麗薬資料、1万字の漢字辞典が構築されている。数千ページに達する原典が画像ファイルで保管されており、学術体系に沿った分類、検索などを円滑におこなえるようになっている。

 19日 −平壌の祖国解放戦争参戦烈士墓に烈士の遺骨を新たに安置。
 −平壌で知識人への学位・学職授与式。
 −祖国解放戦争勝利64周年に際し、全国農勤盟の活動家と初級宣伝活動家の白頭山地区革命戦跡地参観。(一25日)
 −平壌で委員会・省・中央機関活動家の水泳大会。(〜24日)
 −2018年アジアサッカー連盟(AFC)U−23 (23歳以下)選手権大会の予選G組の朝鮮が中国香港と1−1で引き分け。同組の全日程は平壌のメーデースタジアムでおこなわれる。
 ※朝鮮少年団第8回大会の切手。
 ※平壌穀産工場が動物性ペプチド系栄養食品を初めて開発した。工場の技術チームは、科学者と力を合わせて数年の研究の末にペプチド系食品の生産工程に必要な多くのパラメーターを設定し、食品の種類ごとのあめ・菓子類の原料とペプチド・タンパク質の合理的な配合の割合を見つけた。それにもとづいてペプチド栄養菓子、ペプチド・ミルクキャラメル、ペプチド・ゼリーなどおよそ10種の栄養食品を開発し、その生産の工業化も解決した。

 20日 −平壌で全国タンゴギ(犬肉)料理コンテスト。

 21日 −金永南委員長、インド大統領に選出されたコビンド氏に祝電送る。
 ※許用福外務次官、エジプト革命記念日に際して駐朝大使館を祝賀訪問。
 −エジプト革命記念日に際し、アブデルハディ注朝大使が宴会催す。
 −祖国解放戦争勝利64周年に際し、人民武力省が駐朝武官団のために映画鑑賞会催す。
 −南浦体育館で戦勝カップ全国テコンドー強豪競技大会開幕。(〜28日)
 −AFC・U−23選手権大会の予選G組の朝鮮が中国台北に7−1で勝利。

 22日 −ロシア外務省のブルミストロフ巡回大使が訪朝。(一25日)
 −モンゴル・ウランバートルでの国際航空連盟(FAI)大会参加の選手が帰国。ソ・ミョンボムが模型航空フリーフライトの2017年アジアカップのFIH(中型)およびFIA(大型)グライダー個人で1位、キム・ウンボクがFIHグライダー個人で2位。キム・ウンボク、ソ・ミョンボム、キム・ソンイルが2017年ソドノムバルジル記念カップのFIAグライダー個人で1位、2位、3位。
 ※国土環境保護省山林研究院が優良品種のチョウセンゴヨウ密植林造成技術を研究し、完成させた。
 同技術は、実生のチョウセンゴヨウ林よりも松の実の生産時期を8〜10年ほど早めながらも、1ヘクタール当たりのはるかに高い収量を保証している。黄海北道麟山郡のある地域の山地に経済的価値が高いチョウセンゴヨウ密植林を造成したところ、同所で多くの松の実を生産したという。
 黄海北道の燕灘郡、平山郡、瑞興郡、中和郡、平安北道雲山郡、江原道元山市、南浦市江西区域をはじめ、各地域の山地でも芽接ぎを導入した結果、新たに育成した優良品種の1ヘクタール当たりの松の実生産量が一般的なものに比べて1.5倍以上高かった。
 10余の市郡に優良品種のチョウセンゴヨウの苗を大量に栽培、供給できる拠点が設けられだのに伴い、慈江道松源郡など多くの地域で一般的なチョウセンゴヨウ林を優良品種の密植林に改造する活動がおこなわれている。

 23日 −朝鮮民族保険総会社創立70周年記念報告会。
 −AFC・U−23選手権大会の予選G組の朝鮮がラオスに6−0で勝利。朝鮮は同組首位で2O18年AFC・U−23選手権大会進出決定。

 24日 ※朴奉珠総理、咸鏡南道の剣徳鉱業連合企業所を視察。
 −平壌で祖国解放戦争勝利64周年慶祝青年中央芸術宣伝隊の公演。
 −平壌で祖国解放戦争勝利64周年慶祝全国青年学生の独唱・独奏コンクール入賞者の総合発表会。
 −祖国解放戦争勝利64周年に際した参戦老兵と平壌市青年学生の対面の集い。
 −江原道の元山製靴工場で全国製靴工業部門科学技術発表会。(〜26日)

