朝鮮が宇宙関連条約に加盟
−2016年2月22日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮が政府決定によって22日、宇宙飛行士の救助および送還ならびに宇宙空間に打ち上げられた物体の返還に関する協定(宇宙救助返還協定)と宇宙物体により引き起こされる損害についての国際責任に関する条約(宇宙損害責任条約)に加盟した。

 1968年4月22日に締結された宇宙救助返還協定には、宇宙飛行士と宇宙物体、そして、その部品が、締約国の領土や領海、公海に落下または発見された場合、打ち上げ国に引き渡す問題などが規定されている。72年3月29日に締結された宇宙損害責任条約は、宇宙物体によって、地表面で人命および財産被害が生じたり、飛行中の航空機が被害を受けた場合、打ち上げ国が責任を負い、補償することを義務化している。

 上記の協定と条約に加盟することで、朝鮮は宇宙科学研究および宇宙活動分野で国際的信頼をさらに高め、他国との協力の強化に積極的に寄与するであろう。【朝鮮通信=東京】


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