平壌で朝鮮政府・政党・団体連席会議
−2016年6月9日−

 敬愛する金正恩同志が朝鮮労働党第7回大会で示した祖国統一方針を徹底的に貫徹するための朝鮮政府・政党・団体連席会議が9日、平壌の人民文化宮殿でおこなわれた。

 朝鮮労働党の金英哲副委員長、最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長と金勇進副総理、朝鮮社会民主党委員長、天道教育友党副委員長、社会団体の活動家、6.15共同宣言実践北側委員会、祖国統一汎民族連合北側本部、祖国統一汎民族青年学生連合北側本部をはじめとする朝鮮の政府、政党、団体の代表が連席会議に参加した。

 連席会議では、議題「敬愛する金正恩同志が朝鮮労働党第7回大会で示した祖国統一方針を徹底的に貫徹するための共和国政府、政党、団体の課題について」を討議した。

 楊亨燮副委員長は報告で、敬愛する金正恩同志が示した祖国統一の路線と方針は、金日成主席と金正日総書記の祖国統一思想と指導業績をしっかり固守して永遠に輝かし、この地に富強繁栄する統一強国を必ず打ち立てようとする敬愛する金正恩元帥の高潔な衷情と崇高な愛国意志の精華であると強調した。

 また、主席と総書記の遺訓を貫徹して祖国の自主的統一を必ずなし遂げようとする確固たる決心と意志をもった金正恩同志が、生じた情勢と時代の要求に即して自主的な祖国統一の路線を示し、国の統一をなし遂げるためのたたかいを新たな高い段階で賢明に導いていることに言及した。

 楊亨燮副委員長は、全民族が金正恩同志が示した主体的な祖国統一路線を一貫して守って統一の大道を力強く開いていかなければならないと述べ、次のように続けた。

 祖国統一をめざすたたかいで民族自主の族印を高くかかげなければならない。

 朝鮮半島の平和と安全を保障し、連邦制方式の統一を実現するため積極的に努力しなければならない。

 祖国の自主的統一をなし遂げるうえで提起される差し迫った問題は、北南関係を根本的に改善することである。

 民族共同の合意を尊重し、一貫して履行していかなければならない。

 楊亨燮副委員長は、皆が金正恩同志が示した祖国統一方針を徹底的に貫徹し、この地に必ず世界が仰ぎ見る、尊厳あり、繁栄する統一強国を打ち立てる民族あげてのたたかいにこぞって決起し、邁進しようと強調した。

 会議では、朝鮮社会民主党の金永大委員長、祖国平和統一委員会のウォン・ドンヨン書記局長、金日成社会主義青年同盟の全勇男第1書記、朝鮮職業総同盟の朱英吉委員長、朝鮮民主女性同盟の金正順委員長、朝鮮宗教人協議会の康智英会長が討論した。

 各討論者は、金正恩同志が第7回党大会で示した新たな祖国統一の路線と方針は、祖国の自主的統一の偉業を一日も早く完遂するための進路を明示した祖国統一の大綱であり、民族の大団結と強盛繁栄を実現していくうえで高くかかげて進むべき統一愛国の旗印であるとし、これを全的に支持、賛同した。

 また、思想と理念、政見と信仰の違いを超越して、一つにかたく結集し、民族の大団結と祖国の自主的統一を実現するたたかいを力強く繰り広げ、祖国統一の3大憲章を支持する南朝鮮の政党、団体、各階層の人士との連帯、連合で統一運動をさらに高揚させていくことに言及した。

 そして、差し当たり、祖国解放71周年を迎えて朝鮮民族の尊厳と英知をとどろかし、民族の和解と団結を積極的に促す民族共同行事をなし遂げるために努力の限りを尽くすと強調した。

 連席会議では、すべての朝鮮民族に送るアピールが採択された。


アピール全文

 北と南、海外の愛する同胞兄弟姉妹の皆さん!

