朴槿恵の罪悪は歴代「新記録」
−2017年2月12日−

 朝鮮中央通信によると、民族和解協議会(民和協)は12日、告発状を発表し、次のように指摘した。

 朴槿恵こそ、罪名と内容や、その結果と規模でもこれまで悪名をはせた歴代のかいらい執権者と比べものにならない罪悪の「新記録」を立てた天下の悪女である。

 民和協は、罪深い体を切り裂かれる悲劇の時刻の1分1秒を苦痛ととともに送っている朴槿恵逆徒が、どうして民族に見捨てられて「息をするミイラ」となり、民心の峻厳な審判を受けることになったのかという凄絶な教訓を民族の歴史のページに記すためにこの告発状を発表する。

 朴槿恵逆徒は、権力の座についた初日から分裂と売国を固有のなりわいにして、その前例を見ないあらゆる悪事を働いた。

 見たことも聞いたこともなく、意味不明な「朝鮮半島信頼プロセス」「ドレスデン宣言」「統一テバク(大当たり)」など、朴槿恵特有の奇怪な考案品についてもそうである。

 朴槿恵のように朝鮮語と外来語をごちゃ混ぜにしてどの辞典にもない単語で民族の統一の熱望を愚弄し、冒涜した者はかつていなかった。

 大勢に逆行して、さまざまな汚名が掃きだめのハエのように無数につきまとう朴槿恵は、スカートに刀を差した現代版のドンキホーテと呼ばれている。

 これまで、同族にたいする病的な拒否感と世界一の朝鮮式社会主義制度の優位性にたいする恐怖感にとらわれて、あえて公の場には出られず、真っ暗な所でどうのこうのとラッパを吹いた連中もいる。

 しかし、唯一、朴槿恵だけは、天も恐れず無謀な客気を振りまいてならず者行為をためらわなかった。

 反共和国ビラ散布劇で北南対決を極大化し、狂的な心理・謀略放送の再開で同族にたいする誹謗中傷に熱を上げたばかりか、笑止千万にも「平壌進撃作戦」「平壌攻略後の統治計画」の類いのシナリオまで作り、さらには「斬首作戦」なる天下非道の行為まではばからないのがほかならぬ朴槿恵とその一味である。

 実に、10余年間もごみ箱に押し込まれていた「北朝鮮人権法案」を引っ張り出して、あくまでも強行的に捏造し、誰それの「人権問題の深刻さ」だの「生活の質の改善」だのの狂ったラッパを吹いたばかりか、しまいには「国際社会が武力介入できる根拠」をつくらなければならないという毒舌まで吐いたのも青瓦台の悪女である。

 開城工業地区は、統一の一路で北と南があらゆる産みの苦しみを果敢に、賢明に乗り越え、大事に抱き上げた民族共同の申し子である。

 しかし、天下の悪女である朴槿恵は、開城工業地区の息の根を止め、完全に破綻させて眉一つ動かさなかった。それでも足りず、開城工業地区を閉鎖した時から程なくして「金融制裁」だの「海運制裁」だのの「対北独自制裁」劇で、かろうじてつながってきた北南間のすべての接触と往来のチャンネルさえことごとく断ち切る犯罪的蛮行を働いた。

 朴槿恵には、南朝鮮の歴代為政者はもちろん、世界のどの国の親米分子にもない特別な「功労賞」がある。

 勲章が功労による受勲の印であるなら、朴槿恵が受けたこの勲章でない「勲章」は、米国産の怪物であるTHAADの配備と直接つながっている。

 朴槿恵は、内外にこれ見よがしに、先行の「政権」もためらっていたステルス戦闘機F35A、地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)、高高度無人偵察機グローバルホーク、原子力空母と原子力潜水艦、戦略爆撃機など「6大戦略資産」のような最新戦争手段を手当たり次第に引き入れて南朝鮮を米国の核戦争前哨基地にいっそう転落させた。

 朴槿恵は、親日売国に狂って誰もあえて思いもしなかった非道な行為をはばかりなくおこなった。その端的な実例がまさに、深く激しい恨みを抱いている日本軍性奴隷被害者の霊魂さえ親日の取引で売り渡したことである。

 南朝鮮が、公安統治、情報統治、ファッショ独裁がはびこる第2の「維新」時代になったのは、徹頭徹尾、「維新」独裁者の子孫である朴槿恵のせいである。

 セウォル号沈没事件は、偶発的に起きた不慮の災難ではなく、徹頭徹尾、朴槿恵によって人為的に生じた特大型の惨事である。

 南朝鮮で社会団体の強い抗議、糾弾を呼んでいるかいらい当局の歴史教科書改悪劇といえば、李明博逆徒でさえ「歴史教育強化」の美名のもとにそれを試みた末についに放棄したし、「国定教科書制度」復活については、とうてい思いもよらないことであった。

 しかし、朴槿恵は、青瓦台に居座るや否や、必死に歴史教科書改悪劇にしがみついた。

 こんにち、南朝鮮全土を覆っている憤怒した民心のロウソクの大河は、「朴槿恵・崔順実スキャンダル」の一面を暴露した一つの報道が起こした予想外の事態では決してない。

 それは、歴史にかつてなかった変事で南朝鮮を世界の嘲笑の種にして経済と民生を破綻させ、北南関係を完全に台無しにした朴槿恵逆徒にたいする南朝鮮人民の積もり積もった恨みと怒りの爆発である。

 同族対決と事大、売国、独裁と反人民的悪政に明け暮れてきた歴代のかいらい統治者の末路は一様に悲惨であった。

 罪悪の「新記録」ばかり立ててきた大罪人である朴槿恵逆徒は、罪深い先任者が経なければならなかったそのすべての苦痛と苦しみをすべて合わせても比べられない最も悲惨で凄絶な「新記録」級の破滅を迎えるしかない。

 最大の犯罪者に最も峻厳な懲罰がくだされるのは、過去の歴史が示す厳然たる真理である。

 天下の重罪人である朴槿恵が悲惨な終末を告げる最後の時刻が、いままさに迫っている。【朝鮮通信=東京】


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