自主統一のための米軍撤退闘争呼びかける
−2016年9月8日−

 朝鮮中央通信によると、祖国統一汎民族連合(汎民連)の北側・南側・海外本部は8日、共同決議文を発表し、次のように指摘した。

 米帝侵略軍が、「解放者」の仮面をかぶって神聖なわが祖国の南の地に入った時から長々71年の歳月が流れた。

 汎民連の北側本部、南側本部、海外本部は、民族分裂の元凶であり、統一の最大の障害物、わが民族がえているあらゆる不幸と苦痛の禍根、朝鮮半島の平和を脅かす根本要因である南朝鮮占領米帝侵略軍をこの地から追い出し、国の自主統一と民族繁栄の新時代を先頭に立って開いていく高い意志を抱いて次のように決議する。

 1.汎民連は、三千里の祖国の領土から一日も早く米軍を追い出し、民族の完全な自主権と強固な平和を実現するたたかいの先鋒に立つであろう。

 民族自主、反戦、平和の聖戦に立ち上がった全同胞のとうとうたる気概に日を追って悲惨になっているのがまさに、こんにちの米国の醜悪な姿である。

 汎民連は、米帝がわが民族に働いた永遠に許せない大虐殺蛮行と反人倫的犯罪をことごとく明らかにし、この地で働いた侵略と戦争の血のにじむ罪悪の歴史を告発する積極的な活動をおこなっていくであろう。

 わが同胞が暮らすすべての場所で米軍撤退闘争の炎をさらに激しく上げるであろう。

 2.汎民連は、内外の反統一勢力の無分別な戦争挑発策動を断固粉砕していくであろう。

 汎民連は、朝鮮半島で軍事的緊張を激化させ、同族対決を唆す米国とその追従勢力の各種名目の合同軍事演習と核戦争装備の搬入をはじめ、武力増強策動を少しも許さないであろう。

 わが祖国の南の地に巣くっている憎むべき米軍基地と戦争装備をすべて撤収させ、各種の生物・化学兵器の搬入と実験で同胞の生活の基盤を荒廃化させた代価を払わせるたたかいの炎をさらに激しく上げていくであろう。

 これとともに、米国の北侵戦争策動に積極的に追従し、同族対決に血眼になって狂奔する反統一保守勢力の極悪な親米事大と戦争挑発策動を断罪、糾弾する積極的な活動をおこなっていくであろう。

 3.汎民連は、全民族の大団結を力強く推し進めていくであろう。

 民族の団結した力は、この地で平和を守るための最も威力ある武器であり、自主統一運動の原動力である。

 汎民連は、国の平和と統一問題解決の主人であるわが民族が団結すれば、この地から米軍を追い出し、自主的平和統一を遂げられるという確固たる信念と楽観、力強い度胸と自信をもって内外の各界各層との幅広い連帯と団結を積極的に実現していくであろう。

 歴史的な祖国統一の3大憲章と6.15共同宣言、10.4宣言を不変の旗印として高くかかげ、民族挙げての統一大会合を一日も早く開催するたたかいを積極的におこなっていくであろう。

 民族内部の問題、統一の問題に介入し、北南間の不信と対決を激化させて自分らの不純な侵略の目的を実現しようとする米国の狡猾な分裂・離間策動にさらに警戒心を高め、断固粉砕するであろう。

 汎民連は、内外の全同胞がわが民族同士の旗印のもとにかたく団結して祖国の領土から米帝侵略軍を追い出し、自主統一と平和繁栄の新時代を開く民族挙げての反米聖戦にこぞって立ち上がることを熱烈に呼びかける。【朝鮮通信=東京】


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