すべての軍事的保障措置を撤回する
−2010年5月27日−


 朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍総参謀部は27日、南朝鮮の哨戒艦チョンアン沈没事件の「調査結果」を受け、李明博大統領が「対国民談話」を発表したことで、重大通告文を発表した。その全文は次のとおり。


 去る5月24日、李明博逆徒が「対国民談話」なるもので、反共和国全面対決を「国策」として宣布したのに続き、かいらい国防、統一、外交通商の各部のA級下僕が既に作成した同族対決シナリオの実現に一斉に取りかかった。

 逆賊一味のこうした動きは、民族共同の獲得物である歴史的な6.15共同宣言とその実践綱領である10.4宣言に対する全面破棄行為であり、北南関係を戦争状態へ追い込む特大型の犯罪行為である。

 朝鮮人民軍総参謀部は、逆賊一味が我々にあえて全面対決の下手な鉄砲を撃ち始めただけに、それに対応した我が革命武力の実際の重大措置が施行されることを厳かに通告する。

 1.北南協力・交流に関連して、我が軍隊が履行することになっているすべての軍事的保障措置を全面撤回する。

 差し当たり、東・西海地区の軍通信連絡所の閉鎖と開城工業地区などに関連する陸路通行の全面遮断の検討に着手する。

 2.かいらい軍部が再開しようとする反共和国心理戦策動に対しては、全般的な前線で我が軍の前線中部地区司令官が、既に敵側に警告したとおり、無慈悲に対応する。

 3.朝鮮西海上での偶発的衝突防止のために締結した双方の合意を完全に無効化する。

 これに関連して、国際海上超短波無線対話器の使用を一切中断し、緊急状況処理のために開通していた通信線路は即時断絶する。

 4.朝鮮西海の我が方の海上境界線に対する侵犯行為に対しては、即時の物理的攻撃が加えられる。

 5.我々の領海、領空、領土を通じた逆賊一味の艦船、航空機およびそのほかの機動手段の通過をすべて許さない。

 6.かいらい当局者を含む逆賊一味の我が共和国の境内に対する出入りを徹底的に厳禁する。

 7.我が国防委員会検閲団に対する遮断行動が続く限り、「捏造劇」「謀略劇」の正体を最後まで明らかにする。

 以上のような措置は、対決狂信者、事大売国奴である逆賊一味の無分別な反共和国対決策動に対する我々革命武力の第1段階としての対応である。

 逆賊一味は、6.15共同宣言と10.4宣言を完全破棄に追い込んだ結果がどんなに大きな代価を払うことになるのかを骨身にしみて痛感することになるであろう。

2010.5.27 人民軍総参謀部が重大通告文(全文)−朝鮮通信=東京



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