朴槿恵の卑劣な「北の非核化」請託劇
−2016年7月21日−

 朝鮮中央通信によると、祖国平和統一委員会は21日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 海外に出かけると狂犬のように同族を悪辣にそしり、卑屈に振る舞って国際社会の一様な呪いと非難を受けている時代のクズがまさに朴槿恵である。

 先日、モンゴルでおこなわれたASEM首脳会議に出席した朴槿恵は、あちこちに醜い顔を出して「北の非核化」だの「正しい変化を導き出すべき」だの何のと悪態をつく一方、
「制裁措置の履行」を騒いで卑劣な請託劇にしがみついた。

 朴槿恵の妄動は、同族にたいする体質的な拒否感と敵対意識が骨髄に徹した対決悪女の腹の内と本性を再びあらわしたもので、海外訪問のたびに国際社会が目撃してきた鼻持ちならない醜態の繰り返しにすぎない。

 これまで、朴槿恵は執権以降、実に20余回も海外を訪ね回ったが、そのつど相手が誰で、議題が何であろうが構わず、むやみに同族をそしる紋切り型の対決妄言だけを繰り返し、あらゆる奇怪な醜態を演じた。

 しかし、朴槿恵などが、いくら減らず口をたたいても我々の自衛的核抑止力は、敵対勢力の必死の挑戦を粉砕し、民族の自主権と尊厳をしっかり保証する宝剣、朝鮮半島はもちろん、東北アジアの平和と安定の威力ある武器にさらに著しく強化され、逆徒があれほど騒いでいた国際的な「共助」劇は、日を追ってつぶれて破綻の運命に瀕したのがこんにちの現実である。

 率直に言えば、朴槿恵がその間に苦労して我々にたいする吐き気のする悪口をたたき、外部勢力と組んで悪賢く立ち回って同族を討ってほしいと懇願したが得たものとは、全同胞の呪いと糾弾、国際社会の恥と嘲笑だけである。

 こうなれば、国際社会が自分をどう見て接するのかをふり返ったり、自重したりするのが正常な思考と感覚をもつ人の振る舞いであろう。

 しかし、朴槿恵は、今回も国際会議場が自分らに対決妄動を働くために設けた席と思ったのか、完全に破れた対決の太鼓をたたいて人々を驚愕させた。

 それもそのはずで、会議に参加しては、何の定見もなくホワイトハウスのオウムとなって意味もわからないその国の言葉をべらべらしゃべり、同族を討ってほしいと必死に叫ぶこのような精神異常者を誰が歓迎するであろうか。

 同族を圧殺することさえできるならどんなこともためらわない朴槿恵逆徒なので、今回、先任者たちがとうてい思いも寄らなかった米国の侵略的なTHAADを南朝鮮に引き入れることにしたことで、南の全土を外部勢力の角逐の場に転落させ、東北アジアに新たな冷戦の危機をまねく永遠に拭えない大罪を犯したのである。

 事実、朴槿恵の今回の訪問は、屈辱的なTHAADの配備決定に激怒した南朝鮮民心の抗拒と糾弾世論を免れようとする逃避訪問であると言うべきであろう。

 現在、南朝鮮は、米国に屈従してTHAADを引き入れることにした朴槿恵逆徒にたいする怒りと抗拒で、激しく沸き返っている。南朝鮮の野党と社会の各界が、朴槿恵の親米屈従行為を強く糾弾、排撃しており、THAAD配備地域に決まった慶尚北道の星州をはじめ、至る所で毎日のように激しいたたかいが繰り広げられている。

 南朝鮮を一大修羅場に変え、海外に出かけて同族をそしって狂犬のように奔走した朴槿恵逆徒こそ、北と南、海外の全同胞が一日も早く除去すべき憂いの種であり、民族共通の悪性腫瘍である。

 朴槿恵一味が、今回の訪問でいわゆる「国際共助の再確認」だの何のとあたかも「成果」でもおさめたかのように騒いでいるが、外に出てまで米国の特等の手先扱いされて無残な冷遇と無視を受けた恥辱と屈辱を決して隠せない。

 朴槿恵一味は、いくら世界に向かって「北の非核化」だの「対北制裁」だの何のと言っても、もはやこれ以上通じなくなったし、誰も見向きもしない騒音公害になって久しいことをはっきりと認識し、汚らわしい口をむやみに動かしてはならない。

 国際社会が、冷遇し排斥するのも知らず、この国、あの国にすがり付いて同族を陥れて討とうと躍起になる朴槿恵こそ、哀れ極まりないと言うべきであろう。

 さらに笑止千万なのは、内外で窮地に追い込まれて破滅の運命に瀕した朴槿恵が、身の程知らずに、統一は誰それの「自由と人権を回復する道」だの「核兵器のない世界の出発点」だのとし、「吸収統一」の企図まで公然とさらけ出したことである。

 青瓦台の裏部屋に引きこもろうが、外を出歩こうが昼夜、同族が滅ぶことだけを待ちわびる朴槿恵の寝言のような妄言は、上昇の一途をたどる我々の威力に仰天して極度の不安と恐怖におびえる醜悪な対決悪女の最後のあがきにすぎない。

 かいらい一味が、荒唐無稽な「体制統一」を妄想し、米国を後ろ盾にして北侵核戦争の導火線に火を付けるなら、正義の統一大戦で挑発者を無慈悲に掃滅し、我々式の統一を遂げようというのが、我々の確固たる立場である。

 今回の訪問を通じても、朴槿恵逆徒こそ外部勢力に民族の利益を丸ごと売り渡した天下にまたとない国際娼婦であり、全同胞に不幸と苦痛ばかりを与える極悪非道な妖怪であることが、さらにことごとくあらわになった。

 こんにち、南朝鮮人民が、朴槿恵の顔を見ただけでも吐き気がすると呪い、さらなる災難に見舞われる前に一日でも早く退陣させなければならないと叫んでいるのは、あまりにも当然である。

 全同胞は、歴史と民族に拭えない万古無比の罪悪を働いている無知非道な朴槿恵逆徒を絶対に許さず、断固葬るたたかいに果敢に立ち上がるべきであろう。

 天下の大罪を積み重ねている朴槿恵逆徒に与えられるものは、歴史の峻厳な審判だけである。【朝鮮通信=東京】


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