米国が南の庇護の下で炭疽菌実験強行
米軍犯罪真相究明全民族特別調査委員会北側本部代弁人談話 
−2015年12月24日−

 朝鮮中央通信によると、米軍犯罪真相究明全民族特別調査委員会(全民特委)北側本部は24日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。


 最近、米国が南朝鮮当局の黙認、庇護のもと、炭疽菌とペスト菌を南朝鮮占領米軍基地に系統的に持ち込んで細菌兵器実験をおこなった事実があらわになり、内外の驚愕と込み上げる怒りをかっている。

 去る17日、米軍の炭疽菌不法持ち込み事件に関連して構成された南朝鮮・米国「合同実務団」は、内外の強い抗議に屈して米国が2009年から14年まで竜山米軍基地で15回にわたって炭疽菌を持ち込んで細菌兵器実験をおこない、この過程にペスト菌も一緒に持ち込んだことを公式に明らかにした。

 これにより、米国が去る5月の炭疽菌持ち込み事件発生直後、炭疽菌実験が初めてであったと明らかにしたのが真っ赤な嘘であり、わが共和国を圧殺し、全民族を抹殺する下心で生物・化学戦の準備に血眼になって狂奔していることが全世界にさらけ出された。

 1925年に調印されたジュネーブ、議定書と75年に採択された生物兵器禁止条約にも生物・化学兵器の開発と取得、生産と実験、貯蔵と配備を全面的に許さず、これに違反した者を国際裁判にかけて厳罰に処するようになっている。

 周知のように、炭疽菌について言えば、24時間以内に人体の機能を完全に麻痺させ、その致死率が95%以上に達することから別名「恐怖の兵器」「悪魔の兵器」と呼ばれており、国際法で開発、保管、移動が厳しく禁じられている。

 明らかにされた事実は、このように危険極まりない殺人兵器を南朝鮮に自由に持ち込んでいる米国こそ、わが民族を抹殺するために狂奔する現代のけだものであり、国際法も眼中にない希代の強盗であることを改めてはっきりと示している。

 今回あらわになった米国の細菌兵器実験の真相は、米国が南朝鮮で働いている歯ぎしりする生物・化学戦犯罪のごく一部にすぎない。

 米国は先の朝鮮戦争の時期、細菌兵器と化学兵器を大々的に使用して多くのわが人民を無残に殺りくしたし、戦後も南朝鮮の至る所に細菌研究所を設けて細菌兵器実験をおこない、バイナリー兵器、枯葉剤をはじめとする化学兵器と有毒性化学物質も大量に持ち込んで南朝鮮人民を対象にその効果を検証する実験、天人ともに怒れる蛮行を働いた。

 米帝の野蛮人は、炭疽菌よりも毒性が10万倍も強いボツリヌス菌のような危険極まりない細菌まで南朝鮮に持ち込んで、細菌兵器実験をおこなう歯ぎしりする蛮行もためらわなかった。

 南朝鮮占領米帝侵略軍こそ、先の第2次世界大戦の時期、アジア人民を細菌戦の実験対象にしてけだものも怒りで顔を赤くする生体実験をおこなった日帝のけだものも同然の米国版第731部隊であると言うべきであろう。

 米国の反人倫的な核および生物・化学戦策動によってこんにち、南朝鮮は世界最大の核火薬庫に世界最悪の生物・化学兵器実験場にまでなった。

 重大なのは、米国の細菌戦蛮行が南朝鮮逆賊一味の庇護のもとでおこなわれていることである。

 いま、南朝鮮の親米・事大売国一味は、「米軍が関連の規定と手続きを遵守した」だの何のの間抜けなラッパを吹いて米国の殺人鬼を口を極めて庇護する一方、米国の生物・化学戦策動に反対する各階層の人民を野蛮に弾圧している。

 主人の米国が身震いする生物・化学兵器を自分の領土に持ち込んでむごたらしい実験をおこなっても文句の一つも言えず、むしろ、庇護する南朝鮮の支配層こそ永遠に許せない天下逆賊の群れである。

 いま、極悪非道な生物・化学戦挑発策動の犯罪的な真相があらわになって内外の糾弾が高まるのに慌てふためいた米国と南朝鮮逆賊一味は、誰それの「生物・化学兵器の脅威に対処するためのもの」であるだの何のと自分らの罪悪を合理化しようと鉄面皮に振る舞っている。

 前回も、我々の平和的な科学研究および生産拠点である平壌生物技術研究院を「生物兵器工場」であると強弁を張って赤恥をかいた米国と逆賊一味は、荒唐無稽なラッパを吹くほど自分らの醜悪な正体を、さらに、ことごとくあらわすだけであることをはっきりと知るべきである。

 米国の野蛮で無分別な核および生物・化学戦挑発策動を袖手傍観するなら、南朝鮮人民をはじめ、全民族が残酷な災難を免れられない。

 全同胞と世界の良心は、わが民族と人類の頭上におびただしい災難をもたらす特級戦犯である米国と逆賊の群れを歴史の法廷に引きずり出して最も峻厳な審判をくだすべきであろう。【朝鮮通信=東京】


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