米国務長官の「非核化対話」は妄言
−2016年9月20日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が追従勢力とともに我々の自衛的核抑止力強化措置に言いがかりをつける茶番を演じたことと関連して20日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 18日、米国のケリー国務長官はニューヨークで、日本の外相、南朝鮮かいらい外交部長官とともに3者会談なるものをおこない、我々の核戦力強化措置について「挑発」だの「無謀な行動」だのと誹謗し、破綻し切った「非核化対話」の繰り言をまたもや並べた。

 これこそ、黒白を転倒する強盗さながらの妄言にほかならない。

 我々の核戦力は、半世紀以上にわたる米国の核の威嚇と恐喝を根本的に終息させて我々の自主権と生存権はもちろん、東北アジアと世界の平和と安全を守るための正義の宝剣である。

 米国が、我々の自衛的な国防力強化措置にしつこく言いがかりをつけ「脅威」であると騒いでいるのは、自分らの侵略的な対朝鮮敵視政策とアジア支配戦略を合理化するための口実にすぎない。

 米国が、我々が核を放棄すれば「大きな恩恵が与えられる」とでたらめなラッパを吹いているが、それは我々を武装解除させて朝鮮半島を併呑し、ひいては世界制覇野望を実現しようとする狡猾な術策である。

 米国は、わが共和国に反対する露骨な軍事的敵対行為と核の恐喝にしがみつくことで9.19共同声明の根幹をみずからの手で壊したし、もはや、いわゆる「公約遵守」だの何のの法律的基礎も、道徳的名分も完全に失った。

 米国が経済的圧力と軍事的威嚇では我々を屈服させられないことから「人権問題」まで持ち出して我々の「体制転覆」をたくらんでいるが、それはいつまでも実現しない妄想である。

 米国とその手先が、我々にたいする必死の制裁・圧力騒動にしがみつくほど、わが軍隊と人民の敵撃滅の報復意志ばかりが百倍になるだけである。

 我々は、我々式の強力な対応措置を多発的に、連発的に引き続き講じていくであろうし、米国が誤ってくだした判断と無分別に働いた妄動について必ず後悔させるであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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