8.15連席会議開催は不可能
−2016年8月2日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮半島の平和と自主統一のための北、南、海外の諸政党・団体、個別人士の連席会議北側準備委員会は2日、全文次のような公報を発表した。

 民族あげての統一大会合にたいする全同胞の期待と関心が日々高まっている時に、朝鮮半島の平和と自主統一のための北、南、海外の諸政党・団体、個別人士の連席会議北側準備委員会の協議会が2日、平壌でおこなわれた。

 北側準備委員会のメンバーと関係者が参加した。

 協議会では、北と南、海外で、これまで推し進めてきた連席会議の準備状況を全般的に了解し、連席会議を成就させるうえで提起される諸般の問題が討議された。

 協議会ではまず、我々の連席会議の提案が、全同胞の全幅の支持、賛同を呼んでいるなか、中国、日本、独立国家共同体(CIS)、欧州、カナダ、米国、オセアニアをはじめ、海外の各地域で準備委員会が結成され、去る7月27日には統一的な海外側準備委員会が組織されるなど、連席会議開催の準備で注目するに値する成果がおさめられたことについて通報された。

 また、南朝鮮で労働者、農民、青年学生、女性などの広範な各階層の団体と人士が、連席会議の提案を支持し、その成功のために積極的に努力していることが言及された。

 次に、連席会議の開催を願わない南朝鮮当局の悪辣な妨害策動によって、連席会議開催のための準備で重大な難関が生じており、特に、南側準備委員会が組織できず全民族共同準備委員会の結成が遅れていることについて指摘された。

 参加者は、我々の連席会議の提案が、北南間に数十年間持続してきた対立と反目、不信と敵対の関係を清算して統一のパートナーとしてともに手を取り、果敢な実践で自主統一の新たな歴史を開拓しようとする愛国愛族の一念に発したものであり、誰もこれを受け入れられない理由がないし、南朝鮮当局が我々の正当な提案を拒否して南朝鮮の各政党、団体、個別人士の連席会議開催のための準備を阻んでいるのは、何によっても合理化できない不当極まりない反民族的・反統一的行為であることについて一致して強調した。

 協議会では、内外の反統一勢力の妨害策動によって今年の8.15を契機に連席会議を開催するのが不可能になったが、北と南、海外の諸政党・団体、個別人士が参加する民族あげての統一大会合は何があっても成功されなければならないことについて強調した。

 差し当たり、8.15に連席会議の開催が難しくなった状況で、北・南・海外側が、連席会議推進のための実務会議を早急に開いて今後の活動方向を協議し、対策を講じていくことにした。

 北側準備委員会は、朝鮮半島の平和と国の自主統一を実現するうえで重大な意義をもつことになる連席会議を必ず開催するために南朝鮮と海外の各界各層との緊密な連携のもと、より積極的で忍耐強い努力を傾けていく確固たる意志を宣明した。【朝鮮通信=東京】


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