 全同胞を民族あげての統一愛国闘争へと導く偉大な呼びかけが、三千里の祖国の国土はもちろん、全世界を揺るがしている。

 白頭山の天が遣わした名将である敬愛する金正恩同志が、歴史的な朝鮮労働党第7回大会の高い演壇で、民族分裂の悲劇をこれ以上許さないという断固たる決断と意志を抱いて主体的統一の路線と方針を宣明したのは、遠からず到来する自主統一の最後の勝利にたいする荘厳な宣言である。

 万人の心の琴線に触れる熱烈な愛国愛族の世界と、白頭山と漢拏山を胸に抱く寛大で誠意あふれる呼びかけは、同胞皆に新たな希望と勇気を抱かせ、三千里の全国土を統一の熱気で熱くしている。

 不世出の偉人が示した自主統一方略には、険しいたたかいのなかで血で探し、心に刻んだ民族自主と大団結の真理が強い柱として立てられており、一つになった国土で千年、万年福楽を享受していく全同胞の切々たる念願が最も公明正大で現実的な方途として凝縮されている。

 自主統一方略こそ、民族が進むべき統一の進路を明るく照らす嚮導のたいまつであり、統一強国建設の絶対的な里程標である。幾千、幾万と道は多くても、外部勢力が強いた分裂の障壁を我々自身の手で一日も早く壊し、統一と富強繁栄の輝かしい未来へと進める民族の道は、もっぱら、これ一つだけである。

 思想と政見、制度が異なる国内外の各界各層がいま、不世出の偉人の偉大な呼びかけに心臓で熱くこたえているのはあまりにも当然である。しかし、内外の反統一勢力は、民族の歴史の流れに逆らい、我々の主体的統一の路線と方針に無分別に挑戦している。

 統一問題の解決に直接的な責任がある南朝鮮当局者は、積極的な実践で朝鮮半島の危機と北南関係の破局状態を改善していこうという誠意ある提案を「非核化にたいする意思表明も、誠意もない提案」であるだの「いまは、対話をおこなうときではなく、もっぱら制裁と圧力だけが必要である」だの「南南対立をあおる偽装平和攻勢」だののとんでもない詭弁で否定している。

 そのうえ、かいらい軍部一味を駆り出して朝鮮西海のホットスポットで天人共に怒れる軍事的挑発を働き、せっかくもたらされた対話の雰囲気を完全に壊して情勢を再び極端な緊張と緊迫した対決の局面へと追い込んでいる。

 生じた事態は、南朝鮮の親米保守一味が対決の恨みをあくまで捨てていないし、和解と団結、平和と統一へと進む同胞の志向と大勢の流れを阻もうと必死にあがいていることをそのまま実証している。

 しかし、これは怒涛のように駆ける自主統一の激浪のなかで泡のように押し出される反統一分子の断末魔のあがきにすぎない。

 必勝の旗印は陣頭で高くはためき、我々の力は限りなく強大であり、同胞の胸にあふれる信念と気勢はいつにも増して天を突いている。

 いまこそ、すべての朝鮮民族が一様に立ち上がって敵対と対決の障壁を粉砕し、統一の歓喜のその日を早めるためにこぞって邁進すべき千金のような時刻である。

 統一祖国建設のために、君は何をささげたか。

 朝鮮人の血と魂を備えたなら誰であれ、時代と歴史のこの厳かな問いに堂々と答えられなければならない。

 朝鮮政府・政党・団体は、こんにちの重大な歴史的時期に朝鮮労働党第7回大会で示された祖国統一の方針を徹底的に貫徹して自主統一と平和繁栄の新時代を早めようとする燃える一念からすべての朝鮮民族に次のように熱烈に呼びかける。

 1.全同胞が民族自主の旗印をさらに高くかかげて統一の前途を力強く開いていこう!

 民族自主は、祖国統一運動の永遠の生命線であり、勝利の確固たる保証である。祖国統一は、必ず民族が備えた自力、自彊の力で遂げるべきというのが我々の統一哲学であり、そのための十分な土台も築かれている。民族の尊厳と自主権、最高の利益をしっかり守っていく自主的力の実体と威力は既に、内外が公認している。

 血と汗をささげてもたらした最強の国力で分裂の年代記に終止符を打ち、この地に統一と民族繁栄の歴史を新たに記していこうとする我々の意志は比べようもなく強烈であり、こんにち、我々が言う自主の真の意味もまさしくここにある。

 いまだに、何が足りなくて誰それの顔色をうかがって機嫌をとり、あちこちに統一問題の解決を哀願するのか。

 5千年の歴史にかつてない民族の大全盛期を迎えた太陽民族の大きな栄光と自負心を心の奥で痛感せよ!

