米国に踊らされる周辺国は破局的結果覚悟せよ
−2017年4月21日−

 朝鮮中央通信によると、21日に発表された論評「他人に踊らされるのがそんなにも良いのか」の全文は次のとおり。

 最近、我々の周辺国で、米国が朝鮮半島水域に前例なく膨大な戦略資産を投入して情勢を戦争の瀬戸際に追い込むことにたいしては一言も言えず、それに対処した我々の自衛的措置に関しては「必要な措置」だの、「転換的水準の反応」だの何のと言い、我々をどうにかしようと公に威嚇する言葉が飛び出している。

 特に、今後、我々が誰それの「経済制裁」に耐えられないであろうとして自分らとの関係がどんなに重要であるのかを再考すべきであるだの、我々に安全を保障し、経済復興に必要な支持と援助を提供できるだのとたわ言を吐いている。

 18日には公式メディアを通じて、我々が核・ミサイル計画を推進したことで、かつて敵であった米国を自分らの協力者にしたというが、それならば、我々は今後彼らを果たして何と呼ぶべきであり、どう接するべきであるのか。

 我々の自衛的核抑止力は、国と民族の自主権と生存権を守るために、わが軍隊と人民がベルトを締め上げて備えたものであって、決して、何かと替えるための取引の対象ではない。

 我々は、これまで経済制裁のなかで生きてきたが、もっぱら自分の力で、我々が選択した正義の道を力強く前進してきた。

 弱肉強食がはびこるこんにちの現実は、我々が信じるものは、もっぱら、自分の力だけであり、自力、自彊に依拠する道だけが生きる道であるという哲理を改めて骨に刻み付けている。

 万一、彼らが我々の意志を誤断し、誰それに引き続き踊らされて我々にたいする経済制裁にしがみつくなら、我々の敵からは拍手喝采を受けるかもしれないが、我々との関係に及ぼす破局的な結果も覚悟すべきであろう。

 我々は、敬愛する最高指導者のまわりにかたく結集して我々の力で国の尊厳を守り、人民の楽園を打ち立てるであろう。【朝鮮通信=東京】


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