「平和協定の主体」騒ぐ南当局の哀れな境遇
−2016年3月1日−

 朝鮮中央通信社は1日、「座る場所も立つ場所もわからない手下の無分別な『主体』の繰り言」と題する全文次のような論評を発表した。


 去る2月22日、南朝鮮かいらい統一部のスポークスマンが、記者会見で朝鮮半島平和協定締結の問題は朝米関の問題ではなく、自分らが「主体」にならなければならないという荒唐無稽なラッパを吹いた。

 「平和協定は米国と北朝鮮との間の問題ではなく、南朝鮮が主導的に主体にならなければならない」と力説し、「非核化、平和協定などの論議がいろいろあるが、政府は既に明らかにしたように、非核化論議が優先」であると誰それの言葉をオウムのように繰り返した。

 これは、米国の対朝鮮敵視戦略を額面どおりに追求し、もしや木から落ちた猿になるのではないかと不安と矛盾に陥ってあがく、かいらい一味の哀れな境遇をそのまま示している。

 主人の米国の戦争の手先役を演じる南朝鮮かいらいが、長々60余年も続いてきた停戦協定の主体を云々するのだから、全くへそで茶を沸かすようなものである。

 周知のように、1953年7月27日に締結された停戦協定の調印当事者は我々と米国である。

 朝鮮停戦協定は、戦後の平和関係樹立の法的基礎を築こうとする我々の主動的で頑強なたたかいによって一時的な交戦の中止ではなく、朝鮮問題を外部勢力の干渉なしに自主的に、平和的に解決し、朝鮮半島に強固な平和保障体系を確立することを予見した国際法的文書として採択された。

 しかし、これまで、米国は停戦協定を系統的に有名無実なものにし、朝鮮戦争の正式な終結のための平和協定締結の問題を論議しようという我々の数回にわたる公明正大な提案をあくまで拒否してきた。

 いま、南朝鮮かいらい軍の戦時作戦統制権を握っているのも米国であり、停戦協定を管理しているのも米国である。

 南朝鮮かいらいは、単なる米国の戦争突撃隊として、この60余年問、南朝鮮を極東最大の核兵器庫に変えたし、米国とともに毎年各種名目の大小の北侵戦争演習を絶え間なく行ってきた。

 いまも、我々の人工衛星「光明星4」号の打ち上げを持ち出して米国との「堅固な公約」を騒いでおり、南朝鮮の上空に米国のF22ステルス戦闘機と核兵器の搭載が可能なB52戦略爆撃機などを飛ばして朝鮮半島を米国の核戦争の場としてゆだねている。

 南朝鮮かいらい一味が、米国の対朝鮮圧殺策動実現の突撃隊になって同族対決に狂奔する限り、いつまでも朝鮮半島には平和が訪れない。南朝鮮かいらいは、初歩的な自主権もなく主人が死ねと言えば死ななければならない自分の境遇を正しく知り、むやみに狂奔しない方が良かろう。【朝鮮通信=東京】


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