朴槿恵は最終弁論延期させても逆転できない
−2017年2月24日−

 朝鮮中央通信によると、民族和解協議会(民和協)は24日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 昨年初冬から南朝鮮全土でともされ始めた大衆的な反「政府」闘争のロウソクは、あらゆる不正義をすべて焼き尽くす巨大な活火山となって激しく燃え上がっている。

 朴槿恵とその一味は、各階層のキャンドル闘争が日々さらに拡大し、高まって最後の審判が迫るや、必死にあがいている。

 南朝鮮メディアによると、激怒した各階層の民心の厳しい気勢に押された「憲法裁判所」はこのほど、朴槿恵の弾劾審判を最短期日内に締めくくろうとする立場を示した。

 慌てふためいた青瓦台の雇用弁護団一味は、いわゆる「十分な審理」と「公正さ」を云々して「憲法裁判所」の最終弁論を延期すべきであると言い張る一方、弁護団全員の辞任も辞さないだの、朴槿恵が法廷に直接出て陳述することもあるだのの強弁と欺瞞術数、脅迫などあらゆる浅知恵を弄して何としても弾劾裁判を遅延させようと狡猾に振る舞っている。

 そのうえ、極右保守の連中を駆り出して朴槿恵弾劾棄却のための「国民抵抗本部」なるものまででっち上げ、対抗集会騒ぎを起こさせてソウル市内をならず者の修羅場にしている。

 その一方、朴槿恵と結託した「自由韓国党」の連中は、特大型スキャンダルの共犯としての本性をはばかることなくあらわし、特別検事捜査期間延長に反対する党の意見を採択して朴槿恵は罪がないだの、朴槿恵を守らなければならないだのと言い散らし、沸騰した弾劾世論を静めようと各方面で画策している。

 朴槿恵逆賊の群れのこのような断末魔のあがき騒動が大勢をひっくり返せない愚かでつまらない行為であるのは言うまでもない。

 民心に捨てられて窮地に陥り、党名変更のような三文の値打ちもない変身劇を演じて活路を求めてあがく「自由韓国党」一味と、頭が震え口もろくにきけない老いた保守の連中を唆して弾劾棄却世論を広めるからといって、果たして犯した罪悪が減って事態が逆転するであろうか。

 朴槿恵逆徒にたいする南朝鮮の各階層の極度の反感と憎悪は、昨日、今日に生じたものではない。

 南朝鮮全土を席巻する全人民抗争の炎は、ファッショ独裁と反人民的政策、事大、売国と同族対決に明け暮れてきた朴槿恵逆賊一味にたいする積もり積もった恨みと怒りの爆発である。

 にもかかわらず、朴槿恵とその共犯者は、罪の意識はおろか、自分らが犯した醜悪な罪悪をあくまで否定し、抵抗し続けてきたし、青瓦台の裏部屋で毎日のように謀議して証人を増やして追加申請する、特別検事と「憲法裁判所」に圧力をかけると言ってあがいたばかりか、逆徒の息絶える時刻が迫ると分別を失って狂ったように暴れている。

 重大視せざるを得ないのは、逆賊一味が窮地に陥るたびに使った常套の手法そのままに弾劾危機を免れようと青筋を立てて我々に言いがかりをつけ、「従北」ヒステリーを起こしていることである。

 青瓦台に唆された「自由韓国党」の朴槿恵の手先は、保守団体のキャンドル反対集会に参加して「従北勢力による弾劾政局が醸成された」「従北左派勢力を剔抉しよう」と扇動する一方、極右保守ごろつきは「憲法裁判所が従北勢力に占領された」「スパイがキャンドル集会に潜り込んだ」「朴槿恵大統領に反対する連中は皆、北の指示を受けるアカである」「戒厳令を宣布して銃で撃ち殺すべきである」との暴言までためらわず吐いて狂気を振りまいている。

 現実は、逆賊一味がともすれば「南南対立」だの何のと言ってそれを民族の和解と団結、北南関係改善のための同族の誠意ある提案に背を向ける口実にしているが、実際に南朝鮮社会をずたずたに引き裂いて自分ら内部の葛藤と対立を激化させた主犯は、ほかならぬ朴槿恵一味であることを示している。

 朴槿恵一味の姿こそ、狂犬も死ぬ時はふんを垂れ流して死ぬという格言をほうふつさせる。

 刻一刻と汚らわしい命が消えゆく息苦しいなかでも同族対決の悪習だけは捨てられず、「従北」を騒ぎ立ててあがく逆賊の群れの苦しくて鼻持ちならない振る舞いにどうして唾を吐かずにいられようか。

 狂犬の群れのように発狂する逆賊一味の「従北」のたわ言に耳を傾ける俗物は一握りにもならない保守の連中以外はどこにもいない。

 極右保守一味の弾劾反対騒動について言えば、何が正しくて間違っているのか判別する能力も、定見もない連中が朴槿恵、崔順実が与えるはした金に縛られてさらす哀れで卑屈な醜態であり、逆賊が不正に蓄財した金を受け取った犯罪者の茶番劇にすぎない。

 永遠にすすげない万古無比の罪を犯しても疎ましく厚顔無恥にも民心の峻厳な審判を免れようとあがく朴槿恵とその一味にたいする南朝鮮の各階層と全同胞の怒りと呪いは天を突いている。

 朴槿恵「政権」退陣非常国民行動、全国民主労働組合総連盟をはじめとする闘争団体は、保守一味の妄動を押さえ付けて逆徒を弾劾する恐ろしい力はほかならぬ各階層のキャンドル闘争にあるとし、ロウソクをさらに激しく燃え上がらせて最後のあがきをする逆賊の群れに無慈悲な鉄槌をくだす気勢に満ちている。

 各階層の市民団体とキャンドルデモ参加者の間では、もし「憲法裁判所」の判決で弾劾が棄却された場合、それに同意した裁判官は朴槿恵の共犯者として民心の峻厳な審判の場に立たなければならない、そして、激怒したロウソクの大河は、「弾劾結果にたいする承服」だの何のとして朴槿恵の退陣を求める民心を愚弄し、冒涜した政界を強打するであろうという強硬な声が激しく上がっている。

 外電は、朴槿恵が退かなければ南朝鮮は、政治的大混乱と経済沈滞の泥沼から抜け出せなくなるであろうと一様に評している。

 事態が示すように、朴槿恵の弾劾は、逆らえない歴史の必然、時代の要求であり、民心の命令である。

 朴槿恵の悲惨な終末は既に定まったし、保守一味の総体的破滅は変わらない宿命である。

 あらゆる不正義を燃やして新しい世界をもたらそうとする南朝鮮の各階層の強烈な志向と熱望は何によっても阻めないであろう。

 民心に正義があり、民心に逆行する者の行く末は歴史の墓以外にない。

 逆賊一味は、どんな断末魔のあがきでも破滅へと傾いた運命は救えないことをはっきりと知るべきである。【朝鮮通信=東京】


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