原潜オハイオの釜山入港を非難
−2016年7月15日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が再び原子力潜水艇を南朝鮮に投入したことに関連して15日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 去る13日、米国の主要戦略攻撃手段の一つである原子力潜水艦オハイオが、南朝鮮の釜山港に入港した。

 去る6月、原子力潜水艦ミシシッピと戦略爆撃機B52H編隊を南朝鮮に送り込んだ米国が、今回はミサイル攻撃とステルス機能を備えた1万8000トン級の超大型原子力潜水舷オハイオを投入した。

 朝米関係と地域情勢が極度に悪化したなかで、米国が戦略核攻撃手段を朝鮮半島に次々と投入しているのは、何としても力でわが共和国を圧殺しようとする敵対的企図のあらわれである。

 これにはまた、地域内の他のライバル国家を軍事的に抑え、東北アジア地域で軍事的覇権を確立しようとする野望も潜んでいる。

 核強国の前列に立ったわが共和国の変わった戦略的地位と大勢の流れをはっきり見分けられず、いまだに軍事的圧力と威嚇で我々をどうにかしようとすることこそ、笑止千万なことである。

 米国が、対朝鮮政策の失敗を挽回しようと無分別な武力増強と戦争演習、制裁騒動をおこなったうえ、無礼にも我々の最高の尊厳に言いがかりをつける妄動までためらっていないことによって、朝鮮半島と地域の情勢が極度に激化し、核戦争の危険が増大している。

 米国が、軍事的力に依拠した支配主義戦略にさらに露骨にしがみついて自主権侵害と核の威嚇、恐喝に狂奔している現実は、我々の経済建設と核戦力建設の並進路線がどれほど正当であるのかをあらためではっきりと実証している

 朝鮮半島と地域の強固な平和は、我々の一方的な努力では実現しないし、情勢緊張の主犯である米国の軍事的敵対行為と時代錯誤の対朝鮮敵視政策が終息するときにだけ可能である。

 米国が、対朝鮮敵視政策に悪辣にしがみついている現状は、我々を自衛的核抑止力の強化へよりいっそう促している。

 米国によって強いられている核戦争の危険を強力な核抑止力に依拠して根本的に終息させ、朝鮮半島と地域の平和を守ろうとする我々の意志は確固不動である。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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