南当局は関係改善、統一に対する態度明白にせよ
−2017年2月17日−

 朝鮮中央通信によると、民族和解協議会(民和協)は17日、公開質問状を発表し、次のように指摘した。

 歴史的な7.4共同宣言発表45周年と10.4宣言発表10周年に当たる今年に自主統一の大道を開いていく一つの志向と熱望で、北と南、海外の全同胞の胸は激しく高鳴っている。

 しかし、唯一南朝鮮当局だけは、我々の誠意ある提案と呼びかけにあくまで背を向けて民族の統一志向に逆行し、同族対決に余念がない。

 民和協は、我々の愛国愛族の呼びかけにたいする南朝鮮当局の立場と態度を全民族と国際社会の前で明白に確かめるためにこの公開質問状を送る。

 1.南朝鮮当局には、北南間の緊迫した軍事的衝突と戦争の危険を解消しようという我々の現実的な提案を受け入れる用意がないのか。

 北南間の軍事的衝突と戦争の危険を解消するのは、平和と統一に進む出発点であり、全同胞の差し迫った要求である。

 にもかかわらず、南朝鮮当局は、我々の提案にたいして、その真意を吟味もせず、むやみに「偽装平和攻勢」「誠意のない欺瞞的対話攻勢」であると罵倒している。

 問うが、南朝鮮当局は、偽装ではない真の平和のために年頭から外部勢力と結託して酷寒期戦術訓練、ミサイル警戒訓練など各種の北侵戦争演習をおこない、3月には米国とともに史上最大規模の「キー・リゾルブ」「フォールイーグル」合同軍事演習を強行しようとするのか。

 南朝鮮当局は、北南関係の改善か、あるいは破局か、軍事的対決状態の解消か、あるいは激化かというこの厳かな問いに明白に答えなければならない。

 2.南朝鮮当局は、民族あげての統一大会合を実現することに関する我々の提案を引き続き中傷し、歳月を無為に送るつもりなのか。

 我々は、歴史的な4月南北連席会議と6.15の時のように、北南当局を含む各政党、団体と内外の各界各層の同胞が一堂に会して虚心坦懐に意見を交わせば、十分に北南関係の改善と統一問題の解決の活路を開いていけるものと見て民族あげての統一大会合を提案した。

 これにたいして、南朝鮮当局は「統一戦線戦略」「南南対立誘導戦略」であると中傷している。

 もしも、南朝鮮当局が「南南対立」を騒ぎ立てて民族あげての統一大会合の実現を引き続き拒否するなら、みずから民心に見捨てられた統一の障害物、大河の泡も同然の存在であることを自認することになるであろう。

 南朝鮮保守当局は、自分の立場を明白にしなければならない。

 3.南朝鮮当局は、外部勢力と結託して同族対決に明け暮れることが反統一事大・売国の罪悪になるのを果たして知らないというのか。

 全民族が一日千秋の思いで渇望する祖国統一がいまだに実現していないのは、全的に内外の反統一勢力の悪辣な挑戦と妨害策動のためである。

 南朝鮮の反統一・売国勢力は、真の民族の主敵も見分けられず、同族対決ばかりに明け暮れて民心の峻厳な審判を受けた朴槿恵一味の悲劇的な末路から教訓を得るかわりに、いまだに外部勢力に口を極めて追従して反共和国対決政策に引き続きしがみついている。

 いまからでも目を覚まして同族と手を取り合い、自主統一、和解、団結の道に進むのか、あるいは、外部勢力追従、同族対決で全民族の糾弾と排撃のなかで破滅を免れない反統一勢力として残るのか。

 南朝鮮当局が勇断をくだすときである。

 4.南朝鮮当局は、「制裁」と「圧力」の類いでチュチェ朝鮮のとうとうたる前進を阻もうというのがむなしくつまらない夢であることを悟る時ではないか。

 チュチェ朝鮮は、この世にまたとない自力、自彊の社会主義強国である。

 しかし、南朝鮮当局は、これまでもいわゆる「制裁」と「圧力」に未練をもって主人の米国と結託して我々を「崩壊」させようと愚かに振る舞っている。

 忠告するが、南朝鮮当局は百年、千年がたっても遂げられない荒唐無稽なつまらない夢から覚めて、いまからでも目を見開いて現実を直視すべきであろう。

 5.南朝鮮当局は、我々の愛国愛族の呼びかけに応じるのか、あるいは、あくまで民族の統一志向に逆行する道を行くのか。

 意義深い今年に民族の団結した力で自主統一の新たな局面を開いていこうという我々の呼びかけには、同胞の切々たる統一念願とその実現にすべてを服従させていこうとする熱い真心が込められている。

 南朝鮮当局が、我々の雅量と善意に背を向けて引き続き不純な反共和国謀略騒動と同族対決政策にしがみつくなら、それは民族の統一志向に逆行する永遠に許されない大罪になるであろう。

 犯した罪悪によって生ける屍扱いされている朴槿恵の悲惨な前轍を踏むつもりなのか、あるいは、民族の統一、繁栄のために共に手をとって北南関係の新たな歴史を記していくのか。

 民族自主か事大と売国か、民族の和解か対決か、平和か戦争か、南朝鮮当局は運命の岐路で賢明な選択をすべきであろう。【朝鮮通信=東京】


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