対朝鮮追加制裁はオバマ政府の断末魔のあがき
−2017年1月16日−

 朝鮮中央通信社は16日、「寿命が尽きた連中の断末魔のあがき」と題する全文次のような論評を発表した。

 米国のオバマ一味がホワイトハウスを去る日を目前にした時刻でさえ、全面破綻に瀕した対朝鮮敵視政策にすがりついて躍起になっている。

 去る11日、オバマ一味は、再び我々の「人権問題」に関する国務省の「第2次報告書」とそれに伴う財務省の措置として、わが国の7人と2機関を追加制裁の対象に指定した。

 米国への入国と米国人との取引禁止、米国内の資産凍結などの笑止千万な内容で一貫したオバマ政府の追加制裁発表劇は、現在の朝米関係の状況から見ると、純粋にわが共和国のイメージを損ねるためのものであり、寿命が尽きた連中の断末魔のあがきにすぎない。

 米国が、我々との長久な政治的・軍事的対決で現在のように大惨敗、大恥をかいたことはかってなかった。

 オバマ政府は、我々を核保有へと後押ししたブッシュ政府の前轍から教訓を得るかわりに、対朝鮮敵視政策を追求して史上最大の核の威嚇、恐喝と超強度制裁・圧力騒動に執拗にしがみついてきた。

 時間がたてば我々が屈服するであろうし、時が来れば「北朝鮮崩壊」の実りを得られるというつまらない夢を見た。しかし、結果はすべて米国の想像を覆す散々なものであり、破局的なものであった。

 わが共和国は、米国の極端な対朝鮮敵視策動に経済建設と核戦力建設の並進路線を法制化することでこたえたし、その実行に総力を傾けた。

 我々は、核弾頭の多種化、小型化、標準化、規格化とともに、その適用手段の多種化、多様化を実現することで、侵略者を無慈悲に一掃できる軍事的能力を完全無欠に備え、国の戦略的地位を最上の域に押し上げた。

 千万軍民の一心団結と偉大な自彊力で敵対勢力の制裁騒動を粉砕し、社会主義強国建設のすべての戦線で奇跡的勝利をおさめることで、チュチェ朝鮮の強大さを改めて世界に力強く示威した。

 こんにちになって、米国の対朝鮮核先制攻撃の威嚇と恐喝、極悪非道な制裁・圧力戦略は、かえって本土の安全を脅かす憂いの種となった。

 否定できない戦略的敗北の現実にオバマ一味は、極度の不安で枕を高くして寝られないうえ、世論の袋だたきにあう境遇に瀕するようになった。

 はらわたが煮え返ったオバマ一味が腹いせに八つ当たりしているのがまさに、我々にたいする「人権」騒動なのである。

 我々の尊厳あるイメージを何としても傷つけることで自分らの惨敗を挽回し、たたかれる境遇からも脱しようというのである。

 世界最悪の人権蹂躙国、人権の不毛の地である米国は、もともと誰それの「人権」を論議する資格さえない。

 オバマは、誰それの「人権問題」に言いがかりをつけて時間を浪費せず、ホワイトハウスで荷物をまとめる準備をしっかりして任期中に米国の人権状況を最悪の状態にし、多くの米国人と世界の人々に苦痛と不幸を強いた自分の罪でもざんげする方が良かろう。

 我々は、誰が何と言おうとチュチェの人民観、人民哲学の最高の精華である人民大衆第一主義が徹底的に具現されている朝鮮式社会主義を最後まで固守するであろう。【朝鮮通信=東京】


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