弾道ミサイル発射訓練問題視する米を非難
朝鮮外務省代弁人 
−2016年7月21日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が、わが軍隊の弾道ミサイル発射訓練に言いがかりをつけたことと関連して21日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊がおこなった弾道ミサイル発射訓練について、米国でホワイトハウスと国務省、国防総省の公式人物が出てきて、いわゆる国連安全保障理事会「決議違反」だの「挑発」だののラッパを吹いている。

 わが軍隊の正常な軍事訓練に言いがかりをつける米国の行為は、盗人猛々しいことにほかならない。

 米国は他人に言いがかりをつける前に、各種の戦略資産を南朝鮮に投入して核で我々を重大に脅かしていることについてまず振りかえなければならない。

 絶え間なく続く米国の武力増強策動と核戦争演習騒動こそ、朝鮮半島の平和と安全を害する真の脅威であり、国連憲章と国際法の明白な違反である。

 他人の家に押し入った強盗が、先に家主に文句を言うように、米国が我々の正当な自衛的対応措置にたいする非難劇を演じていること自体が我々にたいする許しがたい挑発となる。

 米国は、来る8月の「ウルチフリーダムガーディアン」合同軍事演習を控え、朝鮮半島で緊張状態を持続的に激化させている。

 米国が、今回の合同軍事演習を契機におこなおうとする火遊びが核戦争の導火線に燃え広がらないという保証はどこにもない。

 同スポークスマンは、米国が我々の再三の警告にもかかわらず朝鮮半島で火遊びをしようとするなら、即時的で無慈悲、せん滅的な核の洗礼を受けることになるであろうと警告した。

 そして、米国に便乗しようとする一部の国も事態の本質を直視し、公正な立場をとることで、朝鮮半島と世界の平和と安全保障に貢献すべきであろうと強調した。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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