汎民連結成26周年共同声明
−2016年11月20日−

 朝鮮中央通信によると、祖国統一汎民族連合(汎民連)の北側本部、南側本部、海外本部は20日、共同声明を発表し、次のように指摘した。

 内外の全同胞が自主統一と民族繁栄の新時代を開くための荘厳な大進軍を力強く進めている激動の時期に、我々は汎民連結成26周年を迎えている。

 民族の自主的尊厳を守り、和解と団結、平和と統一の新時代を開こうとする同胞の志向と愛国愛族の炎はいま、活火山のように激しく燃え上がっている。

 汎民連の北側本部、南側本部、海外本部は、自主統一の先鋒隊、民族大団結の旗手らしく熱く噴出する同胞の統一愛国の心と意志を一つに合わせ、平和と自主統一の活路を先頭で開いていく意志をさらにかため、次のように宣明する。

 1.汎民連は、祖国統一の3大原則と両北南共同宣言を統一運動の生命線としてさらに高くかかげていくであろう。

 汎民連は、内外の各界各層とかたく手を握り、祖国統一の3大原則と両北南共同宣言を尊重し、その履行のためのより積極的な活動をおこなっていくであろう。

 わが民族の内部問題、統一問題にたいする外部勢力の干渉と専横を徹底的に排撃し、民族の自主的尊厳と利益を売り渡すあらゆる反民族的売国行為を阻止する民族あげての運動を先頭に立って推し進めていくであろう。

 2.汎民連は、内外の反統一勢力の無分別な戦争対決策動を断固阻止していくであろう。

 同胞の生活の基盤が外部勢力とその追従勢力の戦争対決策動によって核戦争の場に変わり、わが民族がそのいけにえになるのを絶対に許せないというのが民族皆の一致した主張であり、くじけない意志である。

 わが同胞と周辺諸国の一様な反対にもかかわらず、朝鮮半島の南側地域にTHAADの配備を強迫し、時々刻々と核戦争の危険をもたらしている米国の極悪な軍事的妄動を粉砕し、この地から米軍を撤退させるたたかいに全民族を力強く奮い起こすであろう。

 汎民連は、南側の現保守「政権」が最悪の統治危機を脱するための活路を軍事的緊張の醸成と戦争挑発に求めようとすることに警戒心を高め、外部勢力との「軍事同盟」強化と屈辱的な「協定」締結に反対する大衆闘争を果敢におこなっていくであろう。

 3.汎民連は、民族あげての統一大会合を必ず開催して北南関係の改善と国の平和、自主統一の新たな局面を開くために先頭で努力するであろう。

 北と南、海外の諸政党・団体、個別人士が幅広く参加する民族あげての統一大会合を開催して民族の総意を合わせ、こんにちの緊迫した戦争の局面を克服し、祖国統一と平和繁栄の新時代を開こうというのが全同胞の一様な要求である。

 差し当たり、汎民連南側本部は、北と海外で民族あげての統一大会合のための準備委員会が結成されたのに伴い、南側で各界各層を幅広く網羅した準備委員会を速やかに組織する積極的な活動をおこなっていくであろう。

 我々はこの機会に、北南関係の改善と祖国統一を志向する内外の各政党、団体、人士が民族史の荘厳な新時代を開くことになる民族あげての統一大会合の開催のためにこぞって立ち上がることを熱烈に呼びかける。【朝鮮通信=東京】


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