国連事務総長は米国と南朝鮮当局の政治手先
−2016年9月24日−

 祖国平和統一委員会のスポークスマンは、国連事務総長が南朝鮮の親米保守勢力と結託して反共和国制裁騒動の先頭に立って狂奔していることに関連して24日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 最近、国連の潘基文事務総長が機会あるたびに、我々の正当な核弾頭爆発実験に悪辣に言いがかりをつけ、米国と朴槿恵一味をはじめ、追従勢力が起こす極悪非道な反共和国制裁圧殺騒動の忠実な手下の役を買って出ている。

 我々が核弾頭爆発実験を断行した直後、国連事務総長の職権を乱用して異例の単独記者会見まで開いて「ずうずうしい国連決議違反」だの「最も強い言葉で非難する」だのと騒ぐ一方、多くの公式の席で「北が世界の安保を脅かしている」「北の追加挑発を防ぐために国連安全保障理事会が速やかな措置をとらなければならない」などの極めて不純で不穏当な妄言もはばかることなく吐いた。

 さらに、親米屈従と同族対決に狂って朝鮮半島と地域の情勢を最悪の状態に追い込んだ万古無比の逆賊朴槿恵にたいして「北の核にうまく対応している」だの何のの鼻持ちならない賛辞まで並べて世界をあぜんとさせている。

 これは、潘基文がたとえ国連事務総長であると大きな顔をしてはいるが、実際は初歩的な公正さも、事理を判別する理性的な思考力もなく、もっぱら、米国とかいらい一味の機嫌をとってその強盗さながらの要求に盲従、盲動する三文の値打ちもない政治手先であることを明白に示している。

 彼について言えば、米国が以前から手なずけて育てて国連事務総長に押し立てたし、徹底的に背後操縦している高級スパイであることは周知の事実である。

 彼が主人の後援を受けて事務総長の座についた後の10年間、国連が米国とその追従勢力の強権と専横がはびこり、弱小国にたいする侵略と不正義が合法化される最も無能で無気力、腐敗、堕落した国際機関に転落したのは決して偶然ではない。

 西側メディアさえも、潘基文が業務能力に大変乏しくて重要な国際問題にたいして何の定見も示せず、米国と強大国の顔色ばかりをうかがう「最も無能な総長」「驚くほど有名無実な人物」「史上最悪の事務総長」であると非難したのは偶然ではない。

 特に、潘基文は、米国とその追従勢力の対朝鮮敵視政策に全的に追従し、国連をその堂々たる加盟国であるわが共和国に反対する不純な政治舞台として悪用してきた対決狂信者である。

 潘基文の任期中、数件の「対北制裁決議」がでっち上げられ、我々の人権問題に公然と言いがかりをつけて「北朝鮮人権決議案」の採択だの「北朝鮮人権事務所」のソウル設置だの何のの反共和国謀略騒動が絶えず起きた。

 それにも満足せず、任期切れが迫るこんにちになってまで、いわゆる「核先制攻撃」だの「斬首作戦」だのとわが共和国の尊厳と自主権を重大に侵害し、朝鮮半島と地域の情勢を極端な危険に陥れている米国とかいらい一味を庇護して、彼らと相づちを打っているのは、彼の反民族的で反統一的な正体をさらに明白に示している。

 事実、潘基文が誰かによってどんな経路で国連の首長の座についたにせよ、仮にも朝鮮人で民族の魂と良心が少しでも残っているなら、全同胞が切実に願う北南関係の改善と祖国統一のためにわずかな努力でも傾けてしかるべきである。

 ところが、むしろ国連事務総長の帽子を極悪非道な反朝鮮対決行為に悪用しているのだから、これこそ、全同胞が許せない民族反逆行為であり、恥ずべき売国的罪悪にほかならない。

 いま、潘基文が、国際社会でわが共和国に反対する雰囲気をさらに助長するために先頭に立って狂奔している不純な目的は他にあるのではない。

 今年末に任期が切れる潘基文は、南朝鮮に帰って来年におこなわれる「大統領」選挙に出馬すると言っており、既に自分の政治的野望を公開した。

 しかし、何の支持基盤もなく政治的に無能であるだけでなく、南朝鮮の現実もよく知らない彼としては、主人の米国と朴槿恵にいっそうすり寄るほかなく、彼らに言われるがままに操り人形にならざるを得なくなっている。

 しかし、このような愚かな所見と笑止な妄動がもたらすのは、彼が願う「大統領」の帽子ではなく、同胞と民族の厳しい審判であることを知るべきである。

 いま、南朝鮮の各階層は、潘基文にたいして全斗煥独裁「政権」時に金大中の動向を内偵する「スパイ」の役を演じた奸商、初歩的な信義も知らないつまらない背信者であり、朴槿恵一味の天人共に怒れる日本軍性奴隷問題の「合意」とTHAADの配備妄動さえも口を極めてたたえる骨髄に徹した親米・親日保守分子であると強く糾弾している。

 すべての民心が潘基文に「第2の朴槿恵」であると断じ、彼が「大統領」になるというのはもう一つの災いを意味すると一様に糾弾するなか、保守勢力内でまでも「潘基文必敗論」を主張して反対しているのはあまりにも当然のことである。

 我々は、彼が権力に目がくらんで国連事務総長の帽子をかいらい大統領の帽子にかえようと日えまいと関知しない。

 しかし、潘基文が、国連の舞台を背景に米国の徹底した手下、かいらい親米保守勢力の操り人形になって反共和国制裁圧殺策動の先頭に立ってきた万古無比の罪悪についてはことごとく計算している。

 もし、彼が醜悪な政略的打算ばかりを優先させて朴槿恵親米保守一味と結託して我々にたいする制裁劇に引き続き加担し、意地悪く振る舞うなら、その代価をたっぷり払うしかないということをはっきりと認識すべきである。

 内外の一様な糾弾、排撃にあって生ける屍も同然の朴槿恵逆徒のスカートに巻き込まれて得るものとは民心に見捨てられ、辱めを受けるだけであることを肝に銘じ、軽挙妄動しない方が良かろう。

 我々は、厳しい視線で潘基文の今後の行動を引き続き注視するであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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