朝鮮中央通信によると、６．１５共同宣言実践（6・15実践）北側委員会、南側委員会、海外側委員会は15日、６．１５共同宣言実践民族共同委員会のアピールを発表し、次のように指摘した。

　わが民族が、日本帝国主義侵略者に奪われた国を取り戻した歴史のあの日からいつしか71年になった。

　長期間の不屈の血のにじむたたかいで日帝から国を取り戻しはしたが、わが民族は外部勢力によって二つに分かれて長々70余年間、民族分裂の苦痛を経ており、祖国統一を実現していない。

　わが民族の完全な自主権が実現し、強固な平和が保障され、富強繁栄する統一祖国を建設することに民族の明るい未来がある。

　６．１５実践民族共同委員会は、同胞のこのような統一の念願を先頭で実践していくかたい意志を改めて表明し、全同胞に熱烈に呼びかける。

　国の統一問題をその主人であるわが民族同士力を合わせて解決していこう！

　分裂と対決を強要する内外の反統一勢力のあらゆる策動を退け、全同胞の団結を実現していこう！

　朝鮮半島で恒久的で強固な平和を実現していこう！

　平和を実現せずには自主統一を遂げられないし、統一を遂げずには平和を永遠に守れない。

　同胞の生活の場であり、子孫万代が幸福を享受する三千里の国土で戦争の惨禍が繰り返されるのを絶対に許せない。

　朝鮮半島の平和を脅かす合同軍事演習をはじめ、戦争対決策動を中止させ、強固な平和体制の樹立のために積極的に努力していこう！

　６．１５実践民族共同委員会は、今年の祖国解放71周年を迎えてソウルで、北、南、海外の各階層の代表が参加しておこなうことにした民族共同行事が内外の反統一勢力の同族対決と妨害策動によって開催されなかったが、内外の各界各層の接触と統一会合を実現するために引き続き先頭に立って努力していくであろう。

　民族共同行事とともに、労働者、農民、青年学生、女性、学術、言論、宗教など階層別、部門別、地域別の団体との多面的な接触と往来を積極的に推し進めていこう！

　北と南の各政党、社会団体の多様な接触と民族あげての統一大会合を実現するために積極的に努力していこう！

　開城工業地区、金剛山観光をはじめ、北と南が共同の努力を傾けてもたらした統一と平和繁栄の貴重な結実を一日も早く元通りにし、空路、陸路、海路を再び開いていこう！

　内外の反統一勢力の分裂と対決政策を排撃し、わが民族が力と知恵を合わせて和解と協力、平和と統一の道を切り開いた経験と成果にもとづいて、こんにちの難関と困難を克服していこう！

　民族分裂と戦争対決を終わらせ、強固な平和と自主統一の扉を開け放とう！【朝鮮通信＝東京】