 全民族が祖国統一の主人となった自覚をもって自主的運命開拓の新時代を開こう!

 わが民族同士が手をとって知恵と力を合わせれば解決できない難題がないし、越えられない障壁がない。

 信じるにも自分の民族の力を信じ、崇拝するにも自分の民族を崇拝し、統一論議をするにも自分の民族と対座して自主的にしよう。

 いかなる外部勢力も、わが民族が一つになって強くなり、豊かに暮らすようになることを願わない。

 わが民族を引き裂き、いけにえにして自国の貪欲な野望を満たそうとする外部勢力の不当な侵略と干渉策動を粉砕しよう!

 民族自主が、愛国、統一ならば、外部勢力依存は、売国、分裂である。

 1世紀以上、米日の両帝国主義の支配を受け、事大と外部勢力依存が性根となった南朝鮮で、その呪わしい鎖を決定的に断ち切る時はきた。

 同族の側に立って統一の道をともに進むのか、もしくは外部勢力とともに悲惨な破滅を迎えるのか。二者択一の岐路でしっかり目を覚まして責任ある選択をしなければならない。

 自分の生きる道を探すといって、外部勢力に民族の利益を貢ぎ、統一を阻む醜悪な事大・売国奴を少しも許すな。

 2.祖国統一のための民族大団結偉業の一大全盛期を開いていこう!

 祖国統一のためのたたかいの歴史は、民族大団結の歴史であり、民族の大団結はすなわち祖国統一である。

 思想と政見、制度の違いがいくら大きいとしても、同じ国土で数千年間ともに暮らしてきた同じ同胞、同じ血筋がなぜ完全な他人同士に分かれられるというのか。階級と階層の互いに異なる主義主張と利害関係が統一を志向する民族の和解と団結に何の障害になり得るというのか。

 いまも、わが同胞の胸には、白頭山から漢拏山まで互いに行き来し、肉親の情で抱き合って統一の志で手をとった6.15時代の感激と歓喜がはっきりと生きている。

 胸にあふれた肉親の情、愛国の血を再び熱くたぎらせて民族大団結の激しく荘厳な大河をこの地に開こう!

 北と南の各政党、団体が、接触と往来の口火を切り、連帯、連合を実現して和解と団結の雰囲気をつくっていこう!

 過去に、たとえ、反統一の道を歩んだ人であっても、民族の良心が残っているならちゅうちょなく手をとり、統一愛国の道をともに歩もうというのが不世出の愛国者が示した民族大団結の理念の真意である。

 もはや何をちゅうちょし、ためらうのか。

 自分の運命を民族の運命に直結させ、思想と理念、主義主張の垣根を飛び越えて祖国統一と民族大団結の偉業に献身、奮闘しよう!

 解放後、70余年が過ぎたこんにちまでも親日売国の汚名をすすげない万古無比の逆賊の醜悪な姿を忘れるな。

 歴史と子孫に統一愛国者の誇らしい名前を記せるよう祖国と民族のためのこんにちの一歩を誠実に踏み出そう!

 対決と敵対の強風がいくら激しくても、和解と団結の愛国の機運には絶対に打ち勝てない。

 同胞の団結した力で民族を離間し、和解と団結の道を阻もうとする内外の反統一勢力の悪辣な策動に無慈悲な鉄槌をくだそう。

 3.全同胞が立ち上がって三千里の祖国の国土を永遠に戦争を知らない平和と安全のよりどころ、幸福の桃源郷にしよう!

