拉致女性従業員との面談拒否する南当局を非難
−2016年7月20日−

 朝鮮強制拉致被害者救出非常対策委員会のスポークスマンは、南朝鮮かいらい一味が、被害者家族の「身の安全」を云々して強制的に拉致した我々の公民を引き続き外部と隔離しているのと関連して21日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 最近、かいらい一味は、民主社会のための弁護士会(民弁)をはじめとする南朝鮮各界の進歩団体と国連人権機関が集団拉致された我々の女性公民との面談を求めたことに対して、被害者家族の「身の安全」にかこつけて拒否したし、一方では人間のクズを押し立てて「自発的脱北女性」を公開すれば北にいる家族が危うくなるという悪態までつくようにしている。

 かいらい一味が、被害者家族の「身の安全」に言いがかりをつけるのは、自分らが働いた天人共に怒れる集団誘引・拉致蛮行の真相があらわになるのを阻もうとする荒唐無稽な詭弁である。

 我々は、被害者家族の切々たる要請に応じて彼らが板門店を通じてソウルへ行き、子どもたちと直接会えるようにするようかいらい当局に既に何度も強く求めた。

 いま、被害者家族は、かいらい一味が「自由意思による集団脱北」を騒いで我々の女性公民を引き続き強制抑留していることに憤激を禁じ得ず、子どもたちとの面会を再三要請している。

 にもかかわらず、かいらい一味が、拉致被害者家族の「身の安全」を云々するのは、彼らにたいする絶えがたい冒涜であり、尊厳あるわが共和国のイメージを傷つけようとする三文の値打ちもない謀略ラッパにすぎない。

 かいらい一味が、我々の公民を強制拉致していないなら、なぜ南朝鮮に連れて行って3カ月が過ぎたこんにちまで彼女たちを公開せず、国際人権団体の非公開面談の要求まで拒否しているのかというのである。

 先日、我々に摘発、逮捕されたかいらい情報院の手先の記者会見を通じても如実にあらわになったように、かいらい一味は、我々の住民を懐柔、欺瞞したり、誘引、拉致して南朝鮮に連れ去って「自発的脱北」であると世論をミスリードして反共和国謀略騒動に狂奔している。

 かいらい一味が、拉致した我々の公民を外部と隔離して不当に監禁している卑劣な行為を合理化するために、家族の「身の安全」に言いがかりをつける術策にしがみついても、国際テロ犯、人権犯罪集団としての醜悪な正体を絶対に隠せない。

 父母と子どもを生き別れにし、我々の公民を同族対決謀略劇のいけにえにしようとするかいらい一味の反人倫的で反民族的な特大の罪悪は永遠に許せない。

 かいらい一味は、我々の女性公民に加えている絶えがたい精神的・肉体的迫害と残忍な「帰順工作」劇を直ちに中止し、彼女たちを無条件共和国の懐に送還しなければならない。

 我々は、かいらい一味が働いた集団誘引・拉致犯罪の真相を徹底的にあばき、我々の公民の送還を最後まで実現するための積極的な措置を引き続き講じていくであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


inserted by FC2 system