 25日 −李容浩外相、朝鮮とシリアの外交関係設定51周年に際してムアレム副首相兼外相に祝電を送る。
 −崔希鉄次官を団長とする朝鮮外務省代表団がフィリピン訪問のため平壌出発。(29日帰国)
 −サワス技術・広報および対外関係部長を団長とするシリアのバース少年先鋒隊代表団が訪朝。(〜8月1日)
 ・金日成−金正日主義青年同盟の全勇男第1書記が会見。 (28日)
 −日本の金日成−金正日主義研究東海連絡会の鈴木敏和代表世話人を団長とするチュチェで結ぶ日朝友好代表団が訪朝。(〜31日)
 −ハンガリーでの国際水泳連盟(FINA)第17回世界水泳選手権大会参加の選手が帰国。キム・ミレ、キム・グクヒャン組が飛び込みの女子シンクロ高飛び込みで2位、キム・ミレ、ヒョン・イルミョン組が混合シンクロ高飛び込みで3位。
 −平壌で朝鮮人民軍陸軍・海軍・航空および対空軍将兵の決意大会。
 −平壌で祖国解放戦争勝利64周年慶祝女性同盟の活動家と同盟員の戦時歌謡舞台。
 −両江道の三池淵郡文化会館で祖国解放戦争勝利64周年に際した農勤盟の活動家と農業勤労者の祝賀舞台。
 −平壌で第6回全国206品目日用雑貨展示会開幕。
 −平壌で全国農業機械部門科学技術発表会。(〜26日)
 −江原道の松涛園国際少年団キャンプ場で第32回松涛園国際少年団キャンプの入村式。

 26日 −平壌で祖国解放戦争勝利64周年慶祝中央報告大会。
 −祖国解放戦争勝利64周年に際し、党と国家の責任活動家が平壌の戦勝革命史跡地参観。
 −平壌で祖国解放戦争勝利64周年に際した共和国英雄と労働者階級、職業同盟員の対面の集い。
 −平壌市参戦老兵保養所の竣工式。

 27日 −平壌で祖国解放戦争勝利64周年慶祝芸術公演。
 −祖国解放戦争勝利64周年に際し、平壌の大城山革命烈士陵と新美里愛国烈士陵、祖国解放戦争参戦烈士墓に献花。
 −祖国解放戦争勝利64周年に際し、平壌でピバダ歌劇団が新たに創作した革命歌劇の公演。

 28日 −ICBM「火星14」型の2回目の試射に成功。
 −趙澣柱委員長を団長とする在日本朝鮮人教職員同盟代表団が訪朝。
 ※南浦水産事業所の漁船が毎日、数十トンの魚を取ることで、年間漁獲計画を超過遂行。
 ※慈江道が鴨緑江を擁する有利な条件を利用して網いけす養殖を展開している。昨年、清川江階段式発電所の各水域と江界市をはじめ、各市郡に網いけす養魚場を建設した経験を見習ってすべての市郡が網いけす養殖を積極的におこなっている。現在、雩時郡が大平地区の鴨緑江に150平方メートルの綱いけす養魚場を建設して多くの種類の魚を育てているが、その展望が大変明るい。郡は、自然水域でスズキをはじめ、多くの稚魚を確保して綱いけす養魚場に引き続き入れている。慈城郡と渭原郡でも、それぞれ11カ所に移動式網いけすを設けて科学的な養殖方法を導入し、大きな実利を得ている。

 29日 ※両江道の白頭山英雄青年発電所と名産物である咸鏡北道の七宝山のマツタケの切手。

 30日 −平壌でICBMの2回目の試射成功を祝うモランボン楽団、功勲国家合唱団の合同公演。
 −ネパール・カトマンズでの重量挙げの2017年アジアユース・ジュニア選手権大会優勝選手が帰国。朝鮮は各階級で金メダル10個、銀メダル2個獲得。

 31日 −金永南委員長がイラン大統領就任式参加のため平壌出発。
 −蘇格院長を団長とする中国国際問題研究院代表団が訪朝。(〜8月4日)
 ※地下資源法の一部の内容を修正、補充。
 −平壌で世界肝炎デーに際した行事。
 −三池淵郡で白頭山地区の環境保護のための水資源および廃棄物管理討論会。(〜8月2日)


 


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