米大統領副補佐官の「制裁」発言を非難
−2016年9月1日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が陳腐な制裁と圧力の繰り言を再び並べていることと関連して1日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 8月29日、米ホワイトハウスの大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)なる者が記者会見で、SLBMの試射をはじめとする我々の正当な核抑止力強化措置に言いがかりをつけて、制裁を履行するだの、より多くの圧力を加える必要があるだのと力説した。

 米国が制裁と圧力をいわゆる「万能の処方」のように考えているようであるが、それは、いまだに無知から脱していないことのあらわれである。

 数十年間にわたる前代未聞の過酷な制裁のなかでも、我々がこんにちのような核強国の地位に堂々と上ることができたのは徹頭徹尾、自力、自彊の精神を一貫して具現してきたからである。

 国家安全保障会議(NSC)のメンバーなる者の口から、いまだに非核化の繰り言が出ているのは、米国が依然として眠りから覚めていないことを示している。

 我々の並進路線は、急変する情勢に対処するための一時的な対応策ではなく、帝国主義の核の威嚇と専横が続く限り、恒久的に堅持していくべき戦略的路線であり、その道から我々は絶対に退かないであろう。

 いまや、米国が核強国の前列に立った我々の戦略的地位を直視して行動と発言を慎重にすべき時である。

 米国が旧態依然とした姿勢を脱せず、「制裁」ラッパを引き続き吹いて軽挙妄動するなら、その結果はますます悲惨になるであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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