南朝鮮が、事件を宣戦布告の口実にした
−2010年5月26日−


 朝鮮中央通信によると、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所現代朝鮮研究センターの研究計画責任者ゲオルギー・トロラヤ氏は26日、タス通信との会見で、南朝鮮かいらい海軍艦船沈没事件の真相を評した。

 トロラヤ氏は、現朝鮮半島危機の特徴は、それが南朝鮮当局による完全に人為的なものであるとし、まさに南朝鮮当局がこの悲劇的な海軍艦船沈没事件を事実上、紛争の動機、言いかえれば宣戦布告のための公式な口実にしたと述べた。

 そして、南朝鮮の艦船が朝鮮の潜水艇によって沈没したという事実自体は、実際に証明されていないとし、次のように指摘した。

 南朝鮮艦船沈没事件について言うなら、事件当時に南朝鮮の艦船と朝鮮民主主義人民共和国の仮想的な潜水艇がどこにいたのか明白になっていない。

 南朝鮮艦船沈没事件に対するいかなる正確な結論をくだすにはまだ早い。

 にもかかわらず、南朝鮮当局はそれを待たずにより強力な宣伝キャンペーンを行い、この問題を国連安全保障理事会に提起しようとしている。

 これはシナリオに沿った行動であって、米国もこれに支持をあらわした。

 そうした行動の目的は明らかに政治的性格を帯びるが、朝鮮を孤立させ、弱めるための新たな制裁を実施して朝鮮を転覆させるところにある。

2010.5.26 ロシア専門家−朝鮮通信=東京



inserted by FC2 system