「北の核」はTHAAD反対世論を免れるため
−2016年8月11日−

 祖国平和統一委員会のスポークスマンは、かいらい一味がTHAADの南朝鮮配備に反対する内外の糾弾世論を免れるために我々に引き続き悪辣に言いがかりをつけているのと関連して11日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 最近、かいらい一味は、米国の侵略的なTHAAD配備に反対する南朝鮮各階層はもちろん、全同胞と国際社会の強力な抗議と糾弾に直面して、さらに窮地に追い込まれてもがいている。

 周知のように、周辺諸国と国際社会は、かいらい一味のTHAAD配備が朝鮮半島と地域の情勢に及ぼす影響について厳かに警告し、それに反対し、排撃している。

 特に、内外世論は、THAADという怪物を南朝鮮に引き入れようとするかいらいを「米国の間抜けな手先」「米国が打つ碁石」などと辛らつに嘲笑、糾弾しており、かいらい内部でも「THAAD問題によって外交的難局をまねいた」「史上最悪の外交的受難」という非難が連日上がっている。

 これは、民族の尊厳と利益は眼中になく、米国にこびへつらって反民族的行為ばかりに明け暮れているかいらい一味の体質的な親米・事大根性、極悪な親米・事大政策がもたらした当然の帰結である。

 事実、米国との恥ずべき主従関係が70余年間持続している南朝鮮で、主人の承認を抜きにした統治支配層のいかなる恣意的な行動や決心など想像もできないし、また、絶対に許されもしない。

 自分の父である「維新」独裁狂がなぜ米国の腹心が撃った銃弾を浴びて非業の死を遂げたのかをよく知っている朴槿恵が、権力の座につくや否やオバマの懐に入ってあらゆるこびを売って忠犬になることを盟約したというのは、周知の事実である。

 このような親米逆徒が、何かにつけて鼻持ちならない顔を出してTHAAD配備を我々の「脅威」に対処した「自主的決断」であるかのように描写していることこそ呵々大笑することである。

 現在、世界の人々は、米国と既にTHAAD配備を密約しながらも内外世論を恐れて論議したことはないと言い張った逆賊一味が、いまになって「国益のための措置」だの何のと青筋を立てたことにたいして驚愕を禁じ得ない。

 THAADの南朝鮮配備が朝鮮半島と周辺諸国を制圧するための米国のミサイル防衛(MD)システムと直結しており、米国主導の三角軍事同盟の構築を促してこの地域で覇権を掌握しようとする米国の戦略的企図と関連しているというのは、米政府の公文書と専門家によって公にされた事実であり、国際社会もこれについて一様に共感している。

 朴槿恵が騒ぎ立てる「国民のため」とは、すなわち、「米軍保護用」を覆い隠そうとする饒舌であり、「不可避な措置」もやはり主人の覇権戦略に追従するしかない植民地手先の屈辱的措置を粉飾しようとする苦しい弁明以外の何物でもない。

 南朝鮮の各階層がTHAAD配備によって多くの生命と安全が危うくなったと叫んでいるのに、唯一朴槿恵だけが「国民のため」であると強弁しているとし、逆徒の鉄面皮な妄動に唾を吐いているのはあまりにも当然のことである。

 THAADの事態で四面楚歌になった朴槿恵一味が、いくらその責任を共和国に転嫁しようと必死になってもそのような猿知恵にだまされる人は一人もいないし、米国にへつらって朝鮮半島と地域の平和に重大な脅威をもたらした極悪な親米売国犯罪を絶対に覆い隠せない。

 見ものは、かいらい一味が、「北が核、ミサイルを放棄すればTHAAD配備を放棄する」だの何のと自分らが意のままにできるかのようにうとましく振る舞っていることである。

 チュチェ朝鮮の自負であり、誇りである自衛的核戦力をかいらい一味がくず鉄の塊にすぎないTHAADの類いであえて取り引きしようとすることこそ、相手も知らず、身の程も知らない間抜けの狂ったたわ言にほかならない。

 国と民族の尊厳であり、誇りである我々の自衛的核抑止力を米国の手先である朴槿恵一味が口にすることから笑止千万な妄動であって、絶対に許されない。

 かいらい一味は、この世で最も正当で威力があり、深遠な我々の並進路線についてしっかり学んで口を動かすべきである。

 我々の核は米国ではなく、それよりも大きな国でも絶対に取り引きの対象になり得ないというのをかいらい一味は、はっきりと認識しなければならず、あちこちをうろついて「北の核」を云々しても無駄な苦労であることを銘記する方が良かろう。

 もともと、米国が座れと言えば座り、伏せろと言えば伏せる、徹底的な現代版奴隷、主人が汚水もジュースであると言えばためらわずに飲む間抜けな手先がまさに、かいらい一味である。

 このような天下の親米逆賊が、米国のTHAADを引き入れても大しておかしなことではなく、事実上それよりもひどい逆賊行為もためらわなくなっている。

 米国に心臓も肝もすべて差し出して民族を怒らせ、人類を脅かすこのような植民地手先が国際社会から侮辱と屈辱を受け、孤立と排斥を受けているのは避けられない宿命である。

 特等の親米毒蛇である朴槿恵が権力の座についている限り、南朝鮮全域が米国の侵略的な核戦争陣地に転落し、南朝鮮の人民はより危険な死の淵に追いやられるのは火を見るよりも明らかである。

 全同胞は、日増しに重大になる米国の北侵核戦争策動を防ぎ、朝鮮半島と地域の平和を守るために民族の恥であり、国際社会の災いの種である朴槿恵一味を断固葬るべきであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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