米のシリア攻撃に驚かない
−2017年4月8日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省は8日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 米国の侵略と干渉策動が極めて傲慢な域に達している。

 7日、トランプ政府は、シリア政府軍が化学兵器を使用して民間人を虐殺したという口実のもと、シリア政府軍の空軍基地にたいする大量のミサイル攻撃をおこなった。

 シリアにたいする米国のミサイル攻撃は、主権国家にたいする明々白々な侵略行為であって絶対に許されないし、我々はこれを強く断罪する。

 世界は、シリアにたいする米国の今回の軍事攻撃を通じて、誰が平和の撹乱者であり、破壊者であるのかをはっきり目撃している。

 超大国を自任し、不思議にも核兵器を保有していない国ばかり選んで横暴なこぶしを振り上げてきたのが歴代の米政府であり、トランプ政府もやはり少しも変わらない。

 一部では、シリアにたいする米国の今回の軍事攻撃が我々を狙ったいわゆる「警告的」な行動であると騒いでいるが、それに驚く我々ではない。

 今回のシリアの事態は、我々に帝国主義者にたいする幻想は絶対に禁物であり、もっぱら自力があってこそ帝国主義の侵略から自分を守れるという血の教訓を改めて骨に深く刻ませた。

 核戦力を中枢とする限りなく強大な我々の軍事力は、米国の破廉恥な強権と専横、侵略策動を粉砕して国の自主権と民族の生存権を守る正義の宝剣となっている。

 こんにちの現実は、力には、もっぱら力で立ち向かうべきであり、核戦力を著しく強化してきた我々の選択が極めて正しかったことを実証している。

 我々は、日々無謀になる米国の戦争策動に対処して自衛的国防力をあらゆる面から強化していくであろうし、我々の力で我々を守っていくであろう。【朝鮮通信=東京】


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