合同軍事演習に超強硬対応措置
−2017年3月2日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍総参謀部は2日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 我々の再三の警告と内外の強力な抗議、糾弾にもかかわらず、米帝と南朝鮮かいらい好戦狂はとうとう1日、わが共和国を狙った侵略的な合同軍事演習を強行する道に入った。

 歴代最大規模でおこなわれる今回の戦争演習には、南朝鮮占領米帝侵略軍と海外から増強される米帝侵略軍兵力、南朝鮮かいらい軍、複数の追従国の兵力を含めて例年になく膨大な侵略武力が参加するという。

 米帝侵略軍のロナルド・レーガン、カール・ビンソンの両原子力空母打撃群と原子力潜水艦、戦略爆撃機、ステルス戦闘機、イージス駆逐艦など、各種の戦略資産もすべて投入されるという。

 既に、朝鮮半島とその周辺に機動展開された米帝の多くの殺人作戦集団と核攻撃手段が北侵攻撃のための出発陣地に機動を開始した。

 さらに重大なのは、米帝と南朝鮮かいらいが「年次的」で「防御的」な訓練であると騒ぎ立てていた仮面までも完全に脱ぎ捨て、今回の演習が我々に核先制攻撃を加えようとするところにあると露骨に騒ぎ立て、その実行のためにあがいていることである。

 敵は、今年の「キー・リゾルブ」「フォールイーグル」合同軍事演習で我々にたいする先制攻撃を狙った「4D(探知、防御、撹乱、破壊)作戦」をより具体化すると同時に、THAADの配備を想定した訓練まで実施すると公然と発表した。

 このような火遊び騒動が、米帝が昨年末から南朝鮮に600万トン以上の弾薬と装備をひそかに持ち込み、最近、南朝鮮占領米帝侵略軍の家族と米国市民権を持つ滞在者を緊急退避させる対策まで立てた状態でおこなわれることによって、その危険性がさらに増している。

 生じた重大な情勢に対処して、朝鮮人民軍総参謀部は、わが革命武力の原則的立場を次のように明らかにする。

 1.米帝と南朝鮮かいらいが、我々の面前で危険極まりない北侵核戦争演習を再び強行した以上、わが軍隊は既に宣布したとおり超強硬対応措置で立ち向かうであろう。

 我々は既に、米国とその追従勢力の核の威嚇と恐喝が続く限り、そして、我々の門前で年次的の看板を掲げた戦争演習騒動をやめない限り、核戦力を中枢とする自衛的国防力と先制攻撃能力を引き続き強化していくという立場を明白に宣明した。

 世界に公表した我々のこの立場は、決して空言ではない。

 2.米帝と南朝鮮かいらいが、わが共和国の自主権が行使される領域にたった一つの火の粉でも落とすなら、即時無慈悲な軍事的対応が開始されるであろう。

 北侵戦争演習の火の粉が、我々の神聖な領土、領海、領空にたった一つでも落ちれば、わが軍隊と人民の積もり積もった怒りが込められた無慈悲な報復対応が伴うことになるであろう。

 わが革命武力が持つべきものはすべて持っており、恒常的な撃動状態にあることを忘れてはならない。

 3.米帝の対朝鮮敵視政策に同調して無分別に今回の北侵戦争演習に飛び込んだ追従勢力もわが軍隊の攻撃目標になるであろう。

 わが軍隊と人民がおこなっている反米対決戦は、侵略の元凶である強盗の米帝はもちろん、それに追従するあらゆる有象無象もきれいに一掃するための正義の聖戦である。

 主人を後ろ盾に無分別に狂奔する手先の運命は、常に悲惨であったことを銘記しなければならない。

 増大する米帝と南朝鮮かいらいの北侵戦争演習騒動を粉砕し、国の平和と地域の安全を守るためのわが革命武力の超強硬対応はどんな力でも阻めない。

 わが軍隊は、正義の核の宝剣で侵略者の核戦争騒動を無慈悲に踏みつぶすであろう。【朝鮮通信=東京】


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