西海での「人工漁礁の設置」を非難
−2016年7月25日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍海軍西海艇隊は25日、全文次のような報道を発表した。

 最近、米帝と南朝鮮かいらい軍部好戦狂が、朝鮮西海の5島周辺への大々的な武力増強とわが軍海上警備境界線にたいする冒険的な軍事的挑発に血眼になって狂奔している。

 かいらいは既に、延坪島に特攻隊2チームを常駐配置することにしており、戦闘艦船をはじめ、海上武力を大幅に増強している。

 最近は、無人偵察機ヘロンを含む偵察・情報手段を朝鮮西海の5島周辺一帯の上空に投入して、わが軍地域にたいする監視、偵察を悪辣におこなっている。

 かいらい海軍は、中国漁船の違法操業を取り締まるという口実で高速艇と警備艦などをわが方の海上侵犯に駆り出している。

 これと時を同じくして、かいらい軍部頭目が、西海の最前線にまで出向いて我々の「挑発」の可能性にたいする対応態勢の点検を叫んで大騒動を起こした。

 かいらい軍部好戦狂の軍事的挑発行為は、いわゆる「人工魚礁の設置」という茶番を演じるまでに至った。

 数十トンに達する人工構造物である人工魚礁をこれまで3度の海戦がおこなわれた緊迫した水域に設置するいう一つの事実だけを見ても、その挑発的性格がよくわかる。

 世界的に最も緊迫したホットスポットでエスカレートするこのような軍事的挑発行為は、この水域で軍事的衝突を起こして不法、無法の強盗さながらの「北方限界線」(NLL)を何としても固守しようとする極悪な下心のあらわれである。

 かいらい軍部好戦狂の無謀な軍事的妄動は、米国の積極的な唆しによるものであることから事態の深刻さを倍加させている。

 米帝侵略軍は、7月24日午前2時45分ごろに板門店の軍事境界線上にあらわれて、拡声器で「人工魚礁の設置」について通報する茶番を演じる醜態をさらした。

 笑止千万にも、米国は、設置場所が「NLLの南方」という表現を用いることで、まるで不法、無法の幽霊線が朝鮮西海の海上軍事境界線にでもなるかのように浅知恵を弄する愚かな下心をさらけ出した。

 わが軍隊は、敵の軍事的挑発の悪巧みをことごとく見抜いている。

 緊迫したこの水域で、軍事的挑発をおこなってわが軍隊の自衛的対応を誘導し、それを「挑発」と「脅威」であると罵倒しようとするのが、侵略者、挑発者の奸悪な下心である。

 米国と南朝鮮かいらいは、悲惨な犬死にとなって海のもくずになりたくないなら、無分別に狂奔してはならない。

 わが軍隊は、西海ホットスポットで、エスカレートする敵の危険極まりない軍事的蠢動を徹底的に鎮圧するであろう。【朝鮮通信=東京】


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