 わが民族は数千年、どの民族よりも平和を愛してきた平和愛好民族である。

 他民族を侵略するために石一つ、矢一つ放っていない善良で義に徹したわが民族が列強の専横と侵略、干渉で平和と安定を蹂躙されているのはこんにちの悲劇である。まして、米国が朝鮮半島を二分し、戦争の惨禍を浴びせたのにも満足せず、南朝鮮を核戦争の前哨基地にして絶え間ない軍事的挑発でわが共和国の尊厳と利益、安全をゆゆしく侵害しているという現実をもはや袖手傍観できない。

 果たして、いつまでこのように不当千万で痛憤の現実を宿命のように甘受し、つないでいかなければならないのか。

 わが民族の生活のよりどころを丸ごと破壊し、三千里の国土を核戦争のるつぼにしようとする米国の侵略狂気を絶対に許してはならない。

 平和で安定した生を願うなら、全同胞が力を合わせて侵略と戦争の温床である米帝侵略軍を朝鮮半島から完全に追い出す民族あげての反米聖戦に立ち上がろう!

 真の平和は銃の上にあり、不義に勝る正義は最も強力な自衛的戦争抑止力である。我々の核保有と軍事力強化は、民族の平和と安全を守るための最上の選択であり、朝鮮半島と地域の情勢安定の実質的な保証になっている。

 誰もが、我々の自衛的な核の宝剣が民族に施す恩恵を正しく知るべきであり、これを「脅威」だの何のと罵倒する者の対決的で好戦的な正体を鋭く暴かなければならない。

 いま、情勢安定に最も大きな憂患となるのは、外部勢力を後ろ盾にして無分別に狂奔するかいらい好戦狂の妄動である。

 一寸先も見通せない対決狂信者の軽挙妄動が、南朝鮮全体を収拾できない災難へと追い込んでいる。

 米国に追従して同族に反対する危険極まりない軍事的挑発にしがみつき、民族の頭上に不幸と災難をもたらそうとするいかなる策動も絶対に許すな。

 朝鮮半島の平和と安全を危うくするすべての戦争演習を完全に中止させよう。

 全同胞が、朝鮮半島を永遠に戦争を知らない平和で幸福な楽園にする民族あげてのたたかいに立ち上がろう!

 4.全民族が支持、賛同する連邦制方式で統一強国の輝かしい雄姿を世界に空高く示そう!

 北南の首脳たちが民族に確約し、全同胞の支持と賛同を得ている連邦制は最も合理的で公明正大であり、唯一無二のわが民族の統一方式である。これを否定すれば、北と南はいずれにせよ銃口を向け合って戦うしかない。

 8千万の同胞が夢にまで願った統一が絶対に戦争の方法で遂げられてはならないし、誰もこれを願わない。互いに異なる思想と制度を持つ北と南の連邦制統一がいくら困難で骨が折れるとしても、わが民族があくまでこの道を進むべき根本の理由がまさしくここにある。

 北と南、海外の全同胞が思想と制度の違いを超越して連邦制方式による統一を絶対的に支持し、その実現のために積極的にたたかおう!

 我々は、統一強国の建設で誰かを見習うこともないし、他国のものをそのまま真似る必要もない。

 我々の具体的な実情に合い、我々の地にふさわしい連邦制方式で我々が願う統一の家、我々式の統一強国を世界に誇らしく打ち立てよう!

 全同胞が、南朝鮮当局が騒ぐ「制度統一」「吸収統一」の危険性と反民族性をしっかり見分け、峻厳な死刑宣告をくださなければならない。

 誰が誰を崩壊させ、どの制度が他方に吸収されるのかは、時々刻々腐って崩れていく反動的統治体制で暮らしている南朝鮮人民自身がよりよく知っている。

 南朝鮮当局は、日増しに強くなり、目覚ましく飛躍するわが共和国の現実を直視すべきであり、無知と蒙昧の産物である愚かな「吸収統一」の妄想から覚めて連邦制方式の統一へと方向転換しなければならない。

 千年、万年の歳月が流れても絶対に遂げられない我々の体制の「崩壊」を夢見て引き続き無分別に挑戦するなら、民族の将来のためにも我々は数十年の歳月耐えに耐えた怒りと憎悪をすべて爆発させて民族反逆の群れを一人残らず掃討し、一気に南朝鮮全域を解放して祖国統一の歴史的偉業を完遂するであろう。

 5.敵対と反目、対決と衝突に汚れた過去と断固決別し、北南関係改善の新たな活路を開こう!

