第2の朝鮮戦争挑発なら米国は滅亡を免れない
−2016年7月25日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省は25日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 いま、わが軍隊と人民は、史上初めて世界「最強」を誇っていた米帝の傲慢な鼻柱を折って下り坂に向かう始まりとなった歴史の日、誇らしい戦勝の祝日を意義深く迎えている。

 希代の軍事戦略家であり、百戦百勝の鋼鉄の統帥者である金日成主席の主体的な軍事戦法と指導のもとに20世紀50年代、小銃と原爆との対決で勝利して戦勝の祝砲を上げたわが共和国は、金正日総書記と敬愛する金正恩同志の先軍指導によって不敗の核強国、最精鋭軍事強国の威容をとどろかし、世紀に世紀を継いで米国との全面対決戦で連戦連勝している。

 苛烈で凄絶であった1950年代から歳月は流れて時代は大きく前進したが、少しも変わらないものがある。それは、ほかならぬ米国の変わりない朝鮮侵略野望である。

 米国は、先の祖国解放戦争で喫した甚大な政治的・軍事的敗北から教訓を得るかわりに、わが共和国を圧殺し、アジアと世界を支配しようとする変わりない侵略野望にとらわれて朝鮮半島で武力増強と戦争演習、軍事的挑発策動を絶えずおこなっている。

 停戦協定を系統的に完全に破棄し、膨大な核兵器を投入して我々にたいする核の威嚇を増大させてきた米国の策動によって、わが国はいつ核戦争が起こるかわからない世界最大のホットスポットになった。

 米国は、わが共和国を「悪の枢軸」、核先制攻撃の対象に定めて毎年、多くの核戦争装備と数十万の兵力を動員して我々に反対する侵略戦争演習をおこなったうえ、今年は我々の最高首脳部を狙った「斬首作戦」と核攻撃手段を目標とした「ピンポイント攻撃」を公然と叫び、きな臭い侵略狂気を露骨にさらけ出した。

 いま、米国は、各種の戦略核攻撃手段とTHAADのような先端軍事装備を南朝鮮に集中的に投入して侵略的な戦争演習をさらに露骨におこなう一方、わが共和国にたいする卑劣な制裁封鎖、圧力策動にしがみついたうえ、あえて我々の最高の尊厳にまで言いがかりをつける許しがたい妄動まで働いている。

 朝鮮半島の情勢を戦争の瀬戸際へ追い込む侵略戦争演習にたいする国際社会の糾弾と懸念にもかかわらず、米国は南朝鮮かいらいと来る8月にわが共和国に反対する「ウルチフリーダムガーディアン」合同軍事演習を再びおこなおうと画策している。

 我々は、米国の極端な対朝鮮敵視策動と核の威嚇に立ち向かって強大な自衛的核抑止力を保有したし、生じた情勢の要求に即して、それを質的、量的にさらにしっかり打ちかためている。

 こんにち、我々は、米国が望むいかなる戦争方式にもすべて対応できる強力な力を持っており、敵対勢力の自主権侵害と挑発策動を断固たる超強硬対応で徹底的に粉砕する万端の準備を整えている。

 米国は変わった現実を直視しなければならない。

 米国が、わが共和国の戦略的地位と大勢の流れに背を向け、第2の朝鮮戦争を挑発する道に進むなら、降伏書に判を押す者もいない終局的滅亡を免れないであろう。【朝鮮通信=東京】


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