北南労働者統一サッカー大会北側推進委結成
−2016年6月15日−

 朝鮮中央通信によると、北南労働者統一サッカー大会北側推進委員会の結成式が15日、平壌でおこなわれた。

 朝鮮職業総同盟(職総)中央委員会と産業別職業同盟、そして、平壌と地方の職業同盟の活動家が参加した。

 各演説者は、祖国解放71周年に際して、南朝鮮のソウルでおこなう北南労働者統一サッカー大会が、北と南の対決状態を解消し、北南関係の改善を願う同胞の志向を実現し、民族の和解と団結を遂げるうえで重大な契機になるものと確信すると述べた。

 また、いかなる試練と難関が横たわっても、今回の北南労働者統一サッカー大会を必ず成就させるであろうと強調した。

 結成式では、北南労働者統一サッカー大会の成就のために南朝鮮の労働者団体と共同推進委員会を設けることで合意したのに従って、職総の朱英吉委員長を委員長とし、職総中央委員会と金属・機械職業同盟、軽工業・化学職業同盟をはじめとする産業別職業同盟のメンバー、関係者を網羅する北南労働者統一サッカー大会北側推進委員会が組織された。


 北南労働者統一サッカー大会共同推進委員会の結成宣言文が発表された。

 宣言文は、北南労働者3団体は、6.15共同宣言を固守し、民族の和解と平和を実現する実践とたたかいに再び立ち上がるであろうとし、次のように指摘した。

 第1に、我々は、今年の8.15を契機にソウルで北南労働者統一サッカー大会を必ず成就させるであろう。

 我々は、北南労働者3団体の決心と実践が、日増しに悪化する北南関係を改善し、民族の和解と平和を実現する重要な契機になると確信し、北南労働者統一サッカー大会の成就のための南側当局の誠意ある努力を求める。

 第2に、我々は、日増しに深刻になる戦争の危機を防ぎ、この地の恒久平和を実現するたたかいに積極的に臨むであろう。

 戦争はすなわち民族の共倒れであり、その最初の被害当事者は、まさに我々労働者である。

 平和は、すなわち民族の相生と共栄であり、平和な生活のよりどころは、我々労働者の生活の最も基本的な構成要素である。

 したがって、北と南を問わず、この地の労働者皆は戦争に反対して平和を願う。

 第3に、我々は、8.15共同宣言実践民族共同委員会を強化し、北、南、海外の全民族の団結を遂げるのに積極的に協力していくであろう。

 6.15民族共同委員会を意図的に弱化させたり、歪曲しようとするすべての試みを断固、剔抉し、もっぱら、わが民族同士の精神のもとに全民族大団結を実現できる組織にしっかり整えるために全力を傾けるであろう

 8月15日にソウルで再び会おうという北南労働者の約束は必ず守られるであろう。


 結成式後、北南労働者統一サッカー大会北側推進委員会は、大会準備のための実務的問題を協議した。【朝鮮通信=東京】


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