朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が平和協定の締結を回避しようとしていることに関連して13日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。
先日、米国務省の北朝鮮担当特別代表はある討論会の席で、我々の平和協定締結の主張は順序が間違っているとして、停戦協定を平和協定に転換する前に、まず非核化で重要な前進が遂げられるべきであると力説した。
これは全くの言語道断である。
我々はこれまで、非核化の論議を先に行ってもみたし、また核問題と平和保障問題を同時に論議する会談も数多く行ったが、何の結果も得られなかった。
その根底には、変わりない朝米間の敵対関係がある。
1950年代に始まった朝米交戦関係によって1980年代に核問題が発生したことを知らないはずがない米国が、非核化が先になされてこそ平和協定を締結できると順序を云々するのは結局、対朝鮮敵視政策を放棄しないということである。
歴史的経験は、停戦協定を平和協定にかえて朝米間の敵対関係を根源から清算しなければ、何の問題も解決できないことを示している。
平和協定が締結されて、米国がもはや我々の敵ではなく、信頼の雰囲気が醸成されれば、他のすべての問題の解決も可能になるであろう。
米国は、平和協定の締結を主張する我々の善意を見誤ってはならないし、これを回避する結果が果たして何であるのかについて熟考すべきであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】
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