南朝鮮の「独自制裁」は悲惨な終末早める
−2016年12月4日−

 朝鮮中央通信によると、民族和解協議会(民和協)は4日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 天下を揺るがした我々の核弾頭爆発実験の爽快な雷鳴は、自主と正義を志向する世界の進歩的人民には勝利の信念と勇気を百倍にし、米国を首魁とする不純な敵対勢力には滅亡の恐ろしい恐怖と絶望を与えている。

 この世のすべての不正義の勢力を一撃で掃討する先軍の核の爆風に肝をつぶした罪悪の群れが必死にあがいている。

 そのなかでも、最も憎らしいのが、不法無法の対朝鮮「制裁決議」をでっち上げた主人の米国にむやみに便乗して「独自制裁」を叫ぶ朴槿恵一味の妄動である。

 国連で「制裁決議」なるものが採択されるなり、待っていたとばかりに午前0時を過ぎた真夜中に記者会見なるものを開いて「歓迎」だの「里程標となる措置」だの何のと醜態を演じたかいらいは、「制裁決議」の履行を先頭で牽引すると大言を吐いて「独自制裁案」なるものを発表する茶番を演じた。

 かいらいは、わが党と国家の最高指導機関と中核活動家をあえて制裁対象に追加したのをはじめ、自分らの境遇と能力ではできもしない雑多な内容を「独自制裁案」に盛り込んだ。

 朴槿恵一味の「独自制裁」発表劇は、居酒屋の納屋のほこりだらけのクモの巣で青空を飛ぶタカをどうにかしようというのも同然の愚かな妄想である。

 いま、北南関係は、朴槿恵一味の極悪非道な対決策動によって、いかなる人的・物的往来も全面遮断された状態にある。

 あえて、北南間に行き来するものがあるなら、空気も凍る軍事境界線の鉄条網の上を飛ぶ渡り鳥だけである。

 このような北南関係の現状で何の効果も得られない荒唐無稽極まりない「独自制裁」を騒ぐかいらいの醜態こそ、寺の石仏も呵々大笑する行為にほかならない。

 実質的に、今回の「独自制裁案」なるものをでっち上げようと頭を悩ましたかいらい情報院と国防部、統一部、外交部をはじめ、謀略機関の間抜けでさえ「既に講じられる措置はすべて講じた」「いくら絞り出しても象徴的な意味しかない」とため息をついているありさまである。

 南朝鮮メディアも、南北関係が断絶された状況で「手のひらで空気をつかむようなもの」「乾いたタオルを絞る水準」であると酷評している。

 朴槿恵一味が騒ぐ「独自制裁」なるものは事実上、自分で自分の首を絞める愚鈍な自害行為にすぎない。

 北南関係の全面遮断によって莫大な被害を受けているのも南側企業であり、国土を二つに分けた軍事境界線によって、空路、海路、陸路がすべてふさがった人為的な「島」で、時々刻々天文学的な損失を被っているのもまさにかいらいである。

 朴槿恵一味は、我々が既に南朝鮮がなくてもいくらでも生きていけるが、南朝鮮が我々に背を向けてどう生きていくのか見守ると堂々と宣言したことを想起してみる必要がある。

 便所の紙にも劣るものを振り回して制裁ラッパを吹く朴槿恵とその一味の醜悪なざまは、南朝鮮全域を覆う巨大なろうそくの海によって、いまにも死にそうで息も絶え絶えの哀れな境遇でも北南関係に大きな傷をつけ、我々に報復しようとする対決狂の断末魔のあがき以外の何物でもない。

 かいらいが、つまらない言葉遊びにすぎない「独自制裁」の類いでわが軍隊と人民が選択した正義の道を阻めると考えるなら、それ以上の妄想はないであろう。

 東方の核強国としてそびえ立ち、無限大の宇宙空間を意のままに征服していく宇宙強国の誇らしい威容を全世界にとどろかして、自主、自立、自衛の威力で日々興るわが軍隊と人民は、敵対勢力の「独自制裁」であれ、集団制裁であれ、追加制裁であれ、どんな制裁と圧力も容赦なく粉砕して勝利の進路に沿って疾風怒濤のように進むであろう。

 流れる時間は、敵対勢力の制裁騒動が、わが軍隊と人民をどれほど発奮させ、どれほど驚くべき奇跡的な出来事をもたらすのかをはっきりと見せることになるであろう。

 かいらいが同族対決に牙をむいてあがくほど、それは自分らの恥ずべき破滅をさらに促すだけである。

 数日前におこなわれた朝鮮人民軍前線砲兵部隊の砲兵隊集中砲撃演習は、わが革命武力の無慈悲な攻撃にわめく者、悲鳴を上げる者もいないよう瞬時に死体の山になる朴槿恵一味の悲惨な末路を予告している。

 わが軍隊と人民は、同族対決の第一線で悪行の限りを尽くしてる黄教安、金寛鎮、韓民求、李炳浩、尹柄世、洪容杓をはじめ、悪質対決狂信者と青瓦台、セヌリ党、国家情報院、統一部、外交部などかいらい統治機関を制裁程度ではなく民族反逆の群れ、汎民族的売国集団として跡形もなく一掃するであろう。

 朴槿恵とその一味は、意地悪な強情、無駄な妄動にすぎない制裁劇が逆賊の群れの悲惨な終末を早める自滅行為になることをはっきりと知るべきである。【朝鮮通信=東京】


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