 いま、北南関係は瀬戸際へと突っ走る対決で最悪の窒息状態、瀕死状態に陥っている。

 世界のすべての国と民族がみずからの利益と発展のために熾烈な競争と協力をおこなっている時に、同族である北と南が世紀と年代を越えて互いに反目、嫉視したのにも足りず、戦争の入口に立っているのは実に嘆かわしい事態である。その全責任は、悪化の一路を突っ走る北南関係を戻すために傾けた我々のすべての誠意ある努力と心のこもった提案に無分別な最高の尊厳の冒涜と「体制崩壊」の詭弁でこたえた南朝鮮保守一味にある。したがって、誰もがいまや北南間にいかなる平和的対話もあり得ないし、もっぱら物理的計算だけが残っているという懸念を禁じ得ない。

 しかし、我々の不世出の偉人は、民族問題、統一問題の解決のためならいかなる過去もすべて包み込み、険しい泥道もかき分けようとする非凡な決断と大勇断で南朝鮮当局を統一のパートナーと呼び、北南関係改善の合理的な道を改めて示した。

 特に、北南軍事当局会談の提案は、朝鮮半島情勢悪化の火種を根本的に除去し、関係改善の突破口を開いていける画期的な方案となる。これに背を向けて拒否するのは、米国の対朝鮮侵略策動に最後まで同調して、あくまでもこの地に戦争の火のこん棒を投じるというのも同然である。

 自分のものは何もなく、信じるものは米国だけである南朝鮮当局がいま、主人に唆されて世間知らずのように狂奔しているが、現実は冷酷である。

 自分の背中も信じられないのが国際社会の現実であり、自国の利益のためなら何もためらわないのが米帝国主義の本性である。まして、彼らが一文の価値もない手先の命脈を守ってやるといって生死を分かつ決定的な時刻に自分の命を差し出せようか。そのようなむなしい盲信にとらわれているなら、それこそ笑止千万で荒唐無稽な錯誤にほかならない。

 こんにち、北南関係改善の前提条件は、我々の核放棄ではなく、米国を後ろ盾にしてその笛に合わせて踊り、民族の顔に泥を塗る愚昧で愚鈍な南朝鮮当局がみずからの幻覚から覚めることである。

 時間は多くても、機会は再び訪れないものである。

 南朝鮮当局は、いま、この時刻、統一のパートナーとしてともに進もうと差し伸べた我々の手をつかんで離さないのが自分の運命を救う最も賢明な行為になることをはっきりと認識しなければならない。

 北南関係と祖国統一の前途に焼畑たる曙光が差すこんにちの重大な岐路で、誰もが時代と歴史に担った民族の使命と責任を果たさなければならない。

 北と南、海外の全同胞が、不世出の偉人の歴史的な呼びかけに積極的に応じて北南関係の大転換、大飛躍をもたらしていくたたかいに、こぞって立ち上がろう!

 我々は、全同胞の志と力を合わせて現在の難局を打開し、北南関係と祖国統一偉業の遂行で画期的転換を起こそうとする切々たる念願から、祖国解放71周年を迎えて民族あげての統一大会合を開催することを提案する。

 これには、北と南の当局、政党、団体の各代表と著名な人士をはじめ、心から朝鮮半島の平和と統一を願う人なら誰もが皆参加できるであろう。

 会合では、民族の総意を集めて最悪の状態にある朝鮮半島の現在の情勢を緩和し、北南関係を新たに出発させて国の統一問題を解決していける活路を虚心坦懐に論議できるであろう。

 我々は、愛国愛族的で建設的なこの提案に国内外の各階層が積極的に呼応することを期待し、そのための準備に着手するであろう。

 すべての朝鮮民族よ!

 年代と世紀をまたいで深まる民族分裂の悲劇の前で誰も退く場所はないし、統一大業を前にして背を向けたり、傍観したりする権利はない。

 偉大な太陽の光に沿って全民族が一つの心、一つの志で進む祖国統一の前途には、勝利と栄光だけがあるであろう。

 我々は、北と南、海外の全同胞が、祖国統一の最後の勝利にたいする確固たる信念と楽観に満ちて愛国の情熱で全身を燃やし、統一強国の大門を開け放つ聖なるたたかいにこぞって立ち上がることを改めて熱烈に呼びかける。

 その名が、世界に輝く偉大な統一朝鮮万歳!
【朝鮮中央通信=朝鮮通信】

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