日本の外務省関係者は口を慎むべきだ
−2017年7月21日−

 朝鮮中央通信社は21日、「口を慎まなければならない」と題する全文次のような論評を発表した。

 最近、日本の外務省関係者が大急ぎであちこちを訪ね回って無分別に振る舞っている。

 小田原潔外務大臣政務官は、ネパールを訪れて誰それの「拉致計画」なる荒唐無稽な詭弁をでっち上げ、「北朝鮮公民の旅行を統制すべきである」だの何のと我々とのすべての交流中止など対朝鮮孤立・圧力共助を哀願した。

 岸田(文雄)外相も18日、ニューヨークで国連事務総長と会って「北朝鮮は新たな段階の脅威になっている。いまは圧力を強化すべき時である」と述べ、我々にたいするより強い「制裁措置」を早急に講じるよう求めた。

 これは、我々にたいする敵対意識が骨髄に徹した日本の反動層の反朝鮮対決ヒステリーの集中的なあらわれである。

 日本は、口が十あっても朝鮮人民に文句を言える立場ではない。

 過去、わが民族が日本から受けたあらゆる侮辱と蔑視は、わが人民の胸のなかに永遠に癒えない深い傷として残っている。

 植民地統治期間、日帝は100余万人に達する罪のない朝鮮人を野蛮に虐殺し、840万余人に及ぶ青壮年を強制連行して牛馬のようにこき使ったし、20万人に達する朝鮮女性を運行、拉致して旧「皇軍」の性の慰み物に転落させる耐えがたい民族的侮辱を加えた。

 近年だけでも、日本の反朝鮮団体および人物が、「人道主義」の仮面をかぶって朝中国境地域に押し寄せ、懐柔、欺瞞など卑劣で巧妙な方法で多くのわが共和国公民を誘拐、拉致して日本に連れ去った事実は既に公表された。

 このような日本が、我々の自衛的措置に言いがかりをつけたばかりか、「拉致の脅威」まで騒ぎ立てるのは、誰よりも朝鮮人民に犯した罪が大きいからである。

 東方の核強国、世界的なミサイル盟主国の地位に堂々と立った朝鮮の強大な威力と戦略的地位に罪深い日本が不安がって気が気でないのは当然である。

 極度の不安と恐怖のなかで生きていく島国のやからであるので、隣でわずかな物音がしても狂犬がほえるように昼夜「脅威」の繰り言を並べているのである。

 悪事身に返るものである。

 日本が、米国に便乗して我々にたいする制裁・圧力劇に狂奔するほど、攻撃目標内にみずから頭を突っ込む自滅行為にしかならない。

 我々は既に、日本がいまだに罪を積み重ねているのを徹底的に計算しており、現実を直視できず我々に敵対的に出るなら、我々の強力な弾道ミサイルの標的が変わるしかないことについて厳かに宣明した。

 日本が太平洋上の孤島を保ちたいなら、口を慎むべきであろう。【朝鮮通信=東京】


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