米国のシリア政府軍基地空爆は侵略行為
−2016年9月20日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省のスポークスマンは、米軍戦闘機がシリア政府軍の基地を空爆したことと関連して20日、同通信の質問に次のように答えた。

 報道によると、17日、米軍戦闘機がシリアで政府軍の基地を空爆して多くの死傷者を発生させた。

 米国の今回の空爆は、「誤爆」ではなく、主権国家にたいする意図的な侵略行為であって、我々はこれを断固糾弾する。

 今回の事件を通じて、シリアで米国がおこなっている「対テロ戦」なるものが自主的なシリア政府の転覆を目的にしていることがさらに明白になった。米国は、合法的なシリア政府の承認もなしに「対テロ戦」の看板のもとに他の国の地に入り込んで連続で爆弾を浴びせ、都市と村を破壊して深刻な難民危機を生んだ張本人である。

 こんにち、世界の至る所で起こっている悲劇的な事態は、すべての国と民族が米国の日々増大する強権と専横、侵略と主権侵害行為を粉砕し、自主権を守るには自身の力がなければならないことを示している。

 我々が経済建設と核戦力建設を並進させることに関する戦略的路線を高くかかげて最強の核抑止力を備えたのはまさに、米国の強権と核の威嚇、恐喝に立ち向かって国と民族の自主権と安全を守り、真の国際的正義を実現するためである。

 わが共和国政府は、米国をはじめとするあらゆる敵対勢力の侵略とテロを粉砕し、国の自主権と安定、領土保全を守るシリア政府と人民のたたかいに全的な支持と連帯を送る。【朝鮮通信=東京】


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