ロシア国家会議政党連合代表団が訪朝
−2017年11月27日〜12月1日−

 朝鮮中央通信によると、ロシアの国家会議(下院)露朝親善議員団団長であるロシア共産党のカズベク・タイサエフ書記を団長とするロシア国家会議政党連合代表団が27日、平壌に到着した。

 29日、朝鮮労働党の李洙墉副委員長(政治局委員)は、ロシア国家会議政党連合代表団と会見した。

 李洙墉副委員長は、朝鮮労働党の金正恩委員長の賢明な指導のもとにわが党と人民が、党中央委員会第7期第2回総会の精神にのっとって自力、自彊の威力で社会主義強国の建設と反米対決戦で最後の勝利をおさめるための闘いを力強く繰り広げていることについて通報した。

 また、朝鮮労働党の政治的決断と戦略的決心に従って新たに開発したICBM「火星15」型の試射が成功裏におこなわれたことに関する朝鮮政府声明を伝え、ロシアが朝鮮半島と世界の平和と安全を守るための我々の努力に正しい認識をもつことについて強調した。

 タイサエフ書記は、訪問期間に朝鮮人民が、国防力の強化と経済発展、人民生活の向上などすべての分野でおさめた大きな成果を目撃して驚嘆を禁じ得ないと述べた。

 代表団メンバーは、今回の訪問が自分の自主権と生存権、発展権を圧殺しようとする敵対勢力の策動に反対して英雄的な闘いを繰り広げている平和愛好的な朝鮮人民にとって鼓舞と支持になるよう願うと強調した。

 そして、朝鮮半島問題は、平和的方法で解決されるべきであることと朝鮮に反対する米国とその追従勢力の侵略政策を断固糾弾するロシアの主要政党の立場を表明した。

 席上、朝鮮労働党と統一ロシア、ロシア共産党、ロシア自由民主党、公正ロシアの友好・協力関係を、両国、両国人民の利益に即してよりいっそう強化し、発展させていくうえで提起される問題が討議された。

 同日、タイサエフ書記は、ロシア共産党中央委員会が金正恩委員長に授与した偉大な社会主義10月革命100周年記念メダルおよび証書を李洙墉副委員長に託した。

 同日、統一ロシア総評議会、ロシア自由民主党最高評議会、公正ロシア中央評議会、ロシア国家会議のビャチェスラフ・ウォロジン議長、ロシア共産党のゲンナジー・ジュガーノフ委員長からの金正恩委員長への贈り物を代表団メンバーが李洙墉副委員長に託した。

 同日、朝鮮労働党中央委員会が、ロシア国家会議政党連合代表団のために宴会を催した。

 宴会には、タイサエフ書記を団長とする代表団メンバーとアレクサンドル・マチェゴラ駐朝ロシア大使が招かれた。

 朝鮮労働党の李洙墉副委員長と李永哲副部長、関係者が参加した。

 宴会では演説があった。

 30日、最高人民会議常任委員会の金永南委員長(朝鮮労働党政治局常務委員)は、万景台議事堂で、表敬訪問したロシア国家会議政党連合代表団と会見した。

 同日、代表団は、錦繍山太陽宮殿を訪れて敬意を表した。

 代表団は、平壌の万景台の金日成主席の生家、チュチェ思想塔、科学技術殿堂、万景台学生少年宮殿、柳原製靴工場なども参観した。

 代表団は12月1日、帰国の途についた。【朝鮮通信=東京】


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