朝鮮とアフリカ諸国の断絶狙う米国の愚かな妄言
朝鮮外務省代弁人 
−2016年6月19日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国がわが国とアフリカ諸国の経済交流と協力を遮断しようと愚かに策動しているのと関連して19日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 先日、米国務次官補が、一部のアフリカ諸国を訪れて「北朝鮮の核の脅威は、遠くにあるのではない」だの「北朝鮮のせいで、70年ぶりに核兵器が再び使われる時代が訪れた」だのと荒唐無稽な詭弁を並べたうえ、アフリカ地域諸国が「核の脅威」を避けるには、わが国とのすべての関係を断絶しなければならないと力説したという。

 周知のとおり、米国は、世界初の核兵器製作国、唯一の使用国であり、核の威嚇、恐喝による強権と専横に明け暮れる張本人である。

 このような米国が、自分らの犯罪的正体を隠して、我々が遠いアフリカに「核の脅威」を与えているという途方もない妄言まで並べ立てている。

 我々の核兵器は、アフリカ諸国ではなく、まさに、対朝鮮敵視政策に狂奔する米国を狙ったものであり、この世の千万の悪の巣窟である米国を根こそぎ吹き飛ばす正義の宝剣である。

 米国が、あらゆる逆の説と離間策でわが共和国のイメージを汚し、我々とアフリカ諸国との間にくさびを打ち込もうとするのは下手な浅知恵にすぎない。

 我々とアフリカ諸国の友好と協力の伝統は、それらの国の独立闘争と新社会建設の初期から形成、強化され、発展してきた長久で歴史的なものであり、自主と平等、相互尊重にもとづく互恵的協力を通じてさらに強固になっている。

 ウガンダとの協力問題について言うなら、それは既に以前からウガンダ政府の要請によって始まり、同国に実質的な支援をおこなったし、いまは、当該の契約が満了し、双方の合意にもとづいて、我々の人員がみずから撤収している最中である。

 このような時点で、あたかもウガンダが自分らの圧力を受けて我々との協力を中断したかのように騒ぎ立てるのは笑止千万な茶番劇にすぎない。

 アフリカ諸国を我々との関係断絶へと公然とあおり立てる米国の行為は、自主的な主権国家の内政にたいする乱暴な干渉であって、同地域諸国の強い糾弾と排撃を受け、破綻を免れなくなるであろう。

 わが共和国政府は、自主、平和、親善の対外政策の理念に沿って、アフリカ諸国との伝統的な友好・協力関係を変わりなく拡大し、発展させていくであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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