軍事挑発高めればグアム島消し去る
−2016年9月22日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍総参謀部は22日、全文次のようなスポークスマン声明を発表した。

 最近、米帝に唆されて南朝鮮かいらい軍部好戦狂が、自分が死ぬのか生きるのかもわからずに無分別に狂奔している。

 先日、朴槿恵逆徒は、我々の自衛的な核戦力強化措置について「狂った無謀さ」だの「自滅の道を促す」だの何のと騒ぎ立て、「対北政策」をいわゆる「高強度対北締め付け」から「北の政権交代」に転換するという悪態をついた。

 そのために「北の政権を終わらせる」という覚悟で「国家安全保障会議」の常時非常体制を稼働させ、維持し、かいらい軍が「対北膺懲態勢に万全を期せよ」との指令をくだした。

 一方21日、かいらい国会の外交・統一分野の対政府質問なる席にあらわれた韓民求かいらい国防部長官は、青瓦台の指令を受けて我々の最高首脳部を「排除」するための「特殊部隊を設けている」と述べ、「北が米国を攻撃した瞬間、地球上で壊滅するであろう」という永遠に許しがたい挑発的妄言をはばかりなく言い散らした。

 かいらい軍部の悪党は、「北首脳部直接攻撃」のための「斬首作戦」と「平壌焦土化」に動員する特殊作戦武力と各種の精密攻撃ミサイルを戦時態勢に置いた状態で、主人の米国の核戦争殺人装備まで引き入れて極悪非道な悪巧みを実現しようと狂奔している。

 米帝が、韓民求の妄言が出たその日にグアム島のアンダーセン空軍基地から完全武装した戦略爆撃機BIBを2機、南朝鮮の軍事境界線地域の上空を往復飛行させながら核爆弾投下訓練をおこない、そのうちの1機を烏山空軍基地(京畿道)に着陸、展開させたのは偶然のことではない。

 米帝は、史上初となる戦略爆撃機の南朝鮮地上展開が、「北の指導部にたいする軍事的圧力の度合いを強める」ことに目的があると公言している。

 実際に、米帝は、海上にはロナルド・レーガン原子力空母打撃群を朝鮮半島海域に機動させており、水中には原子力潜水艦を投入して展開させている。

 そのうえ、誘導ミサイル駆逐艦までわが方の経済水域に投入し、わが軍の警備艦が追跡すると慌てて逃走させた。

 このような軍事的挑発行為により、朝鮮半島の情勢は、収拾することも、元に戻すこともできない核戦争勃発の局面へと深く陥っている。

 米帝とかいらい逆賊一味がおこなう無謀な対朝鮮軍事的圧力騒動の最終目標は、我々の最高首脳部「排除」を通じた「北の政権交代」である。

 天人共に怒れるこの軍事的挑発妄動は、わが軍隊と人民に耐えに耐えてきた最後の堪忍袋の緒さえ切らせるようにしている。

 朝鮮人民軍総参謀部は、委任により生じた険悪な事態と関連したわが革命武力の原則的な軍事的対応の立場を宣明する。

 強盗の米帝と朴槿恵逆賊一味は、既に、わが革命武力が「対北先制攻撃計画」を実行しようとする無謀な軍事的な蠢動を徹底的に制圧する決戦態勢に入った状態にあることを一瞬も忘れてはならない。

 朴槿恵逆徒や韓民求のような間抜けが好き勝手に口を開いた結果がどんなに残酷であるのかは時間が証明するであろう。

 この機会に明白にすることがある。

 我々が核の宝剣を握ったのは、世紀をまたいで我々に核の威嚇と恐喝を絶え間なく加えている強盗の米帝の冒険的な核戦争騒動を粉砕するためである。

 しかし、主人の米国の核戦争殺人装備を引き入れて百年、千年が過ぎても実現しない「崩壊」と「自滅」「交代」を騒いで狂奔する以上、朴槿恵とその一味が、たとえ朝鮮人の皮をかぶった者であっても、我々の核攻撃の照準から逃れられない。

 あらゆる手段をすべて動員してでも、特大型の挑発者がこの地で生きて息をすることができなくするのが我々の懲罰の意志である。

 我々が発射する懲罰の核爆弾は、青瓦台と反動統治機関が集まっている同族対決の牙城、ソウルを完全な灰にするであろう。

 侵略者の米帝は、この地の現実を直視しなければならない。

 この地は決して、戦略爆撃機のごう音が鳴るだけでもぶるぶる震えて隠れる場所を探す中東やアフリカの地ではない。この地は、小銃で原子爆弾に勝った対米戦勝神話が永遠のバトンとして継がれ、こんにちは東方の核強国、戦略ミサイル強国の威容をとどろかしている白頭山大国である。

 BIBの類いを投入することで我々を驚かそうとする米帝の虚勢も哀れであり、主人の戦略爆撃機1機が入ってきたからといって万事が解決したように騒ぐかいらいの醜態もかわいそうでならない。

 万一、米帝がBIBの類いを引き続き我々の上空に投入して軍事的挑発の危険の度合いを高めるなら、我々は挑発の本拠地グアム島を必ず地球上から消し去るであろう。

 朴槿恵一味が騒ぐ「北の首脳部排除」の妄動は、青瓦台の完全壊滅とソウルの灰だけをまねくであろうし、米国の核戦争殺人装備の投入は太平洋作戦地帯内にある米帝侵略軍の基地をいっときも安心できない核の悪夢のなかに陥れることになるであろう。

 米帝と南朝鮮かいらいは、激怒したわが軍隊のせん減的な攻撃を回避する方途はもっぱら、我々の尊厳と安全に手出しせず、自重、自粛することにあるとした我々の警告を慎重に受け止めるべきであろう。

 わが革命武力は、空言を言わない。【朝鮮通信=東京】


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