朝鮮外務省局長が対米関係改善問題に言及
−2016年6月24日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省米国担当局長は24日、訪朝中の米AP通信社平壌支局長のインタビューに応じ、最近の朝鮮半島情勢と朝米関係問題について答えた。

 局長は現朝鮮半島情勢に関して、最近、米国が原子力潜水艦ミシシッピ戦略爆撃機B52H編隊をはじめとする戦略資産を南朝鮮に引き続き投入して朝鮮に反対する核先制攻撃訓練をおこない、朝鮮半島情勢を極度に緊張させていることについて峻烈に糾弾した。

 また、米国とその追従勢力の増大する侵略の脅威に対処して核実験とミサイル発射を含む自衛的な核抑止力強化措置を取り続けるしかないという朝鮮の原則的な立場に言及した。

 そして、我々の地対地中長距離戦略弾道ミサイル「火星10」の試射に関する問題について、米国をはじめとする敵対勢力の恒常的な脅威から祖国と人民の安全を確固と保証するには、我々も敵を恒常的に威嚇することができる強力な攻撃手段を持つべきであるというのが我々の立場であると明らかにした。

 局長は米国との関係改善問題に関しては、敬愛する金正恩同志が朝鮮労働党第7回大会で核強国の前列に並んだわが共和国の戦略的地位と大勢の流れを直視して時代錯誤の対朝鮮敵視政策を撤回すべきであり、停戦協定を平和協定にかえて南朝鮮から侵略軍と戦争装備を撤収すべきであると宣明したことについて強調した。

 そして、かつては、我々と敵対関係にあったとしても、わが国の自主権を尊重して我々と友好的に接する国とは、関係を改善し、正常化していくものとの我々の立場を宣明した。【朝鮮通信=東京】


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